小樽の坂     

 ポイント
 詳細は広報小樽連載「おたる坂まち散歩」に掲載されています。広報内で神田坂のリンクに間違いがあり、404 Not Foundになりますが、https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020102700187/lの最後の1を消して検索し直すと、神田坂のページになります。
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 1.励ましの坂  Google Map
手宮公園横から
2021.10.8
手宮駅舎
2012.6.26
 旧手宮線遊歩道の北側始点に手宮駅舎がある。その近くから、媒田山に延びる祝津山手線を、小樽稲荷神社に向かって上る坂。
 坂の上からは、天狗山が見える。手宮公園には駐車場や公衆トイレがある。
 2.団子坂 <2021(R3).11.18> Google Map
 団子坂の下には三角堂があり、二体の石仏が鎮座している。左側の台座には子守地蔵尊と刻まれている。板の看板には御室仁和寺と辛うじて読み取れる。団子坂は、そこから菁園中学校の横に延びている。明るくなった舗装道路を上がって行くと、小樽軟石で造ったのか、石倉が見える。車が上れるのかと疑いたくなる急な舗装道路も切れて、急に道が狭くなる。
三角堂 菁園中学校 石倉 舗装が切れて
 坂の上に上がると、桜ヶ丘球場越しに天狗山がが見えていた。坂の上の道は小樽公園に行く道だった。海側からは、平磯岬方向が見える。とても生活道路とは思えないが、桜ヶ丘球場に行く近道で、良く通ったと懐かしく思いながら下って行く。
天狗山が 小樽公園へ 坂の上から 坂を下る
 3.職人坂 <未踏> Google Map
 4.十間坂 <2021(R3).10.8> Google Map
十間坂 荒巻山の割目 割目から
 手宮仲通りから荒巻山に向かって上る坂で、防火帯としての役割もあることから、道幅が十間(約18m)と広い。
 上部は、生活道路となり、荒巻山の割目に突き当たる。
 5.三本木急坂  Google Map
 堺町本通りが入船通りと交差し、三本木急坂と名前を変える。今は三本木坂と呼ばれている。坂の下にオルゴール堂、途中には海陽亭がある。坂の上では住吉線、赤坂、山ノ上の坂と交わっている。道標も完備されている。
オルゴール堂
2011(h23)4.6
海陽亭
2014(H26)2.8
坂の上
2021.11.8
坂の上の道標
2021.11.8
6.外人坂 Google Map
 <2011(H23).4.6>
 外人坂の冬はどうなっているのだろうと、水天宮から覗いてみたら、人の歩く幅だけ雪が無くなっていた。手摺がないので、転がったら大変なので、愛棒と電車ごっこ状態で下って行く。
雪の外人坂 振り返る 平地から
 平地になり振返ると、結構な坂だと感じる。
 昔、名前の由来になったように、外人がスキーで滑っていたらしいのだが。
 <2002(H14).10.28>
 水天宮から外人坂を下って行くと赤防と白防が近づいて来る。外人坂は急な坂で冬にはとても登ることは出来ないと思いながら、坂を振返り見上げると、石垣に花が咲いていた。
外人坂を下る(大×) 赤防と白防が 外人坂を見上げる 石垣の花(大×)
 急な坂の石垣を振り返り見上げながら下って行く。下るに連れて、展望が開け、海と町並み、万華鏡の様なルタオとオルゴール堂が見えていた。
石垣を見上げる 外人坂を振り返る 海と町並み 万華鏡とオルゴール
 7.五百羅漢の坂<2003.8.15> Google Map
 小樽潮陵高校前の道を直進すると、細い五百羅漢の坂になり、丘の上に五百羅漢で有名な宗圓寺が見えてくる。宗圓寺前からは赤岩山が良く見える。
