松山湿原(804m)      

 ポイント
 リーフレットには入山期間は6月中旬から10月下旬の毎日9時から5時までとある。沼は小さいが晴れた日に水面の映る松が綺麗だ。毎年6月の第4土曜日にびふか湿原フェスティバルが行われるようだ
仁宇布コース

 アクセス
 美深町から道道49号線(美深雄武線)に入ると、要所要所に標識があり、迷うことはない。
 国土地理院地図  GPSトラックは山の地図帖「2006.7.1」へ 周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 7月1日 <2006(H18)年 駐車場=45分=湿原一周31分=55=駐車場 天竜沼一周17分>
                                                    北の山游詩:沼の時計
 北海道にしては珍しく、全線舗装道路を走り、駐車場に着く。9時開門なので、既に3台が駐車していた。立派な石碑や看板も建ち、登山届のポストもある。看板を見ると、天竜沼の取り付きと雨霧の滝と女神の滝の取り付きが全くでたらめだった。
 登山道の入口は少し舗装道路を上がって、木段から始まるが、直ぐに、普通の登山道となる。道端にはコミヤカタバミ、ズダヤクシュが咲いていた。道のところどころには合目の標識があり、後○○mと親切に記されている。少し急なところも出てきて、相棒のリハビリー登山にしてはきつそうだったが、休み休み登って行く。余りにもゆっくりなので、後続の人たちに次から次へと抜かれてしまう。休みながら振り返ると仁宇布山越しに残雪のある函岳が望まれる。
登山道入口 コミヤカタバミ(大×) ズダヤクシュ(大×) 仁宇布山と函岳を
 頂上にポツンと残雪の白い点が残る入布山も望まれる展望の良いところも出てくる。湿原に近づくとエゾワサビやオオバナエンレイソウが咲き出し、最後は木段になり湿原に飛び出す。
入布山を望む エゾワサビ(大×) オオバナエンレイソウ(大×) 木椴になる
 湿原の入口では、早速、イソツツジが顔を出す。看板と長寿の鐘もあり、木道が左右に伸びていて、一周することができるようだ。左の木道から人が近づいてきたので、邪魔にならないように右の木道に入る。結果的には左回りが沼を見るのには好都合だった。ミカズキグサと思われる枯れ草の中に延びる木道の端にはワタスゲが揺れ、モウセンゴケが顔を出す。モウセンゴケは珍しいので、木道に這うつくばって手を伸ばして写すことができた。バカチョンデジカメなので苦労する。
イソツツジ(大×) 左回りで出発 ワタスゲ(大×) モウセンゴケ(大×)
 丸く綺麗なえぞ松沼が現れ、なだらかな983m峰がバックになり緑の厚みを増していた。983m峰の直下には幻の湿原が広がっているとピヤシリ山の山番が言っていたのを思い出すが、遥か遠くで道がない。えぞ松沼を反対から見ると、なるほどえぞ松が水面に映って綺麗だった。そよ風が吹けば左から右に順じ消えて行き、風が止めばまた松が映えてくる。つつじ沼もまた綺麗に見える。はいまつ沼は最も奥にあるが沼というよりは泥濘の形相を呈していた。
えぞ松沼と983m峰 えぞ松沼 つつじ沼 はいまつ沼
 谷地には可愛いヒメシャクナゲが顔を出してくる。また、つつじ沼に戻ると、つつじ沼もアカエゾマツを映していた。松の向こうには双頭に見えるシアッシリ山が頭を出してくる。湿原に目を転じればエゾゴゼンタチバナや目立たないヒカゲノカズラが顔をだしていた。
ヒメシャクナゲ(大×) つつじ沼 シアッシリ山を エゾゴゼンタチバナ(大×)
 湿原の入口に戻って、記念に長寿の鐘を鳴らして下山する。登りでは見落としていたショウジョウバカマやミズバショウ、ツバメオモトを写す。
長寿の鐘(大×) ショウジョウバカマ(大×) ミズバショウ(大×) ツバメオモト(大×)
 また、展望の良いところに下りてきたので、函岳を眺める。小路が高みに上がって行くので、辿ってみたら、錆び付いて半分欠けた展望台の標識が木に括り付けられていた。展望台の奥には大きな岩が鎮座していた。道理で眺めが良い筈だと眺め回すと、右側にシアッシリ山が見えていた。
 ようやく、登山道が終わりかけになる頃、左側に「風穴」の看板があったので立ち寄る。孔に代わる代わる手を入れてみるとなるほど、冷たい風が感じられる。
函岳を望む 展望台 シアッシリ山を望む 風穴
 駐車場に戻り、天竜沼を一周することにして、登山口側から辿る。天竜沼も木立を水面に映し綺麗な佇まいで迎えてくれた。山側は岸をぎりぎりに通過するところもあり、ハイキング気分では回れない。1周して返ってくると水生植物が咲いていた。ゴゼンタチバナも咲き誇っているが、谷地だけあってぬかるんで来る。泥濘を通過すると、木道になり駐車場に戻る。
 改めて、駐車場の地図を見ると、天竜沼を一周する道から雨霧の滝や女神の滝に行けるようになっている。この地図を見て滝を探した人は狐につままれたと思う(くれぐれも注意)
天竜沼の辺 天竜沼 水生植物と天竜沼 ゴゼンタチバナ(大×)
 =雨霧の滝・女神の滝=
 帰り道に滝方向に分岐する未舗装道路の奥に進む(道標有)。最初に、雨霧の滝に到着し、数台駐車できる駐車場に駐車する。ウッドチップが敷かれた橋を渡り、奥へ進むと雨霧の滝があった。付近にはオドリコソウが咲いていた。駐車場に帰って、女神の滝を目指す。道は決して良くはないので、登山靴の履き替えて行く。10分位入ると、女神の滝が現れる。上は柱状節理を横にした状態で、樋のような格好で川が流れ落ちていた。上流にも行けそうだが、岩が滑りやすく覗くのみで帰ってきた。
雨霧の滝 オドリコソウ(大×) 柱状節理を 女神の滝

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2006(H18).7.1(土) 晴れ
 9:56駐車場→10:02三合目(後700m)→10:13見晴台→10:20六合目(後400m)→10:31後200m→10:37九合目(後100m)→10:41湿原入口→10:49えぞ松沼→10:54つつじ沼→10:57はいまつ沼→11:01つつじ沼→11:12湿原出口→11:50見晴台→12:05風穴→12:07天竜沼入口(駐車場)→12:24天竜沼出口(駐車場)