イワオヌプリ(1116m) 大沼(標高840m 面積8.3ha) ドコモ◎、SB斑
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 ポイント
 家族向き。登りは3ルート、高山植物、紅葉も綺麗だ。沼コースとセットでも楽しめる。
 大谷地コース:湿原、沼、お花畑と一番変化に富んでいる。
 五色温泉コース:一番ポピュラーなコース(登山口3か所)
 ワイスコース:未踏
 国土地理院地形図  周辺地図
('02)倶知安方面から
大谷地コース
時期 7/4 7/11 8/6 8/22

 アクセス
 岩内町とニセコ町を結ぶ「ニセコパノラマライン(道道66号線)」沿いにある大谷地の駐車場に車を停める。
 7月4日 <1999(H11)年 登り2:33 下り2:08>
山頂(大×)
 今日は朝から雨が降っていたので、晴れそうなニセコに行くことにした。岩内町に近づくにしたがい晴れ間が広がって来た。大谷地の駐車場に着くと、タケノコ採りの車で溢れていた。大沼を過ぎて、小さな峠を越えるとエゾカンゾウが咲きかけていた。硫黄川沿いのお花畑にはイソツツジヤアカモノの白い花が目立った。
 頂上からは遠くに駒ケ岳、昆布岳、近くにアンヌプリ、ニトヌプリが見えていた。
 
 7月11日 <1997(H9)年 登り2:22 下り2:00>
 大谷地の駐車場からハナショウビ、エゾカンゾウ、白い花等の咲く大谷地を通り大沼に辿り着くと、大沼の奥にイワオヌプリが見えていた。岩の上に立って記念写真を撮す。
 小さな峠を越えると、荒れたワイシスキー場の道が分岐して行く。下って行くと谷地になりヒオウギアヤメやエゾカンゾウが咲いていた。硫黄川沿いに広がる、裸地の道を辿って行くと、イソツツジ、ガンコウラン、アカモノなどが目に付いた。
大沼(大×) ヒオウギアヤメ(大×) エゾカンゾウ(大×)
山頂(大×)
 ニトヌプリ分岐を過ぎていよいよイワオヌリの登りになる。火口壁は時計回りに登って行く。山頂に辿り着いて記念写真を撮す。
 帰りは火口壁から大沼方向にガレ場を下るが、遠くから見た時にはなだらかに見えたが、近づいて見ると、大小の岩が浮いていて、石ごとずり落ちてしまう。その都度、石が落ち着くのを待って下って行く。愛棒は2回くらい滑り擦りむいてしまう。大きな石が落ちてこなかったので、ほっとしながら裸地に辿り着く。
 帰りの笹薮にはタバコの吸殻、瓶、缶、軍手、雨合羽等山菜採りのゴミが目だって、マナーの悪さに憤慨する。
 
 8月6日 <2000(H12)年 登り2:16 下り2:06>                山遊詩:沼と山遊び
大沼(大×) 大沼
 大谷地の駐車場に車を停めて、大沼を目指す。最初は、大谷地の木道を花を見ながら歩く。登りきると、大沼が待っていた。天気が悪いので、大沼の奥にイワオヌプリが見えなかった。
 大沼で一休みし、また少しワイスホルンの山麓を登って行く。小さな峠を越えると、谷地があり綺麗は花が咲いていた。この湿地を過ぎるとお花畑があり、何か得した感じになる。お花畑からは、また、登りになり、赤い肌の山腹を過ぎるころには、左にイワオヌプリ、右に小イワオヌプリが間近に見えるようになる。
 その間を通って行くと、まもなくニトヌプリからの登山道と合流する。ガスがかかった登山道を登って行き山頂に到着する。展望が無いので早々に下山を開始する。イワオヌプリの分岐に下りて、大沼を目指す。道端にはオオアマドコロ、ツルリンドウの花が咲いていた。
ガンコウラン 山頂(大×) オオアマドコロ ツルリンドウ
 小さな峠の手前の谷地にはヒオウギアヤメが咲いていた。大沼に戻ると、イワオヌプリが顔を出していた。嬉しくなって記念写真を撮し合う。
ヒオウギアヤメ(大×) イワオヌプリが イワオヌプリと記念写真を(大×)
 
 8月22日 <2008(H20)年 登り2:36 下り2:09> GPSトラックは「2008.8.22」の地図帖へ
