百畳敷洞窟(氷筍:ニョロニョロ)

 ポイント
 綺麗な川を見ながら歩くと、大きな岩の後に洞窟がある。その洞窟を覗くと、氷の美術館がある。

 アクセス
 道道453号線に入り、三階滝、おおたき青年の家を通過しながら円山へ向う。円山が近くなると、左手に鳥居があり、間もなく交差点に差しかかる。この交差点を左折(上野7km)すると、どん尻に酪農家があり、その直ぐ手前の十字路近くに駐車させていただく。既に、ボンゴ車の先行者がいて、盛んにスノーシューズを履いていた。男性のインストラクタ1人が付き添う、女性ばかりの遊山のツアーらしかった。ツアーの後に付いて行くと、ツアー泥棒と間違えられそうなので、先に出発することにして、急いで準備をする。
 少しでも距離を開けておこうと、最終人家への道と平行せずに、牧草地を斜めにショートカットし、徳舜瞥川沿いの林道へと右の牧草地を横切って行く。
写真をクリックすると大きなサイズになります=
円山から上野左へ 最終人家と十字路 十字路の左へ駐車 駐車場所から右へ
 愛棒は膝を悪化させてから3週間ぶりだったので、平らなところをのんびり行こうと思っていたが、当てが外れた。その先は、崖が待ち構えていて、林道まで下りるのに苦労する。林道に下りてからは徳舜瞥川沿いの風景を見ながら歩く。ツアーのスピードが遅く一安心だった。やはり、スノーシューよりもスキーの方が早い。対岸の山(三角点:徳舜瞥830.12m)を見ながら進むと、清流が綺麗に見える。林道の上は結構急で切れ落ちている。ところどころに、岩が露出していて、洞窟があっても不思議でない地形だ。
 川に架かる水色の構築物が出てくると、間もなく、滝と見誤るような砂防ダムが現れる。
徳舜瞥川沿いの林道 対岸の山 川に架かる構築物 清流の砂防ダム
 また、道すがら、岩にツララが下がっていて、いよいよ、ニョロニョロが近いことを知らせてくれるようだ。今まで、別々に感じていた谷が一つにまとまりだし、沢状地形になる。すると、見上げる程、大きな岩が現れ、その後に、百畳敷洞窟があった。スキーを脱いで、その洞窟に近づいて行く。 
ニョロニョロもどき 沢の様子 大きな岩が現れる 洞窟へ
 洞窟は尖った白い歯が上に並んでいて、大きなサメの口のようだった。下には「ニョロニョロ」と呼ばれ親しまれている氷筍が地表から顔を出していた。
 氷筍は例年よりも、小さいようだ。氷筍の出来たては透明で、乳房状に盛り上がっていた。氷の天使の乳房にピッタリだと思う。
洞窟の入口(大×) サメの歯のような 出来たての氷筍
 氷筍を折る恐れがあるので洞窟の入口で、ニョロニョロと呼ばれる氷筍に見惚れる。小さな氷筍から生長して、大きくなる様子が良く分かった。
若い氷筍 ニョロニョロ状態の氷筍
 =撮影考=
 氷筍が3本折れていて、地べたに置いてあった。誰かが無理をして、写真を写しに入ったのだろうか。折角、良い写真が撮れたにしても、そのアングルがどこからのものか見る人が見たら分かるので、恥ずかしくないだろうか。

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 二人の散歩記録 (遊びの時間含む)
 2003年2月8日(土) 晴れ スキー 硬雪
 10:09駐車場所→11:12洞窟