手稲鉱山産業遺跡

 ポイント
 昭和46年に閉山した手稲鉱山は、手稲区のHPていねっていいね「星置川や滝の沢川に沿って1,200戸あまりの社宅が建ち並び、学校、病院、郵便局、交番も建設され、鉱山地域だけで1つのまちが形作られていました。昭和11年(1936)の手稲村の人口は約6千人でしたが、昭和16年(1941)には約1万3千人と、2倍以上に増えています。戦後間もないころ、金山神社は乙女の滝の向い側にあり、毎年6月には手稲神社から神主を呼んでいました。」と記載されている。半世紀前に一つの町が消えた跡には何が残っているのだろうか。
 滝ノ沢コース(H21.4.17)

 アクセス
 星置駅から国道5号線、札樽道(高速道路)を越えて金山の手稲西小学校方向へ行く。学校を過ぎて右側に「手稲山北尾根ルート」の案内板が立っている。更に奥に進むと、「宮町浄水場」の方へ下る道がある。
 国土地理院の地形図 GPSトラックは「山の地図帖2009.4.17」へ 周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 「宮町浄水場」から「滝ノ沢川」右岸沿いの遊歩道を辿ると、「乙女橋」の袂に「手稲山北尾根ルート」の案内板が立っている。途中に採石場の道路に出ないように「私有地のため立入禁止・乙女ノ滝0.9km・札幌市」の看板も立っていた。引き続き、遊歩道を辿ると、砂防ダムの肩から採石場の道路に出る。橋の近辺には看板や道標が乱立している。要約すると、「私有地に入るな」「金山口から0.4km地点」「乙女ノ滝まで0.5km」と言うことだ。「滝ノ沢川」に架かる橋を渡ると、鉱山跡(地点@)が顔を出す。その上を見上げると、コンクリートの構築物(地点A)が見えていた。この山の上には有刺鉄線(地点B)もある。
 今度は左岸沿いの林道(兼遊歩道)を辿って行くが、直ぐに、監視小屋とゲートが見える。つるつる滑るタイヤ跡を避けて、砂利道を登って行くと、石垣(地点C)が現れる。
鉱山跡@ 構築物A 有刺鉄線B(’07) 石垣C
 この道の両側にはカマド跡(地点D)や布基礎(地点E)が目立つ。中には大きな釜を嵌め込んだと思われる円形のカマド跡(地点F)も見られる。
カマド跡D 布基礎E カマド跡F
 「滝の沢橋」を渡ると立派な「エコマネジメント(株)手稲事業所」の建物があり、その奥にトンネルがあった。ここで道は分岐になるので、北尾根の遊歩道にあがる連絡路を登って行くと、「産業遺跡(三ツ山)」の選鉱場と思われる構築物が現れたり、コンクリートの朽ちかけた建物が現れる(2009.4.4)。
トンネル(’09.4.4) 三ツ山?(’09.4.4) 上から(’09.4.4) 建物跡(’09.4.4)
 分岐から真っ直ぐ、滝ノ沢川を渡って行くと川側に大きな壁が現れる。ここから上は遺跡がなさそうなので、戻る。再び、「滝の沢橋」を渡り下って行くと。右側に石垣に囲まれた大きな遺跡が目に付く。重要な施設跡だったような雰囲気があり、数個錆びた換気扇があり、傍には下に降りる取っ手の付いた穴もある。
大きな壁G 石垣に囲まれたH 錆びた換気扇H 入口H
 最後に、穴を覗くが奥が深そうだ。再び、下って行くと水槽(地点I)のようなコンクリート枠や朽ちかけたカマド跡(地点J)が現れる。
入口H 水槽?I カマド跡J
 途中、金山神社があったという乙女の滝方向へ下りて見ると、かなり大きな基礎部分や石垣が現れる。ここが金山神社跡なのだろうかと思うが何も無い。来たついでに、乙女の滝を見に行く。滝を見ながら、昔は子供達の喚声がコダマしていたのだろうかと想像する。耳を澄ましても私には滝の音しか聞こえないが、滝の音の中に子供達の喚声が聞こえる人もいるかもしれないと思いつつ滝を跡にする。
水槽?I 基礎 石垣の縁を(’08) 滝面(’08)
 金山コース(H15.2.22)

 アクセス
 国道5号線から、暁星橋(札樽道の陸橋)を渡る。
 国土地理院の地形図 周辺地図
 金山の山腹に手稲からも見える気になる建物がある。過って栄えた手稲鉱山の選鉱場だが、一度見て見たいと思ってゲートから中に入らせていただく。地元の人が犬の散歩をしているようで足跡が付いていた。沢にはコンクリートで造った壁が見えて来る。目の前が開けだすと、待望の選鉱場が見えてくる。その建物は予想していた以上に大きく産業遺跡に相応しいものだった。選鉱場の奥には、岩が剥き出しの岩山が見えてくる。
金山のゲート 構築物 選鉱場 岩山
 場内の砂防ダムは真新しいもので、土砂流出に睨みを利かせているようだった。更に、奥に進むと塞がれた坑口も見えて来る。何時の間にか、登ったようで石狩湾と平野が広がったいた。目の前には、沈殿池と思われる丸い池が見える。山腹には、鉄製の通路を残した格好の坑口跡み見えていた。
砂防ダム 坑口跡 丸い池 坑口跡

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 二人の散歩路記録
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