イワオヌプリ(1116m) ニトヌプリ(1080m)ドコモ◎、SB斑

 ポイント
 家族向き。登りは3ルート、高山植物、紅葉も綺麗だ。沼コースとセットでも楽しめる。
 五色温泉コース:一番ポピュラーなコース(登山口3か所)
 ニトヌプリコース:穴場的なコースで、アップダウンが多い。
 大沼コース:湿原、沼、お花畑と一番変化に富んでいる。
 国土地理院の地形図 周辺地図
 五色温泉コース 
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 道道58号線にある五色温泉を目指す。登山口は「五色温泉」「案内所」「お花畑」の3か所あるが、今回はトイレ付きの案内所前に駐車した。
休憩所 五色温泉と登山口('02) お花畑
 8月17日 <2007(H19)年 一周4:12> GPSトラックは山の地図帖「2007.8.17」へ 
 誰も居ない観光地の真っ只中の休憩所から「ニセコアンベツ川」に架かる「ごしきおんせんはし」を渡ると、板張りの木道になり、「ニセコ神社」が現れる。境内の一角には「山を恐れず 山を畏れよ 山を愛し 山に逝く これまた人生」と書かれた地質学者佐々保雄北大名誉教授の石碑がある。碑文の左袖にはスキーの図柄、右の袖にはニセコ山系歩道案内図が配置されている。道端は、霧雨で濡れたアカモノの赤い実、ガンコウランの黒い実でびっしり埋まっている。
休憩所から 木道を神社へ アカモノの実 ガンコウランの実
 シラタマノキの白い実、木の緑の実、ツバメオモトの青い実が目立った。お花畑からの道が合流する地点に登山届ポストが設置されていた。
シラタマの実 木の緑の実 ツバメオモトの実 登山届ポスト
 登山届の目の前にある木の土留めの急な道を登って行く。それが終ると、今度は岩の露出した道になる。道端にはミヤマホツツジの白い小さな花、オオカメノキの赤い実が見られるようになる。やがて、左に湯本温泉への古の道が分岐する。まだ、入口は廃道にしては確りしているように見える。
岩の露出した道 ミヤマホツツジ オオカメノキ 湯本温泉への道
 突然、目の前が明るくなり道が開けて来ると、イワオヌプリが見え出す。広場にはケルンが積まれ、迷い防止のロープが張られている。広場から、また、登山道になり大沼とイワオヌプリの分岐標識が現れる。イワオヌプリの道を辿ると、晴れていれば展望が広がっているのだが、二トヌプリのジグザグの登山道が辛うじて見える。
道が開ける ケルンとイワオヌプリ 大沼・イワオ分岐 ニトヌプリのジグザグ
 雲は低いが、隣りの小イワオヌプリは良く見えていた。岩だらけの何処が登山道なのか分らない道を登って行く。火口の隅に上がると、近くにあるはずの平原が霧で良く見渡せないが、反時計回りで火口を回ることにする。尾根はザレ場で何処でも歩けるが、歩き難いので、極力、道らしいところを歩く。尾根の東側から霧が上がって来てアンヌプリ方向の展望は得られない。
小イワオヌプリ 岩だらけの道 サレ場の道に 尾根上を辿る
 突然、西側の火口壁に陽が差して来たが山頂方向は相変わらず霧がかかっていた。山頂近くになると東側に奇岩が現れる。振り返ると、お鉢とニトヌプリが良く見える。
西側の火口壁 もう少しでイワオ山頂 奇岩 お鉢とニトヌプリを
 それも束の間で、霧が四方八方から押し寄せて来た。どうやら、停滞前線が南から押し上がってきて、北風が南風になって来たようだ。頂上は広く、大きな岩もある。一番高い頂上は直ぐそこに見え、踏み跡もあるが、高山植物を荒らすので行かない。
                               ←大
ニトヌプリとお鉢
 霧が立ち込めて来たので、記念写真を写し、イワオヌプリの山頂を後にする。尾根はアップダウンを繰り返すが、剥き出しの山肌と霧の白さの境が無くて、幻想的な雰囲気のうちに下って行く。以前に、ザレ場だと思って下ったガレ場を覗いて、今更ながら呆れる。