小樽潮陵高校 宗圓寺 赤岩山を望む
 境内の中を覗くと観音さんが鎮座ていた。五百羅漢は解説板だけを見て帰る。坂の途中から、母校が見えていた。
境内へ 奥に観音様が 解説 母校が
 8.船見坂  Google Map
 小樽駅から三角市場の中を下って行き、国道沿いに出て山側に辿ると、船見坂が見える。勾配15°の急な坂を登って行くと、洒落た街灯のある袴線橋を渡る。坂はまだまだ続き、途中で、船が見えるかと振り返るが海だけだった。更に、登って行くと道がカーブしてしまい、実質、最高位置になる。そこからは、埠頭と船の一部が覗けた。
船見坂
2011.4.6
袴線橋
2011.8.31
船見坂の途中
2011.8.31
船見坂最高位置
2011.8.31
 9.長昌寺の坂 <2021(R3).11.18>  Google Map
 平磯公園から銀鱗荘の前を通って下って行くと、熊碓山長昌寺の境内からはみ出したイチョウの大木がある。坂を見上げると銀鱗荘が見える。
 無雪期には、景色の良い坂だが、積雪期には大変な坂のイメージが払拭できない。以前、冬にここを通ってスタックして大変な目にあったことがある。スコップを載せていなかったので、近所の家でスコップを借りようと頼んだら、みんなスコップを置いたまま走り去るのでダメだと貸して頂けなかったことがある。
 仕方がなく、手で雪を掻いて何とか登った。坂の上に着くと、スコップを借りても返しに行くのが大変な坂だと思った。
坂の上から イチョウ 解説板 銀鱗荘が
夫婦銀杏記念保護樹木

 この2本のイチョウは、文久2年(1862年)
に創建された小樽市最古のお寺である長昌寺の住職
大谷玄超氏が植樹したものといわれています。
 樹齢は120年余りと推定され、雄・雌一対で成
長しているのは非常に珍しく、また、小樽市内で
も随一の大イチョウとして、市民に親しまれていま
す。
昭和47年3月25日
北 海 道
 10.稲荷坂 <未踏>  Google Map
 11.浄応寺の坂 <未踏> Google Map
 12.いなりの坂  Google Map
  国道5号線にある朝里川温泉入口の信号から、海側に入ると、朝里駅の途中にある。
いなりの坂へ
2021.11.18
石碑
2010.12.4
碑陰
2010.12.4
 いなりの坂下に、ちどり公園があり、その中に石碑が雪に埋まっていた。近づいて見ると、「古き器に/新しき/教えを盛りし/朝里校」と刻まれていた。
 碑陰を見ると文久ニ・三年の頃からの歴史が刻まれていた。
    朝里学校教育発祥の地
 朝里における学校教育の草創は、文久ニ・三年
の頃ニシン漁で沸く朝里浜で漁舎を仮泊所として
いた松前藩士が、付近の子供達を集めて手習を教
えたのが始まりである。
 やがて、明治二年九月戊辰の役で降伏した会津
藩士数百人が朝里浜に上陸し分散して漁家に滞在
したが、その中で漢字に造詣の深い渡辺竹八と名
乗る武士が寺子屋を開いて四書五経を教えた。
 そのうち小樽の隆盛に伴い次第に朝里の人家も
増加したので、明治九年七月漁場の親方亀谷藤次
郎が小樽郡長に教育所開設を願い出て八月認可と
なり、その秋十一月朝里村十七番地に三十五坪の
校舎を建て、東野義秀校長を初代とする朝里教育
所が開設された。それがこの地である。
   平成九年五月二十四日建立
       小樽市立朝里小学校
       開校百二十周年記念祝賀協賛会
            堂楽 書
 線路沿いの道は、鉄路が間近で、まるで江ノ電の様に思える。海も近く、小樽や石狩湾が望める。いなり坂は住宅の小路から石段になっていて、上の舗装道路に上がる。ジモティーの生活道路であり、津波の避難経路でもあるようだ。
