黒松内岳(750m 三角点740.0m)         OK

 ポイント
 日本海と太平洋に挟まれた北海道のくびれが見られる。短時間で最高の眺望が得られる。
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
西の沢大平川林道コース

 アクセス
 黒松内からJRの袴線橋を越えて、直線の道路が左カーブになるところに狩場駐車場公園がある。公園の少し奥まった黒松内寄りに、登山口(5km)の標識がある。
 国土地理院地図  GPSトラックは「2007.6.24」の地図帖へ  周辺地図
公園傍の標識
 <6月24日 2007(H19)年 登り1:49 下り1:11>
 登山口の登山届ポストで記帳して、以前なかった看板を見る。今まで、重滝と思っていた滝は重滝でなかったと気が付く。下山後、時間があれば見に行こうと思いながら丸太で土留めされた登山道を登って行く。1合目からは「ブナ林コース迂回路」の真新しい標識がでてくる。標識の上に迂回路から3合目まで行け、所要時間30分とあるので、迂回路に入って見る。
登山口 看板 丸太の登山道を登る ブナ林迂回路(大×)
 ブナ林迂回路は最初は松林の中だが、何時の間にかブナ林へと変わって行く。ブナ林の中はギンリョウソウのお花畑状態で、アチラコチラに固まって咲いていた。一度小さな沢を越えながらブナ林を辿ると、迂回路の標識があり、3合目だった。
松林の中を ブナ林に ギンリョウソウ(大×) 出口(3合目)の看板(大×)
 足元の植物の茎をみると小さな泡が付いていた。泡の中には蟻のような虫がいるはずだ。また、3合目から登山道に戻って登って行く。急な傾斜を登って行くと、行く先が明るくなり528mのコブが近いことを実感する。コブからは北側に黒松内市街と日本海が見えるのだが、生憎の天気で写真には写らない。
虫のホワイトハウス(大×) 3合目から登山道へ P528mに上がる直前 P528mから黒松内へ
 平らな尾根から山頂が見えるが、見た目が余りにも急峻で登るのには大変だと思う。6合目を越えると一旦コルに下り、再び山頂に向って平らな尾根を辿って行く。尾根にはブナ林も要所要所に現れる。
平らな尾根から 6合目 平らな尾根から山頂 ブナの林を抜けながら
 木立越しに山頂が望むことができるようになる。尾根道の展望が開けてくるので改めて、山頂を仰ぎ見ると結構凛々しく見える。尾根道は終始、山頂を真正面に見ながら進むようになる。
木立越しに山頂が 山頂を仰ぐ 尾根道が開けて 山頂が真正面に
 尾根道にはエゾカンゾウが咲いていた。左側には駐車場近くのブナ滝へと下って行く沢が見えていた。沢は結構複雑な地形になっている。山頂が近づきだすと、ゴツゴツとした岩も見え出す。
道端にエゾカンゾウが エゾカンゾウ(大×) 複雑な沢地形 山頂が近づきだす
 道端には葉っぱのような花も咲いていた。北尾根の斜面は沢で削られて、綺麗な縞模様だ。山頂を見上げながら登って行くと、チシマフウロが咲いてきた。
葉のような花 北尾根 山頂を見上げながら チシマフウロ(大×)
 ウツギの花も咲いていた。北尾根にははっきりと林道が見えて来た。528m峰を振り返ると、尾根にはくっきりと登山道が見えていた。南側には長万部岳と思われる山影が望まれた。
タニウツギ(大×) 北尾根に林道が 528m峰を振り返る 長万部岳方向を
 鎖場の急斜面にはロープが設置され、ロープの付根には「ロープは補助です」と書かれた標識が括りつけられていた。相棒に娘からの電話があり、終りそうもないので、私が先に登って行き、花の写真を写す。ノビネチドリやカラマツソウが新たに出てきた。待っている間、山頂方向から先行者の話し声が聞こえ下山してきた。ご夫婦で、林道に下る道をご主人が下って行き、奥さんは待っているところだった(後日談:ご夫婦ではなく、「地図がガイドの山歩き」の西條さんとチロロ2さんでした)。間もなく、愛棒が上がってきて、無事三角点と山頂標識のある山頂に着く。
鎖場 ノビネチドリ(大×) カラマツソウ(大×) 三角点と山頂標識
 山頂標識から奥の山頂へ少し藪漕ぎしたが、直ぐにギブアップとなる。皆さんは一応少し藪に入っているようだ(西條さんは150mを10分位で行かれたとのこと)。昼食には早かったが、山頂標識の前にある三角点の前で、ココアとゆで卵を食べる。たべながら、雲の上に見える羊蹄山やニセコの頭だけのシルエットを見ていたが、間もなく何も見えなくなってしまう。