 大谷地駐車場から大谷地湿原に入り、木道の上をコトコトと音を立てながら進んで行く。大谷地湿原からはチセヌプリが良く見える。もう、花の時期が終ってはいたが、道端にはナガモノシロワレモコウの白い花が揺ら揺らと揺れていた。
大谷地駐車場 木道を歩く チセヌプリを ナガモノシロワレモコウ
 木道からはニトヌプリに似ている双頭の1000m峰を見ながら辿って行く。大谷地湿原が過ぎると、木道が終わり、一転して展望が無い樹林地帯に入る。樹林地帯は、意外と足場が悪く下を気にして歩いて行くと、いきなり、張り出した幹に頭をぶつけ首が痛くなる。気を取り直してヤマハハコやコガネギクの咲く道を進むが、今度は、鋭く切った枝に頭をぶつけ、頭の皮がヒリヒリと痛くなる。
1000m峰 道標 樹林地帯 ヤマハハコ
 ようやく、ニセコ最大の沼である大沼(標高840m 面積8.3ha)に着いて、沼の辺で一息入れる。水面が風で波打っていたので、大沼にはイワオヌプリが映えてはいなかった。帰りに期待して、大沼を後にするが、出入り口は1か所なので、沼を見ながら辿るわけには行かない。残念ながら、藪越しに水面が僅かに見える樹林地帯を辿って行く。
                                         ←大
              イワオヌプリ              大沼               ニトヌプリ
 平らな登山道が登りだすので、振り返ると大沼が見えていた。やがて、登山道は下り出し、ワイスへの分岐に差しかかるが、ワイスへの道の道標は無く、少し荒れ気味の道が真っ直ぐ続いている。分岐に立つ「」の道標に従い、右折しながら下って行くと、湿原にでる。この湿原は7月から8月にかけてヒオウギアヤメが咲いているが、今時期はナガモノシロワレモコウの白い花が多く見られる。
コガネギク 大沼を振り返り ワイス分岐 湿原
 突然、娘から愛棒のdokomoに電話が入る。私のsbが通じればsb同士なのでただなのだが、山ではdokomoの独壇場だ。それでも電波が弱いので、歩きながらでは通話できないらしく、愛棒の足が止まる。待っている間、小さな湿原の花を写すことにする。湿原にはウメバチソウ、タチギボウシ、アカモノ、ガンコウランの黒い実、シラタマの白い実が美しい。
ウメバチソウ タチギボウシ アカモノ ガンコウランとシラタマ
 湿原を抜けると、一面丸裸の荒涼とした硫黄鉱山跡と思われる場所に飛び出る。ロープや道標が無かったら小イワオヌプリとニトヌプリの間に見える谷間へ行ってしまいそうだ。
                     ←大
              イワオヌプリ    鉱山跡のお花畑  小イワオヌプリ          ニトヌプリ
 火山灰地を道標に従い辿って行くと、硫黄川が流れていて、飛び石伝いに渡る。一旦、下るような格好になり普通の登山道に戻る。登って行くと、真っ青なツバメオモトの実が顔をだす。
硫黄川 硫黄川を渡る 一旦下る ツバメオモトの実
 アカモノ」赤い実やガンコウランの黒い実に混じって、真っ青なエゾオヤマリンドウが咲いていた。高度が上がると目の前にワイスホルンがあり、反対側には硫黄鉱山跡とニトヌプリが見えて来る。登山道は何時の間にか岩場になり、大きな岩を避けながら登って行く。
エゾオヤマリンドウ ワイスホルン 鉱山跡とニトヌプリ 岩場になる
 真っ赤な地肌の不思議な山があり、その山腹をトラバースするように辿って行く。ひょっとしたら、この赤い山は硫黄鉱山のズリ山ではないかと思いながら見上げる。1997年に登った時には、自然に出来たにしては土が締まっていない感じがあった。
 また、火山灰地帯になり、イワオヌプリも見え出す。道端にはバッタがひっくり返っていた。
真っ赤な肌の山腹 火山灰地帯 イワオヌプリを バッタ
 小イワオヌプリとイワオヌプリの間を通過しだすと、小イワオヌプリの岩塔が迫ってくる。シダの葉の下に、小さな白い雲のようなアワフキ虫の家を見つける。登山道が下りになりだすと、ニトヌプリの分岐になり、それをやり過すと五色温泉分岐に出て、展望が開ける。ここからは、背の高い樹木が無い岩場を登って行く。