イワオヌプリ山頂(大×) イワオヌプリを後に 奇岩の尾根筋を アップダウウンの尾根
 火口壁の尾根を下ったり、登ったりを繰り返し、ケルンを通過し最後の登りになり、登り切ると二つの火口原が見渡せた。火口原には、ナスカの地上絵を模そうとしてなのか、悪戯書きがしたあったが、以前よりも少なくなったような気がする。
尾根を下る 尾根を登る ケルンと尾根筋 二つの火口原
 火口壁の最低地点に辿り着いて、火口原を見ると見渡せたので、写真を写す。山頂や西側のコブをトラバースする道も良く見えていた。
                     ←大
イワオヌプリの火口原
 来た道を大沼・イワオ分岐まで引返して、ニトヌプリを目指す。ニトヌプリ分岐からは下りになり、横の小イワオヌプリを見上げながら進んで行く。道はザレ場の下りとなり、ロープが張られている。下りきると真正面にニトヌプリのジグザグの道が見えて来た。どうやら、角を6つ通過したら真っ直ぐな道になるようだ。
ニトヌプリ分岐 小イワオヌプリを見上げる ザレ場を下る ニトヌプリのジグザグを
 平らな道にはイソツツジの白い花は既に無かったが、白い花も咲いていた。奇岩が見えるようになると、沢になり、水の流れの少ない沢を渡るが、以前よりも、簡単に渡ることができた。
白い花 沢の対岸の奇岩 ミヤマリンドウ
 湿原とまでは行かない湿地には奇岩が生えている。道端にはアカモノの赤い実が鈴なりで綺麗だった。湿地を乗り越え、ジグザグの登山道を登り切ると、コブに上がる。そこからニトヌプリの岩が見えて来る。
湿地の奇岩 アカモノの実 湿地 ニトヌプリの岩
 山頂直下の大きな岩を回り込んでニトヌプリの山頂に着く。相棒が山頂で休んでいる暇に、一寸、ハイマツ漕いで、奥へ辿って見る。踏み跡は、少し下がり気味になったところで終っていた。奥からは、イワオヌプリの西側にある真っ赤なコブが良く見えたが、残念ながら山頂はガスの中だった。引き帰しながら、山頂方向を見ると山頂越しに南峰が見えていた。
大きな岩の傍を ニトヌプリ山頂 山頂の北側からイワオ 山頂と南峰
 相棒と、昼食を食べながら、40年も前の学生時代のことを話していた。「山頂直下の岩は倍くらいの高さがあり、尖っていた」と言うと、「相棒は、40年もなるんだから崩れたんでないの」と言う。それも、もっともなので、岩の上に上がって、岩の周囲を見渡して見たら、周囲にある岩を纏めると、倍位の高さになることに気が付いた。きっと、尖った岩は何らかの原因で崩れたのだと思った。昔の写真を見ると、今の岩は、昔の岩の中身のような気がする。
 昼食が終わり、南峰を見上げながら下って行くと、昔、登ったような気がすると思いながら下って行くと、登山道脇には、狂い咲きのハイオトギリが咲いていた。
山頂直下の岩 岩の上で考える 崩れたと思われる岩 ハイオトギリ
 再び、沢を渡り対岸に辿り着く。マイズルソウのまだ色付かない実が充血した目の様に見えた。登山届ポストまで一直線に下る角材で土留めをした道の下りは、厄介だ。それを越えると、今度は石段になり、朝見えなかった五色温泉が姿を見せていた。
沢を渡る マイズルソウの実 角材の土留め道 石段
 =温泉考=
 五色温泉大人500円、シャンブー、石鹸、露天風呂付き、別棟に露天風呂付きの温泉もあるので、忘れずに。純然たる硫黄泉だ。
ニトヌプリコース

 アクセス
 岩内と五色温泉を結ぶ道路の峠のところに登山口がある。駐車場がないので、チセヌプリ登山口傍にある夏期は開放されている除雪車旋回場所(以前は閉鎖)に停める。
除雪車旋回場所 登山口へ カーブにある入口 ニトヌプリと南峰
 8月4日 <1996(H8)年 登り2:00> 
