冷水山(鹿ノ谷702.6m) ![]() |
コース | スキー場 | 末 広 | 常 盤 (林道) |
石炭の 歴史村 |
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直 登 | 反時計 |
スキー場コース |
ポイント 天気が良ければ太平洋と日本海が望むことが出来そうだ。登山道は自然消滅してしまったので、スキーコースを自由に繋げて登る。スキー場の山としては変化に富んでいる。ワインディングロードには厳島坑口がある。 |
アクセス ホテルMTレイスイの奥に進むと第二駐車場があり、そこに停める。志幌加別川には豆電球で飾られた「幸橋」が架かっている。登山はこの橋から始まる。 国土地理院地図 周辺地図 |
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反時計回りコース |
5月20日 <2007(H19) 登り1:20 下り1:00>
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スキー場の看板を見ながら、今日は反時計回りに回ろうと愛棒と話しあい、スウインギングAラインからワインディングロードに繋いで登ることにする。早速、山に向かって右側のスウインギングAラインに向かう。ピステには朝露いっぱい溜め込んだルピナスの輪葉が日の光を受けて、ピカピカと光り輝いていた。だたの水玉とは思えない輝きは、「ルピナスの雫」と呼んでも過言でないくらい綺麗な水玉だ。ピステはまるで宝石箱をひっくり返したような華やかさがある。花弁が舞っていたので、見上げると青空の下に桜が咲いていた。より綺麗な「ルピナスの雫」を探しながら下を向いて登っていたので、桜の花を見逃すところだった。一息入れながら振り返ると、馬追山が一望された。馬追山が褶曲山脈で、いずれ日高山脈になるというが、それまで人類が生存しているだろうか等々と話しながらまた登って行く。 |
ルピナスの雫 | 桜(大×) | ルピナスの雫 | 馬追山を |
突然、茶色の兎が現れゲレンデを横切り藪に消えた。高度が上がると、目の前の鳩ノ巣山と三角山に囲まれた夕張を見渡せるようになる。南側には鬼首山と雨霧山が望まれた。山頂を見上げると、山頂直下の化石の崖が見えて来た。 |
鳩ノ巣山と三角山に囲まれた夕張 |
突然、茶色の兎が現れピステを横切り藪に消えた。高度が上がると、目の前の鳩ノ巣山と三角山に囲まれた夕張を見渡せるようになる。ピステを上がって行くと、右側から林道が合流してくる。地図に常盤から描かれている林道のようだ。 |
鬼首山と雨霧山 | 山頂直下 | 林道が | エゾエンゴサク(大×) |
ゲレンデの藪際は成り立ての春で、まだ、エゾエンゴサクが咲いていた。また、道が分岐し奥へ辿ってみるとアメダスの施設だった。山頂直下の崖は相変わらず脆そうな岩が露出していた。崖の上にはスカイステーションが、岩壁越しに鬼首山が望まれた。 |
アメダス | 山頂直下の崖 | 崖越しに鬼首山を | 鐘の鳴る丘 |
愛棒は直登せず鐘の鳴る丘の鐘を鳴らしに行く。鐘の鳴る丘の奥には林道やボタ山が見え来た。山頂直下の露岩を見ながら登って行くと真っ白な夕張岳が顔を出していた。近くの山陰にはボタ山も覗いていた。 山頂標識は無く、三角点が鎮座している。三角点はがっちりコンクリートでガードされている。 |
山頂直下の露岩 | 夕張岳 | ボタ山 | 三角点 |
山頂からは南側が立ち木でブラインドになるが西側を見渡すと、雨霧山を始め、馬追山、夕張市街。鳩ノ巣山、旭町ダムが手に取るように見える。 |
雨霧山 馬追山 夕張市街 鳩ノ巣山 旭町ダム |
東側は北から三角山、ボタ山(石炭堀の残滓)、芦別岳(一部)、夕張岳が望まれる。 |
三角山 ボタ山 芦別岳 夕張岳 |
山頂から下りて奥へ辿ると、スカイステーションが建っている。スカイステーションの奥には辛うじて鬼首山が望まれる。昼食には間があり、風があり寒いので山頂周辺を散策して歩く。スカイステーションの広場には、以前二人で登った木があり、また登ろうと誘うが断られた。 下山は北側の「EXP/カービングコース」を辿ると、夕張岳が良く見えた。石炭の採掘で出たボタ山も散見される。少々荒れ気味のピステには、また、ルピナスの水玉が日の光に輝いていた。旭町第一・第二ダムも正面に見えるようになると、崖と思える急斜面のピステを下ることになる。 |
スカイステーション | 夕張岳 | ルピナスの雫 | 旭町第一・二ダム |
急斜面のピステを慎重に下り、下り切って余裕が出たのでピステを見上げる。この急斜面のピステを下りずに辿れる作業道がないかと探しながら下って行くと、途中に道があるので辿って見る。そこには、スキー場の取水装置と思われる施設が沢に設置されていた。沢は綺麗な流れで、雪が消えたばかりの景色だった。朽ちて苔生したバルブがあり時の流れを感じる。沢には鹿の角も落ちていて別世界の風情があった。 |
急斜面のピステを | 綺麗な沢 | 朽ち苔生したバルブ | 鹿の角 |
10月25日 <2021(R3) 登り1:24 下り48>
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駐車場で愛棒に見送られ幸橋を渡り、登山届のあったロープウェイ山麓駅に向かう。山麓駅で登山届を出そうとポストを探すが無いので、登山道に指定されているワインディングロードを辿って行く。末広の分岐からカーブして辿って行くと、370と418のコブの間に差し掛かる。418のコブは陽の光を浴びて奇麗な紅葉だった。ここから厳島坑口を探しながら登って行くと、左手の藪の中に坑口を見付ける。坑口は殆ど埋まっていたが、坑口の前には木の切株が並んでいた。 |
