定山渓天狗岳(山)(1144.6m)    頂上はOK
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 ポイント(2008.9.20現在)
 登山口へのアクセスは「右股橋」からのみで、林道のゲートは閉じられている。登山道は岩をよじ登る所や鎖場がある。沢伝いの道が2本あったり、わかりにくい所があるが、注意深く観察すると迷うことは無いと思う。頂上は狭く、直ぐ崖なので注意。家族向きではない。
 東尾根コースは荒廃が進んでいるようだ。
 国土地理院の地形図  周辺地図
’02.4.6白井川対岸〜
熊ノ沢(右股橋)コース

 アクセス
 豊羽鉱山に行く手前に、「神居橋」から「右股橋」を連絡している白井川右股林道があり、その中間地点に登山口がある。神居橋は工事のためゲートが閉じられ工事関係の車両で一杯だったので、右股橋経由で登山口まで林道を辿ることにする。
 9月20日 <2008(H20)年 登り2:12 下り1:37 単独> GPSトラックは山の地図帳「2008.9.20」へ 
 「右股橋」を渡り、天狗小屋で登山届けに記帳して、車で白井川右股林道を辿ろうとしたら、ゲートが閉まっていた。恐る恐る、バックして天狗小屋の駐車場に戻る。
 改めて、白井川右股林道を下って行くと、所々で「白井川」の清流が覗ける。綺麗な滑床になっている所もある。途中から定山渓天狗岳の頭が見えて来る。
天狗小屋 ゲートが閉まって 白井川の清流 定天の頭が
 登山口の手前で、立派な林道が分岐するが、この林道は地図で登山道を横断している林道だろう。林道をやり過すと、間もなく、登山口に着く。最初のうち定天の登山道にしては良く手入れされていると思いながら登って行くと、直ぐにワイルドな道になる。道端には古びた道標「7.山頂へ」が落ちていた。確か、この辺りに道標「頂上まで、3km」があったはずだが、探しても無くなっていた。
林道が分岐 登山口 道標「7.山頂へ」 小沢
 登山道は熊ノ沢の左岸から右岸、右岸から左岸と目まぐるしく変わる。渡渉回数を数えていたが、余りに多いので、正確なところは忘れてしまうが、10回位だろうか。沢の中に登山道が付いているところもある。
 やがて、滝壷のある天狗滝(仮称)が目の前に現われる。登山道が無いと思ったら滝に向かって右側に道標がぶら下っていた。滝を高巻きする格好で通過する。今度は、急な斜面をロープの様に長い木の根に掴まって登って行くと、岩壁が見え出す。
天狗滝(仮称) 道標 長い木の根 岩壁
 ごつごつとした岩壁に紅葉した木々が付いているのを見ながら、登山道は岩壁を避けるように対岸へと登って行く。ロープの垂れた鎖場も現われる。こんどは、熊ノ沢滝(仮称)が現われる。水量は少ないが綺麗な滝だ。清流はやがて流れが小さくなり、苔むして消える。あとは枯沢の岩の上を歩く。
岩壁の紅葉 鎖場 熊ノ沢滝(仮称) 流れが枯れて
 ウェストコルが近くなると、木立越しに頂上の岩稜が見え出す。上を気にしながら登って行くと、赤いツリバナの実が下がっていた。日の光を受けて北側のU峰が雄姿を現す。南側にはラクダ岩稜がそそり立っていた。
頂上の岩稜が ツリバナの実(大×) U峰が ラクダ岩稜
 頂上は見えないが「本峰」の岩壁が現われ、その岩肌をアサギリソウが覆っていた。V峰の岩壁も日の光に当り雄姿を現す。本峰の岩壁を通過するときに岩の中に四角い岩が覗いていた。ウエストコルに上がると、無意根山と羊蹄山が迎えてくれる。
本峰の岩壁 V峰 四角い岩が 無意根と羊蹄
 ウエストコルから登って行くと、右手に石垣のような岩が現われる。振り返るとU峰が間近に見えるが、残念ながら取り付く所が見当らない。ルンゼが現われると、よいよ大詰めだ。岩が濡れているときは滑って大変だろうと思いながら、右手から登って行く。パチンコの玉のような石があり、ズルズルと滑りながら、2本のロープを掴む。ロープを補助に登って行くと、目の前にポカーンと半分紅葉した木立越しに青空が見えてくる。
石垣のような岩 U峰が ルンゼ ルンゼの上
 ルンゼの上に上がると、再び、羊蹄山、無意根山が迎えてくれる。美唄岳友会のレリーフのあったコブが目の前にあるが、今は跡形み無く自然に帰ってしまったようだ。主稜線を歩きながら振り向くと余市岳が木立越しに見えていた。
羊蹄山 無意根山 レリーフのあったコブ 余市岳
 主稜線からは札幌岳、空沼岳、白老三山、ホロホロ山、徳瞬瞥岳、無意根山、羊蹄山、アンヌプリが並んで見える。美比内山は「意根山の稜線のようで、山頂は同定出来なかった。
                                         ←大
 札幌 空沼  白老三山 ホロホロ 徳瞬瞥岳    無意根山   羊蹄山   アンヌプリ
