羊蹄山(1898m:後方羊蹄山(しりべしやま)・蝦夷富士・マッカリヌプリ
   真狩岳(三角点:1892.74m) 北山(雲泉
三角点:1843.42m)   OK
比羅夫コース 真狩コース 喜茂別コース 京極コース

 ポイント
 展望は最高、噴火口も必見に値する。雪融け時期には幻の湖が火口に現れる。
 比羅夫コース:ルートが多様に取れる。登山口にキャンプが可能、半月湖散策も
 真狩コース:羊蹄山の表玄関的存在で、ルートが多様に取れる。登山口に立派なキャンプ場があり、近くに温泉もある。
 喜茂別コース:直登ルート 登山口が分かり難い
 京極コース:直登ルート トイレ無し 京極町から希望者に登山証明書が送付される。登山口近くに温泉あり。
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
真狩コース 

 アクセス
 真狩村の「羊蹄自然公園」を目指して岩内洞爺(道道66号)線を走り、「特産販売センター」の近くにある公園の大きな看板から曲がる。中に入って行くと「運動公園」「真狩物産館」「キャンプ場」等の立派な施設がある。
 キャンプ場のトイレのある駐車場(左側)に停める。登山口はさらに砂利道を奥に行く(登山口には10台以上駐車できるスペースがあるが現在は閉鎖中)
 国土地理院地図 周辺地図
ユリ園より
  6月1日(火口壁時計回り) < 2002(H14)年 登り5:14 下り3:40>    北の山游詩:白竜の湖
物産センター 羊蹄自然公園入り口 奥の登山口へ 登山口
 登山口から暗い森を登ると、森の中にはツクバネソウやエンレイソウが咲いていた。暗い森も何時の間にか明るくなって来る。
暗い森の中を行く ツクバネソウ エンレイソウ 森が明るくなる
 タチツボスミレやコウライナンテンショウ、シラネアオイ、クルマバソウが咲き登山道を飾る。
タチツボスミレ コウライナンテンショウ シラネアオイ クルママバソウ
 南コブ分岐を過ぎると,針葉樹に変わって広葉樹が多くなる。カラマツソウやマイズルソウも咲いてきた。まだ、木が茂ってないので、隣の尻別岳や昆布岳、ニセコの山々、洞爺湖が見えるところがある。
南コブ分岐(大×) カラマツソウ マイズルソウ 尻別岳を望む
 下から大声で歌を歌いながら登って来る一行がいた。どうやら、外人のようだが、自然保護憲章では「ラジオなど鳴らしながら歩かない」とあるが、外人には理解できないだろう。まもなく、外人さん夫婦と付き人2人に追い越される。外人は半そでズボンをまくって半ズボン状の姿だった。どうして元気なんだろうとつくづく思う。途中で、外人の付き人の一人が岩の上でバテていた。その後、ひたすら登るが、洞爺湖は終始見える。シマリスも物欲しげそうにこちらをうかがっていた。
サンカヨウ イチゴ 洞爺湖を望む シマリス(大×)
 六合目を過ぎるとダケカンバ帯になり、大きな木や岩が目立つようになる。八合目からはハイマツが目立だってきて、トラバースしながら雪崩斜面を横切って行く。道端にはミヤマエンレイソウも咲いていた。
大きな木が目立つ 岩が目立つ 八合目雪崩斜面 ミヤマエンレイソウ
 雪崩斜面には岩場で良く見かけるイワハタザオが咲いていた。雪崩斜面をトラバースして行くと目の前にニセコの山々が見えて来る。頂上はすぐそこに見えるが、まだ高度差がありなかなか着かない。ハイマツの中には綺麗な鳴き声の鳥が囀っていた。やっと、九合目に着くと九合目は羊蹄小屋の分岐にもなっていた。
イワハタザオ 九合目へトラバース ニセコの山々を 九合目、小屋分岐
