恵庭岳(1319.7m) OK

 ポイント
 鎖場やロープを伝って崖を通過する所があるので、家族向きではないようだ。土日は登山口から車がはみ出しているくらい人気のコースだ。
 現在は平成15年9月26日に発生した十勝沖地震で山頂直下の登山道が消失したので、第二展望台が仮の頂上となっている。駐車場での車上狙いが頻発しているので注意!
ポロピナイコース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 道道453号線を札幌から支笏湖に向うと、ヘアピンカーブ(イチャンコッペ山の登山口)を通過する。次に道道730号線(丸駒線)の手前に丸駒橋があり、渡ると右に恵庭岳登山口の看板が立っている。
 国土地理院の地形図 GPSトラックは「山の地図帳2004.11.7」へ  周辺地図
国道入口(’02.9.2)
 9月30日 <1998(H10)年 登り2:38 下り2:04>
 始めは砂防ダムのある暗い沢を登る。見晴台の手前にはロープがあり、それを伝って登って行く。途中でイオウの臭いがする。改めて、恵庭岳は火山なのだと思う。ガスがかかっていなかったら、展望は良いだろうと思われる尾根道を行く。頂上近くなると右が崖の所をロープを伝って通過する。ガスがかかっていなかったら、凄い高度感があったのではと思われる。
 最後はイワヒゲとイワウメがへばりついている岩の溝を登ると頂上だった。ガスでまったく何も見えなかった。
頂上
 初めから終わりまで霧と小雨でなにも見えなかった。愛棒は展望が良ければ、また、来ようと思ったかもしれないが、もう、登ろうとは言わない。つまり、なにも良い所を見ないで終わったということだった。
 11月7日 <2004(H16)年 登り2:04 下り1:03 単独>
 以前と変わらない国道入口の看板から駐車場に入ると、林道入口にはロープが張られ立ち入り禁止の板がぶら下がっている。登山届けのある小屋周辺には、注意喚起の看板がある。小屋の入口に打ち付けられた看板には「山岳遭難事故には1/1000の不可抗力はない、本人又はリーダーの判断ミスか?登山技術の未熟から起きる?」と書かれていた。以前とすっかり変わってしまった環境に、愛棒は登らないと言いだす。仕方が無く、愛棒に監視小屋の中にある登山届に記入してもらい、愛棒を残して単独でスタートする。
 当然のことながら立ち入り禁止のロープをくぐったら自己責任ということだと肝に銘じ、すっかり葉の落ちてしまった林の中に延びる林道を進む。もう用のなさない砂で埋まった砂防ダムを一つ越える。
注意喚起 小屋 葉の落ちた 砂防ダム
 一合目の標識が現れると、次に少し大きめの砂防ダムを向って左から越えて行く。登山道からは第一展望台を望むことができる。龍の鱗を彷彿とさせる岩が現れ、両岸に岩が迫ってくると、奥に看板が現れる。
一合目の標識 砂防ダム 第一展望台を望む 看板が
 近づいて見ると「恵庭岳登山入口」の看板だった。ここで、林道が終り登山道へ入る場所だった。登山道を辿ると倒木が酷く、台風の爪跡がまざまざと見せ付けられた。道を塞ぐ倒木は切られ、人が行き来できるように整備はされていた。二合目の標識を付けていた木が倒れたのか、標識は切られた木に付けられていた。
登山入口の看板 倒木が 倒木は切られ 二合目の標識
 さながら材木工場のような木の臭いを嗅ぎながら、倒木の下をくぐったりして登って行くと、三角形をした山頂の一部を望むもとが出来る。木が無くなった分見通しが良くなったからかも知れない。林の中にある二合目の標識を過ぎると、待望の支笏湖が顔を出す。
倒木の下を 三角の山頂の一部を 二合目の標識 支笏湖を望む
 四合目の標識が現れてからは、倒木の下を潜ったりしながら、展望の無い中を合目の標識が現れるのを楽しみにして登って行く。
四合目の標識 倒木の下を 五合目の標識 六合目の標識
 岩場に小さな鎖場があり、ロープが垂れていた。更に、登って行くと登り専用の鎖場があり、結構な高度を稼ぐ。途中、尾根へ上がる小径があり辿ると火口を覗ける場所だった。火口には奇岩が突き出ていた。振り向くと支笏湖が大きく見えていた。鎖場を過ぎると、スフインクスの様な格好をした第一展望台が見えて来る。