 山頂に上がると、最初に三角点が現われ、山頂に着くと、岩の下に「さっぽろ湖」、アンテナが林立した手稲山が見ていた。峰風さんの山頂標識は外したのか無くなっていた。今日は一番乗りだったので、少し奥の岩にザックを置き、左側からゆっくりと景色を堪能することにした。
三角点 山頂の岩越しに 小天狗岳 手稲山
 北側には、朝里岳と白井岳が連なり、青い日本海をバックに長白稜、春香山、和宇尻山、南岳が展開している。その手前の山並みには岩塔のあるヒクタ峰、股下山、ツゲ山が見えていた。
           ←大
   白井岳  ヒクタ峰   長白稜         股下 春香山 和宇尻山   南岳 ツゲ山
 山頂の正面に戻って、東側には手稲山、迷沢山、四ツ峰、百松沢山、烏帽子岳、神威岳、さっぽろ湖、八剣山、藤野三山、定山渓小天狗岳と展開している。
                     ←大
         手稲山 迷沢山      四ツ峰 百松沢山 烏帽子 神威岳  さっぽろ湖 藤野三山 小天狗
 南側は、稜線で見たような格好で、札幌岳、空沼岳、白老三山、ホロホロ山、徳瞬瞥岳、無意根山、羊蹄山、アンヌプリと展開している。
                               ←大
   札幌 空沼  白老三山 ホロホロ 徳瞬瞥岳      無意根山      羊蹄山   アンヌプリ
 一人でココアを一杯飲み終えると、下から熊鈴の音が聞こえて来た。帰り支度をしていると一人の男性が上がって来た。山頂標識を探しているので、無いようですと言うと、何か淋しいと言う。最後に日本海と南岳を写して下山する。ルンゼ近くから、目もくらむような「中央ルンゼ」を覗いてみたら、岩塔が聳え立っていた。再び、美唄岳友会のレリーフのあったピークの壁を見に行くが、レリーフの付いていた痕跡(5年前にはあった)もない。ただ、真っ赤に色付いた高山植物があるのみだった。
日本海と南岳 岩塔 レリーフのピーク 岩の紅葉
 ウェストコルを過ぎて岩壁のアサギリソウやオオタカネイバラの赤い実を写しながら下ると、次から次と登山者が登って来ていた。札幌近郊では、人気の山だと感心する。やがて、沢に下る迷い道に着くが、この道は地図で描かれている道なのではと思う。下って行くと熊ノ沢滝(仮称)の上にでてしまうが、滝を下りられる登山者は道なのかもしれいない。
ルンゼ アサギリソウ オオタカネイバラの実 迷い道入口付近
 転がるように、熊ノ沢滝(仮称)、紅葉した岩壁、天狗滝(仮称)と元来た道を辿り直す。登山口に着いて、東尾根コースが気になり、神居橋の方に行ってみる。以前あった標識が無いので、見事に通り過ぎてしまう。来過ぎたことに気が付き戻ると、道端の藪にピンクテープがぶら下っていた。
 再び、登山口に着いて、今度は、登山口から「白井川」に下る道があったので、辿ってみたら、植林地だった。川辺まで行ってみようかと思ったが、途中で結構急な所を下らなければならないので止めて帰る。白井川右股林道を辿っていると、青空に紅葉した崖があり綺麗だった。
熊ノ沢滝(仮称) 岩壁 天狗滝(仮称)紅葉の林道
 9月20日 <2003(H15)年 登り1:54 下り1:04 単独>
 右股橋を渡ると天狗小屋があり、その中に登山届があったが、書くところがない。凄い人気に驚かされる。小屋を出て、天狗岳方向の林道を走ると、10台位停めることができる駐車に着く。6時半なのに先客がいた。登山道も以前より歩き易い。歩き出して直ぐ、頂上まで、3kmの標識がある。この山にしては不思議な標識だ。トリカブトの花はまだ咲いていた。沢沿いの道を辿ると、滝が現れる。水量は少ないが綺麗な滝だ。
登山口 トリカブト
 滝が現れると、ごつごつとした岩の壁が現れ、紅葉した木々が付いていた。清流はやがて流れが小さくなり、苔むして消える。あとは枯れた岩の上を歩く。
紅葉の岩壁 清流 苔むした岩 流れが枯れて
 木立越しに紅葉し始めた山頂が見え出す。美唄岳友会のレリーフのあったピークが見え出し、その一風変わったラクダ岩稜と呼ばれている岩壁にアサギリソウの群落が顔を出す。
三峰・二峰方向 レリーフのあったピ−ク アサギリソウ ラクダ岩稜
 三峰・二峰も間近に見え出す。やがて、赤と白の2本のロープの垂れたルンゼがあり、ロープを使って登る。このロープは伸びたり縮んだりするので厄介だ。ロープが切れたらただでは済まないだろうなと思いながらそれでもロープを頼りに登る。ルンゼの上に上がり、美唄岳友会のレリーフを見ようと顔を向けると、岩に跡だけが残像のように残っていた。
三峰・二峰方向 二峰 ロープの垂れたルンゼ
