手稲温泉跡地蔵菩薩

 ポイント
 以前、手稲区のHPには「祥龍寺(しょうりゅうじ)。現在、境内に1番から26番の観音様が祭られています。一番の如意輪観音(にょいりんかんのん)像の台座には大正8年5月寄進とあり12人の寄進者の名が刻まれ、以下25体の台座にも、それぞれに2人から3人の名が刻まれています。」並びに「2年ほどかけて20数体の観音様を見つけることができました。傷んでいるものは直し、どうしても見つからなかった分は造り、真妙寺の境内に再現したのだそうです。」と記されていた。内容に少し矛盾点はあるが重要な情報源になる。
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 祥龍寺(手稲区稲穂2条1丁目) Google Map
 「祥龍寺」の境内に、それらしき地蔵菩薩は表に「一番」裏に「大正8年5月●」となっているので、この地蔵菩薩なのだろうか。地蔵菩薩の右側に6人の寄進者の名前が刻まれている(左側は見なかった)。門の脇にも地蔵菩薩が鎮座しているが、どうも違うようだ。その他の地蔵菩薩は見当らなかった。
祥龍寺 一番と絃鳳? 一番 門脇の地蔵
 一番目の地蔵菩薩は「眞妙寺」と「祥龍寺」にあるが、台座から判断すれば「祥龍寺」の方が昔の感じがする。大きさから判断すれば、「祥龍寺」の一番と「眞妙寺」の三十三番が昔の地蔵ではとも思われる。
 医王寺眞妙寺(手稲区富丘4条4丁目5-1 現在は富丘浄苑) Google Map
 「富丘浄苑」の西側には建物の壁に沿って、一番から三十三の地蔵菩薩が並んでいた。
1〜33番 1〜4番 5〜8番 9〜12番
 どの地蔵さんが「手稲温泉(光風館)」周辺に安置されていたのだろうと思いながら、見入るが分らず終いだった。
13〜16番 17〜20番 21〜24番 25〜28番
 三十三番目は一回りも二回りも大きい地蔵菩薩で、最後は一般的な地蔵さんだった。振り向けば、「三十三ケ所霊場」の標石があり、並んで「医王寺眞妙寺」の碑、「産神」と地蔵さん、「馬頭観音」碑が鎮座していた。
29〜32番 32番 33番 番外 三十三ケ所霊場 産神と馬頭観音

散歩路もくじ1へ     手稲歴史散歩へ      北の探歩訪へ

 二人の散歩路記録
 2008年11月26日、28日