 長いは無用と、新しくなった山頂標識で記念写真を写す。下山すぐに林道へ下る道がテープで塞がれていたが、少し下って見る。ドンドン、転げ落ちるように下って行くが、また、登るのが大変なので止める。一応、目の前に林道を写して引き返す。
真の山頂を 新しくなった山頂標識(大×) 林道に下る道 道の途中から林道を
 すっかりガスってしまった尾根道をひたすら下って行く。6合目のゲートのように折れてしまった木を潜り、下って行くと、道端に杯のようなキノコが出ていた。ようやく、駐車場に戻ると、ブナ滝の音が聞こえて来る。
尾根道を帰る 6合目 杯のようなキノコ(大×) 駐車場
 そのまま、ブナ滝と重滝を見に行く。奥の林道の状態が良く分らなかったので、歩いて行くことにした。
 <8月19日 2001(H13)年 登り1:18 下り53>       北の山游詩:カムイの遊び
 今日はオオヒラウスユキソウを見ようと大平山へ向かう。初めてなので登山口手前のゲートでうろうろしていると、アブの大群に襲われ、車の中へ避難する。駐車場所を移動するが、まったく事態が好転しなかった。車にアブがコツンコツンと体当たりを繰り返す。外に出られず、あえなく撤退する。
 仕方が無く、大平やまをあきらめて、黒松内岳へ変更する。黒松内の市街を通過し、狩場駐車場公園から登山口の標識に従い、黒松内川沿いの林道へ入る。この林道は幅が狭い上に植物が茂ってきているので、私の車では快適に走ることができない。
 林道の中間地点で、突然舗装道路が現れる。ここでは、舗装道路の方へ行かないで、左側の少し下がる林道へ車を運ぶ。
 登山口は8台は駐車できる位のスペースがあった。登山口から、直ぐに木段の急登が始まる。このまま登ればあっという間に頂上に着くかと思われる。急登の途中で水の音が聞こえるが、どうも、駐車場の奥にある重滝の音のようだ。
 急登が終わるとなだらかな尾根道になる。始め頂上を見て、隣の山だと思っていた山が黒松内岳だと分かる。あんな崖山登れないと思ってたので不安になる。夏草が生い茂った登山道を辿ると、所々に黄色いキクが咲いていた。
駐車場の道標 急峻な山を見上げる  (大×)  (大×)
 山頂直下の急峻な斜面には、キクに混じってエゾシオガマ、ツルニンジン、ハイオトギリが咲き出す。
  エゾシオガマ(大×) ツルニンジン(大×) ハイオトギリ(大×)
 山頂直下にも背の低い笹の藪漕ぎがある。これを過ぎると頂上だった。頂上は棒杭があるだけで、山頂標識はないと思ったが、良く見ると山頂標識らしい。
 頂上からは日本海と太平洋が360°見渡せ、北海道のくびれも良く見える。駒ヶ岳、昆布岳、羊蹄山、ニセコ等も良く見えた。沢登りの人達は、どの沢から上がって来るのかと探すが分からない。北側の尾根には林道が頂上直下まできている。ここから藪漕ぎすれば頂上は30分ではないかと思われた。
                     ←大
         積丹方向と風車          ニセコ   羊蹄山     昆布岳      ホロホロ・徳舜瞥山
 最高地点は山頂標識の奥にあるが道はない。山頂標識前では座ると展望がないので、崖の所まで下がろうと思う。ヨツバヒヨドリを見ながら下ろうとしたら、山の奥に大平山が見えていた。崖の所で、羊蹄山を見ながら昼食をしたが、どうも登る時間が短く、腹がすかないので、おにぎりだけ食べて下山する。崖越しには駒ケ岳が海の向こうに見えた。
頂上(大×) ヨツバヒヨドリ(大×) 大平山を 駒ケ岳を
 岩場にはヤマハハコやトウゲブキが咲いていた。再び、藪漕ぎをしながら下って行くと、ニセコ連峰、羊蹄山、昆布岳が見え出す。
ヤマハハコ(大×) トウゲフキ(大×) 途中の藪漕ぎ 羊蹄山を

二人の山行記録もくじへ    次黒松内丸山へ    アソビホロケール山へ

 二人の山行記録 
 2007(H19)年6月24日(日) 曇り 狩場駐車場公園コース
 8:59登山口9:04@迂回路B9:26→9:30B合目→10:02E合目→10:24G合目→10:31H合目→10:48頂上11:1511:17林道への下り11:27→11:56E合目→12:06D合目→12:14B合目→12:23@合目→12:26登山口
 2001(H13)年8月19日(日) 晴れ
 9:36登山口→10:19尾根道→10:34藪漕ぎ→10:54頂上11:03頂上→11:10裸地(昼食)11:43→11:50藪→12:12尾根道→12:29登山口