 山頂には先客がいた。山頂標識も新しくなっていたが、作風は峰風さんのようだ。逆光だったがさっぽろ湖が眼下に光っていた。余市岳も木立の間から見える。
頂上 山頂標識 さっぽろ湖 余市岳
 無為根山、手稲山、烏帽子岳、神威岳、小天狗岳、遠くにはホロホロと徳舜別がみえていた。残念ながら羊蹄山は雲の中だった。神居橋の工事現場らしき段々になった地形や鉱さい堆積場も見える。
 先客と短い会話を交わし、急いで山頂を後にする。歩きながら愛棒に電話をしたら繋がった。
無為根山 手稲山 烏帽子岳と神威岳 左:工事、右:鉱さい堆積
 下って行くとレリーフのあったピークの右側に札幌岳と思われる山が見える。また、レリーフのあったピークに着き、あらためて、写真を撮し、ロープを伝って下る。
札幌岳方向 レリーフのあったピーク
 日が上がってきたので二峰の紅葉が一段と綺麗に見える。余市岳もくっきり見え出す。
 下りは雨後だったので、結構滑る。登って来た時に間違うと思っていたところで見事に間違う。右にある赤いテープを見ていながら、沢に下りてしまう。立派な踏み跡はあるが、道は赤いテープも現れず、やがて川に消えてしまう。仕方が無く、元に戻るが、20分のロスだった。どうやら、ここは沢沿いではなく大きく沢から離れる所だった。参考までに、GPSを取り出すと、登りは結構良いトラックだったが、下りはトラックが飛んで全く使い物にならなかった。
 滝の近くでは良く見ると顔のように見える紫色の花があった。
二峰 余市岳 沢へ下りる迷い道 仮面の花?
 やがて、岩壁が現れ、紅葉に日が当たって一段と綺麗に見えた。滝を右にして下って行き、改めて写真を撮して、歩き出すと目の前に、登山道が現れた。対岸に赤いテープがあるが、一応登ってみようと思って登るが道は険しくなり、崩れた壁が見えるだけだったが、結構人が登った跡がある。何のために登っているのだろうと改めて思う。ここで、9分のロスだった。
紅葉の岩壁 上がって行く迷い道
熊ノ沢(神居橋)コース
 6月13日 <1999(H11)年 登り2:45 下り:2:40>
 ゲート入り口に警備員がいて、工事中で危険、身の安全は保障しない、できれ白井二股を使って欲しいと言われた。白井二股もどのようなことになっているかわからなかったので、神居橋から行くことにした。
 なるほど、途中の林道は崖崩れで車が1台通るのが精一杯の感じだった。実は、わがアソビホロケール隊はこれで、この林道を歩くのが3回目だった。前回2回は雨で追い返されていた。
 まもなく、東尾根コースの標識(現在無し)が右に出てくる。それを見て少し行くと、登山口があった。車が3台止まっていた。もう停められる余裕がないようなので、歩いて来て正解だと思った。

 ここから、沢沿いに登るだけで、展望はなく花も少なかった。険しい頂上が見えてくると、どこから登るのか不安になってくる。ロープを頼りに割れ目を登りきると、右側の岩にプレートがはめ込んである。
頂上
 昭和42年2月に遭難した美唄岳友会のものだった。そこにミヤマアズマギクが1輪咲いていた。
 ここから稜線を登るが右は崖だ。山頂に着くと、狭いのに超満員で休む所がない。山頂標識は横たわっていたので、起こして記念写真を撮す。札幌湖が眼下に、無意根山、余市岳、札幌岳、定山渓小天狗岳などが見えた。少し下りて、余市岳を見ながら昼食をとる。ここの前の崖も絶壁だ。
 下りはルンゼのロープの所で愛棒が一回転し転ぶ。私もスリップし転ぶ。どうやら、ビールを飲んだり、遊びにくるような山ではないらしい。

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2008(H20)年9月20日(土) 晴れ 熊ノ沢(右股橋)コース 単独 (登り2:12 下り1:37)
 6:37林道入口→7:01登山口→7:05山頂3km標識跡→7:25滝→岩壁→7:41滝→7:46迷い道→8:29ウエストコル→8:39ルンゼ→8:49頂上9:08→9:14ルンゼ→9:18ウエストコル→9:41迷い道→9:44滝→岩壁→9:57滝→10:14登山口→10:14熊の沢入口へ10:28→10:28白井川へ10:32→10:32登山口→11:03登山口
 2003(H15)年9月20日(土) 晴れ 熊ノ沢(右股橋)コース 単独 (登り1:54 下り1:04 林道歩き無し)
 6:40登山口→6:44山頂3km→7:01滝→岩壁→8:25ルンゼ→8:34頂上8:41→8:47ルンゼ→9:10沢へ下り迷う9:30→9:46南尾根へ迷う9:5510:14登山口
 1999(H11)年6月13日(日) 晴れ 熊ノ沢(神居橋)コース (登り2:46 下り2:40)
 8:24林道入り口→8:51登山口→11:10頂上11:50→13:52登山口→14:30林道入り口