 羊蹄小屋を見ながら登って行くとコブがあり、ピークに立ってみると見晴しが良い。ようやく頂上方向を望むことができた。ピークでは先ほどの外人さんご夫婦と付き人1人が、脱落した1人を心配そうに待っていた。われわれに付き人がどの辺にいたか聞いてきたので、かなり下でしたと伝え先を行く。道端に咲くキバナシャクナゲを見ながら登って行く。
羊蹄小屋 九合目上のコブ(大×) コブから頂上を キバナシャクナゲ
 一息入れながら振り返ると、九合目のコブ越しに真狩市街が見えていた。九合目の上は「薬草ケ原」と呼ばれているお花畑だが、登山道が残雪で隠れている。雪の下はツガザクラが顔を出しているところもあり、保護のためにも、なにか目印が欲しいところだった。
 火口壁に着くと、父釜と呼ばれる大火口が覗ける。直径700m、深さ200m、周囲5kmと言われるだけあって見応えがある。この時期にしか見られない、雪融け水が溜まってできた沼が見えた。神秘的な雪融沼を堪能していると、沼の近くで何か動くものがあった。良く見ると二人の人間だった。何と無粋な人達だろうと、憤慨する。国立公園内でもあり、登山道を逸脱した行為は許せない暴挙だと思うが、なんとも出来なかった。
 ここまでで、相棒が疲れ果てているので、行ける所までという約束で、上りやすい時計回りで行動する。始めに、天気の良い避難小屋跡に向う。
九合目上のコブを 火口壁(大×) 火口の雪融沼 避難小屋跡へ
 避難小屋跡は布基礎だけになっていた。真ん中の分岐からは火口が良く見えた。比羅夫コースの分岐に向かう途中、子釜の中を何気なく見ると、何かが動いた。また、人が入っているのかと呆れるが、動物だった。ねずみ色のウサギのように見えるが大きさが半端でなく大きかった。キツネを太らせ尻尾を丸くしたくらいの大きさに感じた。エゾユキウサギといわれるウサギだろうか?母釜は残雪があるが、水が溜まっているのか確認しないまま、比羅夫コースの分岐に向う。
避難小屋跡(大×) 真ん中の分岐 比羅夫コースの分岐 後:母釜、前:子釜
真ん中の分岐からのパノラマ写真
                     ←大
             母釜              子釜
                     ←大
                         父釜                                    小屋跡
 火口中央道にはコメバツガザクラやミヤマキンバイが咲いていた。比較的なだらかな火山灰の登山道を登って行くと、岩場になり京極コースの1893mピ−ク(三角点:真狩岳)に達する。ここには10人規模の登山者がいたので、1898mの山頂を目指すことにする。火口の中には相変わらず二人の不審者がいた。外人は左回りをしてきた。奥さんともう一人の付き人はどこかで休んでいるのか一緒ではなかった。
コメバツガザクラ ミヤマキンバイ 京極山頂 雪融沼
 山頂からは父釜の火口壁越しに昆布岳やニセコ連峰が見渡せた。
           ←大
昆布岳               ニセコ連峰
 少し雲が邪魔だったが、余市岳、定山渓天狗岳、無意根山、恵庭岳、昆布岳、尻別岳、洞爺湖などが見えた。隣の尻別岳を見ながら昼食とする。頭の上だけ黒い雲が浮いていた。
                     ←大
                                余市岳   定山渓天狗岳 無意根山   恵庭岳 尻別岳
 帰りはアップダウンのある岩場の痩せ尾根を下る。時には洞爺湖を見ながら火口壁の岩場を辿る。
山頂 喜茂別分岐 洞爺湖を見ながら下る 火口壁を下る
 岩場の火口壁を登ったり下ったりしながら辿って行くと、最後のコブは火山灰になり、それを下ると火口壁の分岐に着いた。これで、時計回りに一回りしたことになる。
 薬草ケ原はタチグリで楽しむ。岩場は洞爺湖を見て、トラバースしながら下る。