 チセヌプリの登山口にある、除雪車旋回場が開放されていなかったので、仕方が無く、反対側の路側帯に車を乗り上げて駐車する。 車を停めると、キタギツネが餌をねだりに近づいて来る。何もくれないと分かったら、何時の間にかいなくなっていた。登山口から岩場が多く、昨夜からの雨もたたり悪路で滑って大変だったが、ニトヌプリの頂上まで約40分で着いた。早速、山頂標識と記念写真を撮す。
 直ぐに、イワオヌプリに向かって下って行くと、強風で苔が飛んでいて、目に入って大変だった。大沼との分岐の手前は日本庭園の様な景色が広がっていた。イソツツジ、コケモモ、ガンコウラン、イワハゼなどの花がびっしり咲いていた。強い風に吹かれながら、ようやくイワオヌプリの頂上に辿り着く。山頂は、更に強い風が吹いていたので一人づづ記念写真を撮す。愛棒は高山植物が多く、独特の雰囲気なので、感動したようだった。
ニトヌプリ(大×) 日本庭園の様な イワオヌプリ1(大×) イワオヌプリ2(大×)
 風を避け岩陰で昼食をする。一時、風が治まったので、三脚を出して山頂標識と記念写真を撮そうと試みるが、強風で三脚が倒ろので大変だった。
イワオヌプリ3(大×) イワオヌプリ4(大×) イワオヌプリ5(大×)
 帰りは、お鉢を反時計回りに下って行く。道端には黒い実を付けたガンコウランがびっしり生えていた。火口壁を辿って行くと、ワイスホルンのリフトが見える。大沼を見ていると、ワイスホルンからの道も見えて来る。霧が、一時的に晴れてアンヌプリやニトヌプリや、ニトヌプリのジグザグの道が見えて来る。
 帰り道に、大沼方向の道標を見落として、しばらく五色温泉への道を下っていた。気が付いて、引き返すと、大沼の道標の下にある岩に赤くニトと書かれていた。
 ニトヌプリに引き返して、下りにかかるが登りよりも滑りやすく神経を使った。愛棒は派手に転び、足と腰を痛めてしまう。
 9月27日 <1998(H10)年 登り1:59 下り2:00> 
 道中は雨と霧だったが、登山口に着くと霧だけになっていたので、チセヌプリの登山口に駐車して登ることにした。ニトヌプリに着いても霧の中だった。昔は大きな尖った岩塔があったが、今は崩れてしまっている。
 直ぐに、イワオヌプリに向かって下って行く。川を渡って、廃道の分岐に辿り着くと、紅葉と岩が綺麗な所がある。大谷地の分岐で、また、間違えてしまう。今日は、火口壁を時計回りで頂上を目指す。霧で何処を歩いているのか分からなくなったが、何とか頂上に辿り着く。
ニトヌプリ(大×) 昔のニトヌプリ頂上 日本庭園の様な
 頂上に着いても霧の中だったが記念写真を撮す。頂上で、おにぎりを食べているうちに、晴れて来て、大沼やニトヌプリが見えて来る。イワオヌプリの最高地点をバックに記念写真を撮し、下山を開始すると、途中で天気が良くなり山頂が見えて来たので、記念写真を撮す。
イワオヌプリ(大×) 最高地点(大×) イワオヌプリの頂上(大×)

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2007(H19)年8月24日(金) 霧雨、曇り 五色温泉コース(一周4:12)
 8:08休憩所駐車場→8:20登山届ポスト→8:52大沼分岐→9:21お鉢(反時計回り)→9:33イワオヌプリ頂上9:52→10:06お鉢→10:20大沼分岐→10:22ニト分岐→11:13ニトヌプリ山頂11:51→12:36ニト分岐→12:37大沼分岐→12:56登山届ポスト→13:07駐車場
 1998(H10)年9月27日(日) 曇り ニトヌプリコース(登り1:59 下り2:00)
 9:19登山口→9:58ニトヌプリ→10:28廃道分岐→10:43大沼分岐→左から11:18頂上12:03→12:31大沼分岐→12:41廃道分岐→13:25ニトヌプリ→駐車場14:03
 1996(H8)年8月4日(日)  曇り、霧 ニトヌプリコース 登り(2時間)