小イワオヌプリ アワフキ虫 ニトヌプリ 岩場を登る
 登り始めると、五色温泉の方から団体さんが登って来て騒々しくなる。ご一行山は子供連れで、先頭の引率者が一番声が大きく煩い。追われるように火口壁まで到着するが、ご一行さんと一緒に登るのは避けて、左側の火口壁をトラバースする道を選ぶ。
 火口壁からは山頂を見上げ、海側に大沼を見つけて一息入れる。それから「イワギキョウが咲いている火口壁をトラバースする道を辿る。
火口壁から山頂を 大沼を イワギキョウ 火口壁トラバース道
 火口壁の内側をトラバースする道を辿って行くと、先程の団体さんは一列に標識のある山頂を目指して登っているところだった。その後には逆光で黒いアンヌプリが見えていた。
                               ←大
                                         標識のある山頂      アンヌプリ
 トラバースする道が主稜線の切れ目に着くと、上からご夫婦が下りて来た。切れ目からは大沼や積丹の海が再び見えて来る。少し急なザレ場を登って一息入れながら振り返ると大沼が見え、その後に岩内岳、眼下に赤い肌の山が見えていた。
 この赤い肌の山に向かって1997年に下りてみたが、この崖はガレとザレが入り混じっている。砂利山といった方が早く、足を入れるとバラバラ崩れ流れる。下に小さく見える石も近くづくと大きな石で、この大きな石も動くので絶対下りないように。
大沼 積丹の方向 主稜線に上がる 大沼
 後は平らな主稜線を火口を見下ろして辿るが、標識のある山頂は大勢の人が陣取っているので、手前に座って、愛棒を残して山頂へ向かう。山頂への道はすっかり登山道化して、高山植物を痛めるところは無かった。山頂は大きな岩がゴロゴロしている。一番高そうな岩の上に立つと、目の前に「アンヌプリ」が間近に感じられる。
平らな主稜線 火口を 山頂 アンヌプリ
 山頂から南側を見回すと倶知安市街、アンヌプリ、五色温泉、モイワ山が見えていた。
                                                   ←大
              倶知安市街          アンヌプリ               五色温泉   モイワ山
 西側には標識のある山頂、「ニトヌプリ」「チセヌプリ」「ニトヌプリ」「シャクナゲ岳」「白樺山」と連なって見える。岩内方向は火口壁が邪魔して見えない。愛棒とお互いに手を振って来た道を戻る。愛棒と合流すると、山頂標識のところにいたご一行さんが、昼食のため海の見える所に移動する所だった。その中には外人も混ざっていた。この頃、ニセコには外人が多くなったと実感する。
                                                   ←大
     標識のある山頂 ニト チセ シャクナゲ 白樺  火口壁
 誰も居なくなった山頂標識に移動して、景色を見ながらココアを飲む。南側に「昆布岳」が霞んでいた。西側は「ニトヌプリ」「シャクナゲ岳」「白樺山」と連なっている。
                                         ←大
  昆布岳 山頂標識                               ニトヌプリ チセ シャクナゲ 白樺
 北には少し緑の多い山頂が見える。山頂標識のあるピークよりも高いのか低いのかは判然としないが、地図では明らかにピークになっている。
                                         ←大
                   山頂
 アンヌプリは時間が早いので逆光になり黒い塊にしか写らない、遅い時間に登ると綺麗に写せそうだと思う。ココアを飲み終えたので、山頂標識と記念写真を写し、そのまま真っ直ぐ下る。南にあるコブからは五色温泉が良く見えていた。
アンヌプリ 山頂標識と(大×) 真っ直ぐ下る 五色温泉
 南コブから標識のある山頂を見上げ、下って行く。この荒涼とした風景は1000mの山とは思えない。