小樽が
2021.11.18
石狩湾
2021.11.18
坂の下
2021.11.18
坂の上
2021.11.18
 いなりの坂の上からは小樽が綺麗に見る。上の道のカーブする所には、大きな石碑が目に飛び込んで来る。碑文は大正時代に建立されたので、カタカナ交じりの難文だ。この碑は、朝里小学校が100周年の時に移転修復されたようだ。
小樽が
2010.12.4
石碑
2010.12.4
碑文
2010.12.4
碑裏
2010.12.4
頌 コ 碑
生キテハ一郷ノ師父トナリ、死シ
テモ餘香ヲ放ツモノ、故町田外也
先生ハ其人也。
先生ハ慶應二年青森縣西津輕郡蛯
袋ニ生ル。縣立鰺澤師範ヲ卒ヘ、
明治貮拾壹稔、當朝里小學校ノ訓
導トナリ、次デ校長トナルヤ、爾
来参拾有参稔間、終始一貫。児童
之訓育、青年子女之教養、一村之
風化ニ至ルマデ、悉ク慈愛ト至誠
ノ発露ナラザルハアラズ。生前幾
回ノ表彰叙勲ト頌コ碑ノ建設ハ、
以テコ望ノ如何ニ高カリシヤヲ語
ルニ足ル。冀クハ遺靈長ヘニ地方
人心ヲ薫化シテ已マザランコトヲ
 大正拾四稔壹月拾五日
  從四位勲四等 石川 啓
 13.地獄坂 <2021(R3).11.18> Google Map
 市道高商通りに地獄坂があり、天神南小樽停車場(道道697号)線と交わる所から商大のグラウンドまでを言うようだ。この坂の上に、小樽商科大学があり、嘘か本当か、通学する学生が余りにも急な坂なので、心が折れてしまい途中で帰ったと言われている。地獄坂は、寿司屋通りの延長線にあリ、源頭は商大グラウンドとなる。
地獄坂 商大 市道高商通り 商大グラウンド
 小樽にはもう一つ地獄坂があると言うが、私には馴染みが無い。それは、国道5号線の産業会館から高架橋を越えて山側に向かう天神南小樽停車場(道道697号)線の坂だと言う。
 14.観音坂 <未踏> Google Map
 15.赤坂 <2021(R3).11.8> Google Map
坂の上 赤防・白防が
 JR南小樽駅前の住吉線が三本木急坂と山ノ上の坂とに交差し、臨港線へと下る坂。赤坂は上からは車では下ることが出来ない。
 坂の上からは、道路の延長線に赤防波堤や白防波堤が見られる。港町らしい坂の一つだ。
 16.山ノ上の坂(安政の坂道)  Google Map
山ノ上の坂
2021.11.8
旧小堀商店
2016.11.26
レリ−フ
2016.11.26
 三本木急坂が住吉線と赤坂とに交差し、山ノ上の坂と名前を変えて臨港線へと下る坂。
 坂の途中に、旧小堀商店や榎本武揚とW・S・クラークのレリ−フと解説板がある。
 17.十一坂 <2021(R3).10.8> Google Map
 入船通りを高架で交わるJRのガードしたを眺めると、石とレンガ造りに懐かしさを感じるが、少々不安も感じた。線路の西側に延びる道を上がって行くと、最高地点からは水天宮のある小山が見えていた。下って行くと、吹上の山々が見える。
JRのガード下 上って 最高地点 下を
 18.うまやの坂 <未踏> Google Map
 19.神田坂 <未踏> Google Map
 20.なべこわしの坂 <未踏> Google Map 
望洋山観昌寺
 21.紅葉橋の坂 <2013.3.20 7.27> Google Map
紅葉橋
2013.7.27
能舞台
2013.3.20
市民会館
2013.7.27
 天神南小樽停車場線(道道697号線)から於古発川に架かる紅葉橋を渡り、途中で、能舞台を眺めながら上って行くと市民会館がある。
 22.社ケ丘の坂 <2021(R3).9.10> Google Map
海側
2021(R3).9.10
山側
    2021(R3).9.10
坂が真っ直ぐ