火口壁を登る 岩場を抜ける(大×) 薬草ケ原(大×) 洞爺湖を見ながら下る
 途中でもう2時は過ぎているのだが、運動靴で登ってくる若者がいた。どこまで行くのか心配だった。
 =真狩温泉考=
 大人600円、石鹸、シャンプー、ドライヤ付き。露天風呂有り(蚊やブヨに注意)。季節の果物野菜等あり。イチゴは美味かった。
喜茂別コース

 アクセス
 登山口は札幌から来ると276号線を京極に向けて走り、留産の右カーブで左折し真狩と京極を結ぶ道に入ると右側にある。林道は砂利道だが良い道で、奥にゲートがあり左側に駐車場できる。
 9月13日 <1998(H10)年 登り4:10 下り2:25>
 駐車場所から林道を辿る。所々に林道を串刺しするように登山道が付いている。林道を登って行くと道の真ん中に、フライパン大の大きな糞とフランクフルトソーセージ大の糞を見つける。大きな動物のようだ。一瞬、熊か思ったが、ニセコと羊蹄山には熊がいないことになっている。さらに、進むと林道のそばにも落ちていた。
 登山道は林道の左側にあり、ここから沢伝いに登って行く。登る途中で、定山渓天狗岳、無意根山、風不死岳、樽前山、恵庭岳、昆布岳、洞爺湖などが見えてくる。尻別岳は直ぐ側に見えて来る。9合目から瓦礫が多くなり、木々が無く展望が開けて来るはずだが雲の中に入り何も見えなかった。
 山頂にたどり着くと、雲がながれ晴れ間が出てくる。1898mの山頂標識で記念写真を撮し、岩場に移動し父釜と記念写真を撮し合う。
1898m頂上(大×) 岩場(大×) 父釜と記念写真(大×)
 岩場で、火口を見ながら昼食とする。ハート型の父釜、火口壁越しに、母釜、北山、小釜を見る。昼食後、余りに天気が良いので昼寝をしてしまう。
           ←大
             父釜                                母釜 北山 小釜
 奇岩を撮し、火口を最後に見て、下山を開始する。
奇岩(大×) 火口を
 帰りに、大きな糞のあった所を通過する際に、気になったので、愛棒と距離をおいて、私が先に下がった。すると、藪を漕ぐ大きな音がした。私は道を真っ直ぐ見ていたので、どこで音がしているのかわからなかった。
 愛棒は後ろで距離があったので、林道の側溝から笹藪に大きな黒い動物が逃げ込んだのを目撃した。羊蹄山には熊はいないと言われているので、何だったか今でもわからない。音から判断して、結構大きな笹藪をかなりのスピードで移動できる動物のようだった。当日は沢で工事をしていたので、安心してはいたが、逆に、残飯あさりも考えられる。
比羅夫コース 真狩コース 喜茂別コース 京極コース

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 真狩コース
 2002(H14)年6月1日(土)
 晴れ 登り5:14 下り3:40
 7:04登山口→7:29南コブ分岐→7:37二合目→7:44二合目半→8:29四合目→9:38六合目→10:10七合目→10:32八合目→10:56九合目→11:26火口壁→11:41小屋跡→11:46分岐→11:58分岐→12:11京極山頂→12:18頂上12:54→12:32火口壁→13:48九合目→14:11八合目→14:25七合目→14:48六合目→15:09五合目→15:32四合目→15:55三合目→16:05二合目半→16:09二合目→16:10南コブ分岐→16:23一合目→16:34登山口(一周8:54)
 喜茂別コース
 1998(H10)年9月13日(日)
  曇り、霧 登り4:10 下り2:25
 8:08駐車場→38登山口→2:11ロープ→56九合目→25頂上(1898m)→18九合目→34ロープ→1:10登山口→33駐車場