モイチャン滝・錦糸の滝・屏風の滝(標高250m)
     =石狩川水系 千歳川 漁川 イチャンコッペ川 モイチャン川=

 ポイント
 滝に関する道標は一切無いので、滝音を頼りに地図を良く見る。

 アクセス
 恵庭岳公園線(道道117号線)を辿り、えにわ湖沿いの木精橋を目指す。木精橋の袂に車を停め、ゲートの開放された千歳林道に入る(車でも行ける)。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2009.11.24」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 11月24日 <2009(H21)>                         北の山游詩:氷の虹
 開放されたゲートの中に入って行くと、「千歳林道28,272m」の標識が立っている。モイチャン川左岸沿いを辿って行くと、右側は見上げるような崖が続いている。突き出た岩は犬の頭のようでもある。車が来たので道端に避けたら、森林管理署の巡回車だった。
開放されたゲート 千歳林道の標識 見上げる崖 突き出た犬岩
 千歳林道は左のイチャンコッペ川の方に逃げて行き、「茂一安林道(16,359m)が分岐する。分岐すると言っても真っ直ぐ進むことには変わりは無い。開放されたゲートを入りモイチャン林道に入っても、切り立った崖が続いている。崖からパラパラと音を立てて何かが落ちてくる。小石かと思ったら、キラキラ光る小さなツララだった。
茂一安林道(直進) 茂一安林道ゲート 崖を見上げながら ツララ
 日の当らない所は、まだ凍っているが、日が当っているところは緩んできている。地層を見ながら進んで行くと、サンドイッチ状の地層もある。 崖を覆っている金網 の上から流れ落ちる水が網の目状に真っ白に凍り、小さな虹が出ていた。虹は歩くに連れて、位置や形を変えていた。 次に、入口だけ舗装している林道が右に分岐して行く。
凍りついた崖 サンドイッチの地層 虹が 分岐(左)
 何と言う林道かと少し入ってみたら「茂一安1号作業道8,809m」となっていた。引き続きモイチャン林道を辿ると谷が深くなり、水音はするが滝が探せないのでドンドン奥に進むと、道路沿いに滝が見えて来た。てっきり、モイチャン滝だと思って、その奥にあるはずの屏風の滝へと向うが、普通の川になる。おまけに、「一安林道1,500m」が左に分岐して行く。それでも、奥にあるのではと少し辿るが滝は無い。再び、森林管理署の巡回車が通り過ぎる。
茂一安1号作業道大× 滝が 屏風の滝 一安林道が
 キツネにつままれたよう で、仕方が無く戻る。帰りがけ、対岸に細い滝を発見する。錦糸の滝だと思い崖の縁まで行って写真を撮していたら、真下に大きな滝があった。この滝がモイチャンの滝で、先程の滝は屏風の滝だとようやく分かる。改めて上流を見上げると白い筋を引いた屏風の滝のが見える。ここからは、3つの滝を見ることが出来た。
 入口に近づくと木精橋の下にえにわ湖が広がっていた。
上流の早瀬
錦糸の滝





























モイチャンの滝
えにわ湖と木精橋

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 二人の散歩路記録
 2009(H21).11.24