登り専用の鎖場 火口を覗くと 支笏湖が大きく 第一展望台
 第一展望台に上がると、火口の壁を中から見れる絶好のビューポイントになる。火口だけでなく支笏湖も一望でき、展望台の名に恥じない景色が広がる。今度は北側の火口壁の裏を辿るが展望の良いポイントに小径が付いている。小径を登って見ると支笏湖が岩の間から覗けたり、山頂と第二展望台を望めるが、結構危険で厳しいところもある。振り返るとイチャンコッペ山が見えていた。
山頂を望む 岩を見上げる 岩の上に標識が イチャンコッペを望む
 火口の縁を登って行くと、支笏湖が一望でき、頂上にアンテナ群がある紋別岳、温泉街近くのキムンモラップ山、スキー場だったモラップ山も見える。
           ←大
          紋別岳            キムンモラップ モラップ山 支笏湖
 隣のイチャンコッペ山も見え、その奥に勇払原野が広がっている。何か所かの小径に頭を突っ込みながら登って行くと、右側に真っ青なオコタンペ湖が梢の隙間から見えてくる。
支笏湖を 八合目の標識 山頂と第二展望台 オコタンペ湖を
 第二展望台は更に高度が上がった分、展望が開けていた。パノラマを左から見ると、藻岩山と札幌市街、足元を見下ろすと第一展望台、噴煙を上げる火口、紺碧の支笏湖が見渡せた。
藻岩山と札幌市街 第一展望台を 火口 紺碧の支笏湖
 対岸の火口壁の奥にはまだ支笏湖があり、その奥に風不死岳と樽前山が逆光の中にあった。改めて、山頂を仰ぎ見ると、荒々しい姿が魅力的だった。山頂から崩れ落ちた岩も厚く堆積していて、何時崩れ落ちても不思議でない様子だった。
風不死と樽前 山頂を見上げる 山頂直下の大崩れ 登山道のバリケード
 残念ながら登山道はここまでで、後は封鎖されていた。仕方が無く、形の変わったオコタンペ湖を見て満足する。オコタンペ湖の上には、漁岳、小漁岳が連なり、その奥には羊蹄山が雲の中に頭を隠してはいるが尻別岳を引き連れた姿が見えた。岩の上のハイマツを見ると山頂にあった標識がロープで括りつけられていた。一人なので、山頂標識にザックを括り付けて記念写真を撮す。
最高位置から支笏湖 オコタンペと羊蹄 山頂を後に 山頂標識とザック
 最後に最高地点から一望すると、札幌岳、空沼岳、手前の三角形の様茶内、奥に手稲山、砥石山、藻岩山、札幌市街地、白旗山、 イチャンコッペ山、紋別平、紋別岳、支笏湖と展開していた。
                               ←大
      札幌岳     空沼岳 様茶内 砥石 藻岩山 札幌市街地   白旗山 イチャンコッペ山 紋別平 紋別岳
 支笏湖は火口壁が邪魔なのと、逆光で日光がレンズに入り良く撮せなかったが、紋別岳、シリセツナイ山、キムンモラップ山、モラップ山、丸山遠見、風不死岳、樽前山が望まれた。
                     ←大
          紋別岳  シリセツナイ キムンモラップ モラップ山            風不死岳
 展望に満足して、下って行く。小さな鎖場を下って、気が抜けたときに、登りで見た龍の鱗の岩を眺め、砂防ダムを下り駐車場に辿り着く。
小さな鎖場 龍の鱗の岩 砂防ダムが 駐車場

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2004(H16)年11月7日(日)
 晴れ 単独 登り2:04 下り1:03
 8:06駐車場→8:09一合目→8:15登山入口→8:20二合目→8:29三合目→8:40四合目→8:55五合目→9:16六合目→9:40第一見晴台→9:58八合目→10:10第二見晴台10:23→10:34第一見晴台→10:43六合目→11:01四合目→11:07二合目→11:18登山入口→11:26駐車場
 1998(H10)年9月30日(水) 小雨、霧 登り2:38 下り2:04
 8:17駐車場→8:38二合目→9:22四合目→9:58見晴台→10:10七合目→1055頂上11:22→12:04見晴台→13:06二合目→13:26駐車場