                               ←大
南コブから標識のある山頂を見上げる
 火口壁を一周する登山道入口に着いて、改めて、火口原を振り返る。登りに使ったトラバースの道が山腹に一直線に見えていた。
                     ←大
火口原を振り返る
 再び、登って来たガレ場の道を下る。普段気にしていなかった湿原が目の前に見えて来る。五色温泉からの旧道を辿れば沼の縁まで行けそに思う。ガレ場の下りではニトヌプリの稲妻のような登山道が良く見える。最後に小イワオヌプリを見て、分岐に到着する。五色温泉の分岐から林の中になり、直ぐにニトヌプリの分岐がある。
ガレ場を下る 湿原? 小イワオヌプリを 分岐の標識
 ノリウツギ(サビタ)の白い花が咲く林を抜けると、小イワオヌプリの岩塔が見下ろしていた。火山灰のザレ場を辿ると、目の前に赤い山肌の山が見えて来る。この山に登っている人もいるような雰囲気だ。道端には蜂がネジバナの蜜を吸っていた。
ノリウツギ 小イワオの岩塔 赤い山肌 ネジバナと蜂
 フレップ(コケモモ)の実も赤く熟し初め、秋を感じさせる。再び「硫黄川」を渡り、お花畑を辿って行くと、粘土が層になって堆積した跡があり、触って見るとねっとりとしていた。
 行きと同様、立ち木の幹に頭をぶつけながら林の中を辿って行く。行き交う人達の中には軽装の外人が多いのには驚く。
 
フレップ 硫黄川を渡る 硫黄川 粘土の堆積
 再び、大沼に辿り着き、入口近くの岩に座り昼食とする。ここで、水面に映えるイワオヌプリのシャッターチャンスを待つ。オニギリを食べていると、一組のご夫婦が入って来て、沼の辺で休んでいた。われわれの居る所は特等席なので、早々に立ち去る。
 林の中ではツリバナが赤く色付いて来ていた。再び、大谷地湿原の木道を辿り、駐車場に着くが、私だけ「神仙沼」に行き、愛棒は神仙沼の駐車場まで車を回すことにした。早速、大谷地側の入口から入って行くと、所々木道になっていた。
大沼 ツリバナ 大谷地の入口 木道
 神仙沼が近づき出すと、また、木道になり、神仙沼湿原を一周する分岐に着く。今年で、二回目の訪問だが、神仙沼の写真を写し、神仙沼湿原を一周(反時計回り)する木道に入る。木道を辿ると小さな沼やジグザグになった沼が現われる。
神仙沼 神仙沼湿原一周路 小さな沼 ジグザグの沼
 神仙沼湿原はすっかり花の時期は終わり、ナガモノシロワレモコウが風に揺られていた。再び一周路に合流すると、ウメバチソウが咲いていた。行き交う観光客を避けながら、神仙沼の駐車場を目指す。
神仙沼湿原 神仙沼湿原一周路 ウメバチソウ 神仙沼の駐車場

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2008(H20)年8月22日(金)
  晴れ (登り2:36 下り2:09)
 8:11大谷地駐車場→8:21大沼へ2km→8:50大沼→9:06お花畑通過9:21→10:03ニトヌプリ分岐→左からトラバース道→10:47頂上10:55標識頂上11:13→11:34分岐→11:45お花畑通過12:16→12:34大沼12:5013:30大谷地駐車場→13:44神仙沼→13:57神仙沼駐車場
 2000(H12)年8月6日(日)  曇り、雨 (登り2:16 下り2:06)
 8:41大谷地駐車場→9:13大沼→9:49お花畑出口→ニトヌプリ分岐→10:57標識頂上11:36→11:55分岐→12:31お花畑出口→13:16大沼→13:42駐車場
 1999(H11)年7月4日(日)  曇り (登り2:33 下り2:08)
 9:42大谷地駐車場→11:44ニトヌプリ分岐→12:15標識頂上12:52→13:10ニトヌプリ分岐→15:00駐車場
 1997(H9)年7月11日(金) 晴れ (登り2:22 下り2:00)
 大谷地駐車場→41大沼→36ワイス分岐→38ニトヌプリ分岐→27左から標識頂上15瓦礫直下→5元の道→27ワイス分岐→37大沼→36駐車場