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RW山麓駅 | 朝霧 | P418の紅葉 | 厳島坑口 |
厳島坑口を過ぎると、左手にスインギングDラインが分岐し、418のコブに登れそうだったが、真っ直ぐ登って行く。民有林道冷水線と接する所に、468のコブがあったので、少し藪を漕いで登ってみた。戻って、林道を並行に延びるピステを登って行く。林道側は崖になっていて、落下防止用のネットが張られていた。468のコブを振り返ると、その奥に鬼首屋山と雨霧山が見えていた。 |
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P468 | 林道と並行 | フェンス沿い | 鬼首・雨霧 |
第4ペアリフトの山頂駅が見えて来る。以前は、この辺りで登山道が合流したはずだと思いながら山頂を見ながら登って行く。パノラマラインの奥に山頂が見え出す。第2クワッドリフトの山頂駅を過ぎると、直登するか作業道を辿るか迷うが、作業道を登って行く。 |
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第4ペアリフト | パノラマライン | 山頂が | 第2クワッド |
山頂直下の南側の崖を眺めようと近づいてみるが、以前よりも草に覆われ荒々しさは無くなっていた。崖の縁を登って行くと山頂に上がってしまう。山頂には真っ白な芦別岳と夕張岳が待ってくれていた。 |
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南側の崖 | 崖の傍を | 芦別岳 | 夕張岳 |
夕張を中心に、左には雨霧山、背後には馬追山、目の前に鳩ノ巣山と旭町ダム群が見られた。 |
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雨霧山 馬追山 夕張市街 鳩ノ巣山 旭町ダム |
鳩ノ巣山から右手に、三角山(夕張炭山)、幌向岳、手前にボタ山、平らな幾春別岳の陰に芦別岳が見られた。 |
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鳩ノ巣山 三角山 幌向岳 ボタ山 幾春別岳 芦別岳 |
半分隠れた芦別岳と真っ白な夕張岳が遠くに望まれる。 |
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幌向岳 ボタ山 芦別岳 夕張岳 |
コンクリートでガードされた三角点:鹿ノ谷の傍には、ベンチがあった。高松地区の方角には、黒っぽいズリ山も見られた。山頂から愛棒に電話をすると、幸橋で白いマスクを振っていると言うので、上からは赤い帽子を振り返した。お互いの姿を確認したので、下山を開始する。ゴンドラ山頂駅には寄らずに、北に延びるカービングラインを下ることにする。カービングラインに入る広場の隅に、民有林道冷水線と繋がっている登山道を探すが、藪が濃くなってしまったのか見当たらなかった。カービングラインのピステに入ると、夏草が茂っていて、春先の状況とは違っていた。夏草の生い茂る中を、シカ道を辿って下って行く。573のコブまでは、比較的平らだったが、その下は崖のように感じる。 |
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三角点 | ボタ山 | ゴンドラ山頂駅 | カービングライン |
下りながらピステを見上げると、人工降雪機が2台見えていた。平らになりだすと市街地も見えて来る。紅葉も一段と鮮やかになる。 |
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人工降雪機 | 市街地 | 紅葉 | 紅葉 |
林を抜けると、レーサーズとダンシングコースのリフトが山頂に向かって延びていた。目の前には鳩ノ巣山や夕張市役所とその上の三角点:昭和も見えて来る。 |
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レーサーズとダンシング | 鳩ノ巣山 | 夕張市役所 |
鮮やかな紅葉を眺めながら、下って行くと、幸橋の上で愛棒が手を振っていた。旧登山口を眺め、ミステリーハウスの横を下って終わる。 |
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紅葉 | 幸橋 | 旧登山口 | ミステリーハウス |
コース | スキー場 | 末 広 | 常 盤 (林道) |
石炭の 歴史村 |
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直 登 | 反時計 |
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二人の山行記録(遊びの時間を含む) 2021(R3)年10月25日(月) 晴れ 往復5.850km 登り1:24 下り48 7:56幸橋→8:01末広分岐→8:14厳島坑口8:24→8:40P468→9:07分岐→9:30山頂9:34→9:50P573→10:10作業道へ→10:22幸橋 2007(H19)年5月20日(日) 晴れ 登り1:20 下り1:26 8:03幸橋→9:06林道分岐→9:12アメダス→9:23山頂10:01=10:42取水装置へ寄り道11:10=11:27幸橋 |