烏帽子岩(300m)

 ポイント
 烏帽子岳(364m)の南側に位置し、洞爺湖が望める。
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 札幌から国道230号線を走り、大原から洞爺湖の湖畔道路(村道132号線)を壮瞥方向へ向かうと、「北海道立洞爺少年自然の家ネイパル洞爺」(2012年に廃場)がある。少年自然の家(2017年現在更地)に向かって右側からはえぼし岩に登る登山道がある。
 国土地理院地図 周辺地図
駐車場から
 4月16日<2017(H29)年 往復3.066km 登り33 下り44>
 ネイパル洞爺の三角形の看板も無くなり、取り付き道路の入口にはバリケードが設置されていた。バリケードの近くに停めさせていただき中に入る。目指す烏帽子岩を眺めながら奥へと進んで行くと、地面から建物が引っこ抜かれたように窪んだ更地が目に入って来る。その奥に登山口があり、新しく解説板も設置されていた。登山口には「烏帽子岳登山口」となっている。
バリケード 烏帽子岩が 登山口 解説版
 登山口から入ると、「えぼし岩まで1430m」の道標がある。登山道は分岐になり、道標は無いが真っすぐ行くと岩場コースなので、大きく迂回するえぼしコースを辿る。分岐には「ラリーポイント3P」の看板が残置されている。方向が大きく変わり、一旦、烏帽子岩を見失うが、再び、烏帽子岩方向に登って行く。掠れてしまって読めない看板も立っていた。
道標 ラリーポイント3P 烏帽子岩が 道標
 道端に、ナニワズ、エゾエンゴサク、フクジュソウの咲く登山道を辿って行くと、道を塞ぐ倒木も現れる。
ナニワズ エゾエンゴサク フクジュソウ 登山道
 ロープが張られた岩場コースを横目で見ながら登って行くと大きく曲がるカーブの所から洞爺湖と中島が良く見える。どうやら、冒険コースの入口を見落として来たようだ。カーブを曲がると「ラリーポイント10P」の看板があった。登りが急になると木立越しに岩が見えて来る。道は直線的に延びていてロープも張られている。
中島 ラリーポイント10P 岩が 直線的な登り
 「ラリーポイント12P」の看板越しに岩が透けて見える。カーブの所には冒険コースの看板は無く「すべり台コース」の看板のみになっていた。冒険コースを覗くと結構藪になっていた。道が下りだすと、烏帽子岩の全景が見えて来る。岩の基部からは洞爺湖や中島が見えていた。
ラリーポイント12P すべり台コース 烏帽子岩 洞爺湖
 岩に出来るだけ近づいて岩を見上げ、裏側に回り財田方向を眺める。戻って岩と記念写真を写す。
岩の先端 岩の基部 裏側から財田 記念写真
 休み所も無いので、イワハタザオを眺めながら下って行く。下りは、冒険コースは藪なのでパスし、元来た「すべり台コース」から「岩場コース」を下って見る。岩場コースには道標は無いが、ロープが張られ、木立には木の名板が括り付けられていて登山道の名残がある。藪の中に「ラリーポイント6P」「ラリーポイント4P」の看板も残置されている。最後にえぼしコースのカーブの付け根に出る。
イワハタザオ 岩場コースへ ラリーポイント6P ラリーポイント4P
 
 10月10日<2008(H20)年 往復2.606km 登り35 下り44> 
 立派な施設の駐車場に停めさせていただいて、登山口を目指す。登山口には「烏帽子岳登山口」と書かれた看板がある。「烏帽子岳」の上まで登山道が延びているのかと期待を持たせてくれる。登山道に入ると、「えぼし岩まで1430m」の距離標識が出てくる。
 登山道は「←岩場コース えぼしコース→」の分岐に差しかかる。登りに急なコースを登ろうと「岩場コース」を選ぶ。「岩場コース」は結構急な岩場を登って行くが、抜けると「えぼしコース」に合流する。
登山口へ 岩場コースへ 岩場 岩コースを抜ける
 今度は更に急な「冒険コース」が分岐するが、躊躇無く「冒険コース」に足を踏み入れる。沢伝いの岩場で滑りやすいので、慎重に登って行く。見上げるような大きな岩の基部を通過したりしながら登って行くと、「すべり台コース」に出る。
冒険コースへ 大きな岩 岩場を(大×) すべり台コースへ
 駐車場から見上げた「烏帽子岩」が中々出てこないので、何処を歩いているのだろうと思っていたら、目の前に「烏帽子岩」が現われる。木立が邪魔で輪郭がはっきりしないが、近づくに従い紅葉した木立越しに尖った「烏帽子岩」が見えてくる。
 「烏帽子岩」の基部は開けていて「洞爺湖」が眼下に広がっていた。道路の延びている湖畔も紅葉した木立越しだが、眼下に広がっていた。
烏帽子岩が 烏帽子岩 洞爺湖 湖畔
 「烏帽子岩」からは「丸山」「三角点:美弥の眺」「少年自然の家」が眼下に見え、くすんだ湖面には「中島」が浮かび、薄っすらと水面に映えてもいた。まるで、「ひょっこりヒョウタン島」の島のようだと思うと、思いながら切り株に腰を掛けてココアを飲んでいると、ポツリと雨が落ちて来た。
                     ←大
丸山 美弥の眺  少年自然の家                中島     
 慌てて、下山の準備をして「烏帽子岩」の紅葉を写し、「烏帽子岩」を後にする。下山はなだらかな「すべり台コース」「えぼしコース」を下る。下山途中は結構な雨音がしていたが、森が厚いのか地面まで落ちて来なかった。その内に、雨は止み、再び「すべり台コース」の曲がり角で「中島」を望むことができた。後は、紅葉した林の中を下って行く。ヤマブドウの紅葉は真っ赤で綺麗だった。頭の上には「ヤマブドウ」や「コクワ」「またたび」の実がなっていて、所々に熟した実が落ちて良い香りを振り撒いていた。登山口近くには「イガグリ」も落ちていたが、見上げても栗の木は無さそうだった。
烏帽子岩の紅葉 烏帽子岩を後に 中島 ブドウの紅葉

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2017(H29)年4月16日(土) 曇り 往復3.066km 登り44 下り33 
 11:13バリケード前→11:16登山口→11:22分岐:えぼしコースへ→11:38岩場コース分岐通過→11:40分岐:すべり台コースへ→11:52冒険コース分岐通過→11:57烏帽子岩12:00→12:03分岐:すべり台コースへ→12:12冒険コース分岐通過→12:14分岐:岩場コースへ→12:26分岐:えぼしコースへ→12:30登山口へ→12:33バリケード
 2008(H20)年10月10日(金)  曇り一時雨 往復2.606km 登り35 下り44
 10:36駐車場→10:43岩場コースへ→10:54えぼしコースへ合流→10:57冒険コースへ→11:08すべり台コースへ→11:11烏帽子岩11:22→11:24冒険コース分岐→11:32冒険コース分岐→11:34岩場コース分岐→12:01岩場コース分岐→12:06登山口