2021(R3).11.8
 住吉神社の南側に延びる道があり、社が丘の坂と呼ばれている。
 小樽市民病院の駐車場横から真っ直ぐ見える。 
 23.千秋通りの坂 <2021(R3).11.8> Google Map
海側 山側
 天狗山の取り付き道路で、小樽工業高校や明峰高校が道路沿いにある。
 昭和6(1931)年から50(1975)年まで、千秋通りバス停付近に千秋閣と言うハイカラな洋館があったそうです。
 24.見晴らし坂(出世坂) <2011.4.6> Google Map
解説板 旧板谷邸
 堺町本通りのフード館から山側の細い道を上がって行くと、次第に見晴らしが良くなる。上には海宝樓(旧板谷邸)がある。
 門の前の駐車場からは赤岩山、大同倉庫のサイロ、小樽港や赤防、白防が一望される。下の街並みには堺通りが良く見える。
                               ←大
赤岩山 下赤岩山  大同倉庫サイロ 堺通り         赤防 白防
 25.一尊庵の坂 <2016(H28).4.12> Google Map
石碑 一尊庵跡
 勝内川に架かる奥沢中央橋の右岸にある真栄会館を見付ける。道幅が狭く、急な坂を右往左往しながら上って行くと、「一尊」と刻まれた石碑があるので、一尊庵(尼寺)だと分かる。
 26.山中海岸の坂 <2008(H20)年8月5日> Google Map チャラセナイの滝へ
 神社に沿って付いている赤岩の遊歩道を横切り、海岸に下る。崖下に、放置された自動車が横たわっている。こんな所に捨てなくてもと思いながら下って行く。
 山中海岸に近づくと、藪気味になり、藪から出ると、一気に展望が開け、窓岩が望める。滝は赤岩山方向なので、海岸線を東に辿って行く。途中で、昼食の場所を確保して、上の孫と二人でチャラセナイの滝を目指す。
赤岩の遊歩道を横切り 海岸に下る 窓岩を望む 赤岩山の一部が
チャラセナイの滝
滝の上
水は扇状に散って
 滝は岩陰から静かに姿を現す。水の音は控え気味だが、岩の上から飛沫を飛ばしながら落下していた。滝壷は無く、流れ落ちた水は、直ぐに大きな岩の上を扇状に散って行く。
 27.馬追坂 <2021.(R3)11.18> Google Map
下の軍用線から 西部踏切
 北海道保証牛乳近くにある、「銭函駅/道道225号線」の道標に従い、海側へ入ると、馬追坂になる。銭函川左岸沿いを下って行くと、市道軍用線が左に見てくる。更に下って行くと、今度は、右手に市道軍用線が見えてくる。ここから上を見上げる。馬追坂の真ん中は、軍用線だったのだろう。ここにも帝政ロシアの影があるとは驚きだ。近くの豊足神社には日露戦争当時の機雷が展示されている。
 更に、下って行くと、銭函西部踏切になる。銭函駅周辺の海岸線は、私有地になっているので、海岸に出られないのは残念だ。
 28.停車場の坂 <2012(H24)6.15> Google Map
 国道5号線から塩谷へ上って行くと、徳源寺がある。上って行き、振り返ると樺山が見えた。切通の部分には地層が露出している。
国道5号線 徳源寺 樺山 地層
 29.薬師神社の坂 <2021.(R3)10.8> 周辺地図
神社の横から
 手宮仲通を上って行くと、薬師神社があり、振り返ると、色内埠頭と海が見える。
 30.元育成院の坂 <2021(R3).11.8> 周辺地図
坂の下 坂の上
 国道393号線から奥沢小学校に向かって登っている坂で、途中に、栗山公園がある。公園の反対側に老人ホーム「育成院」があったことから、こう呼ばれている。
 この坂は、尾根上で、社ケ丘の坂の延長線と交差する。

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