奥手稲山(948.9m) 668m峰 820m峰 856m峰   OK
コース 桂岡町 奥手稲の沢川 金山(未踏)

 ポイント
 桂岡町コース:採石場の場内を通らないので、平日でも登ることができる。820m峰沿いの林道は法面が崖状なので、最初に820m峰を通過するかを決める必要がある。
 奥手稲の沢川コース:平坦な林道や沢沿いを辿る。始めに白井岳や長白稜が良く見えるが、山頂近くまで展望は無い。奥手稲に直接行く場合は向って左の尾根に取り付く必用がある。山の家から直進する場合はトラバース気味に沢を越えて行く。
 星置川コース:採石場の中を通り、ゲートのある星置川沿いの道を行く。日曜以外はダンプが走り回っているので注意!
 国土地理地図  周辺地図
桂岡町コース

 アクセス
 札樽国道(5号線)の桂岡から山側に入り、浄水場を過ぎると急に舗装道路が細くなる。その細くなる手前の駐車スペース(除雪期間は町内の排雪場なので駐車不可)まで愛棒に送ってもらい、自転車を下ろし砂防ダムへ向かう。
 GPSトラックは「2009.4.24」の地図帖へ 
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 4月24日 <2009(H21) 登り(ツボ足)3:28 下り(スノーシューイング+ツボ足)2:03 単独 >
                                               北の山游詩:樹氷の文字
 砂防ダムの看板支柱に自転車を括りつけ、長靴の中で足が動かないようにバンドで固定し出発する。既に雪が消えた林道を辿って行くと「春香山の分岐(銭天90分)」に差し掛かる。壊れかかったプレハブ小屋や何方かの別荘のような建物の前を通過する。銭函川は、やがて対岸が迫り出してきて谷が狭くなりだすと、一段と雪解けの水の流れが白さを増す。林道が大きく左に曲がりながら上がって行くところに「銭天60分」の看板が架かっている。
砂防ダム 春香山分岐 銭函川の流れ カーブの道標(大×)
 南進していた林道が北進しだすと、青い海がカラマツ越しに見えて来る。緩やかに南にカーブし出すと、「銭天の分岐」が現れる。雪の上をよく見ると、熊の足跡だった。岩が露出した590m峰の方向から来て、地図の613m方向に歩いたようだ。幸い、新しい足跡では無いが、注意深く辺りを見回し613m峰と590m峰には寄らずに分岐を左に行く。590m峰を振り返ると上は岩のようだ。
青い海とカラマツ 銭天分岐(右へ) 熊の足跡 590m峰
 雪が斜めに積もっていて歩き難い林道を辿って行くと、小樽の赤岩山や銭函天狗山が望まれる。今朝降った雪の上に、綺麗に布を縫った様な鳥(山鳩?)の足跡や小動物(タヌキ?)の足跡が続いていた。熊の足跡を見た跡なので、小さくて可愛さが溢れていた。
赤岩山 銭天 鳥の足跡 小動物の足跡
 林道はジグを切りながら登って行き、先程右に分けた林道と合流する。合流地点から左に辿り、直ぐ、右の作業道に入り、最初は668m峰南のコルを目指そうと思ったが、気が変わって668m峰に登ってみることにする。ピークは以前来たときには木々で覆われて見通しが悪かったが、台風で折れたのか荒れ果てていた。隙間が出来たお陰で「小樽港」が遠望でき、「銭函天狗山」が見下ろせた。
 ピークからコルへ下って行くと目の前に820m峰が立ちはだかり、木立越しに「手稲山」が見えて来る。すっきり見えないので、一旦、林道に下りて「手稲山」を見る。
668m峰 小樽港 銭天 手稲山
 668m峰越しに石狩の浜を見て、820m峰の登るルートを辿る。すると、再び、熊の足跡が現れる。先程の足跡の主が直登して来て、尾根を横切っていた。結構大きな左前足の足跡のように見える。薄っすらと新雪が被っている所を見ると、昨日の夕方のものかも知れないと思う。GPSの長さは約16cmなのでその大きさから成獣だと分る。熊の足跡を跨いで、尾根を登って行くと「赤岩山」と小樽港が見える。
668m峰越しに石狩 熊の辿った足跡 熊の左前足跡? 赤岩山と小樽港を
 振り向くと「銭函天狗山」が見えていた。頭の上には真っ白な樹氷がサラサラと音を立てながら降り注いでいた。登るに連れて頭の上が明るくなり青空になると、尾根は細くなりだした。痩せた尾根は西側に木立があり、東側に雪庇が付いていた。その雪庇の上を辿ることになるが、以前あった「五番」の標識が見当らなかった。
銭天 樹氷 痩せ尾根の始まり 雪庇の痩せ尾根
 東側が比較的開けているので、「ネオパラ山」や「手稲山」が望まれる。辿って行くと尾根が明るくなり最高地点と思われる地点が2か所あり、小樽港も良く見えていた。
手稲山 最高地点1 最高地点2 小樽港を
 最高地点と思われる地点を過ぎると長く平らな痩せ尾根が続き、その奥に「奥手稲山」が見え出す。青空に成り出すと、真っ白な樹氷が青空に映えてくる。
長く平らな痩せ尾根 奥手稲山が 青空と樹氷 青空と樹氷
 尾根からは手稲峰、ネオパラ山、手稲山、920m峰、奥手稲山が並んで見える。
                               ←大
           手稲峰 ネオパラ山  手稲山          920m峰                 奥手稲山
 細尾根もようやく終る頃、奥に「奥手稲山」が姿を現す。雪原の様なコルへ下ると目の前に856m峰が現われる。856m峰を登って行くと、樹氷が青空に映え、サラサラと降り注いできた。新雪の上には、沢山文字が書かれている。
奥手稲山 コルから奥手稲山 樹氷 樹氷の作文
 856m峰のピークには「奥手稲山まで あと0.6km@ 856 HUWV」の道標が木立に括り付けられていた。目の前には「奥手稲山」だけが見え、少し下がって崖の縁を登って行く。小樽と札幌の境界を越えたかなと思い振り返ると、あんなに痩せ尾根だった820m峰が山らしく見え、その奥に石狩湾が見えていた。
HUWV道標 奥手稲山 崖の縁を 振り返ると
 山頂の間近からは石狩湾や石狩平野が広がり、目の前に820m峰、その左奥に「銭函天狗山」が右側に金山が一望された。
           ←大
                  石狩湾 銭天         820m峰             石狩平野  金山
 エビの尻尾などの樹氷を見ながら、山頂に辿り着く。以前あった峯風さんの山頂は既に撤去されたのか見当らない。山頂越しには樹氷に包まれたような白くて柔らかそうな「手稲山」が覗く。山頂は木立が邪魔をして展望が得られないので、少し下がって探してみると「烏帽子岳」を見つける。
エビの尻尾 山頂 手稲山 烏帽子岳
 次に、「定山渓天狗岳」や「余市岳」も木立の合い間に見つける。山頂に戻って、春の暖かな陽を浴びながらココアを飲む。時折、サラサラと降る樹氷の音を心地よく聞きながら、石狩湾の円弧を描く白い波を見ていたら、潮騒が聞こえて来そうな気分を感じる。
 まだ青くない冬の海が目の中に入り、心地よく疲れた体の中を暖かな春風が通り過ぎて行くと、汗も引いてきて元気になる。最後に、新川河口にある「オタナイの沼」を見て、下山の準備をする。
定天 余市岳 銭天と820m峰 オタナイの沼
 下りは雪が緩んできているのでスノーシューズを履く。帰りは林道を主体に下って行く。林道の延長線上には石狩湾が見えてくる。「奥手稲山」「手稲山」を振り返りながら下って行く。再び、先程の熊の足跡があり、逆に足跡を辿り、下ろうとしたが、尾根からは登ってきたトレースに戻る。
 もう、斜面は雪が切れ切れなので、雪のあることを確認しながら、ショートカットをして下る。最後は、雪の途切れた「銭函川」沿いの林道に出る。スノーシューズを脱ぎ、所々に雪があり、雪解けの水で溢れた林道を下って行くと。「エゾエンゴサク」が咲いていた。最後の砂防ダムに着くと、「キクサキイチゲ」も咲いていた。
石狩湾に向かって 熊の足跡(左) エゾエンゴサク(大) キクサキイチゲ(大)
 この標識はぎりぎり小樽側に設置されているようだ。「HUWV」は「北海道大学ワンダーフォーゲル部」のドイツ語頭文字(Hokkaido Univerusita''t Wader-voge Verein)
 星置川コース(未踏:668m峰まで)
 アクセス
 国道5号線から金山線(星置)に入り、直進すると、右に採石場へ下る道がある。そこを右折し、採石場のゲートの手前に車を止める。
 奥手稲668m峰を参照願います。
コース 桂岡町 奥手稲の沢川 金山(未踏)

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 山行記録 (遊びの時間含む)
 2009(H21)年4月24日(金)
 晴れ 登り(ツボ足)3:28 下り(スノーシューズ)2:03 単独
 6:40砂防ダム→6:44春香分岐→7:27銭天60分→7:48銭天分岐(右へ)→8:08分岐(左へ)→8:31分岐(左へ、直ぐ作業道へ上がる)→8:42P668m→8:52林道へ→9:00林道から尾根へ→9:29P820m→9:39コル→9:48P856m→10:08頂上10:36→10:45林道へ→11:11林道からコルへ(熊の足跡)→11:24林道へ→11:35ショートカット→11:41林道へ→11:44銭天分岐→11:56ショートカット→11:59林道へ→12:26春香分岐→12:39砂防ダム