石狩ハマナスの丘公園(標高5.1m)

 ポイント
 ハマナスの丘公園の中に、三角点:渡船場がある。海岸線はその時々で大きく変わっているようだ。

 アクセス
 国道231号(石狩街道)の花畔交差点から、道道225号に入り道なりに進む。ビジターセンタ前には広い駐車場があるが、混雑している。
 国土地理院地図 Google Map 
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 6月20日<2023(R5)年 一周3.779km 1:39> GPSトラックは山の地図帖「2023.6.20」へ
 ビジターセンター手前の駐車場から、石狩灯台をと向かと、灯台に行く手前に解説版がある。灯台を一回りして記念写真を撮り、ビジターセンターを眺める。ビジターセンターの背後には、手稲山や残雪のある余市岳が見えていた。灯台横の踏み跡から小道に上がり、川沿いの道に出ると、河川敷占用地区がある。看板に「ハマナスの実は採取出来ません。」と書かれていたので、ハマナスがあるのだろと小道に入って見る。
解説板 石狩灯台 ビジターセンター 河川敷占用地区
 入って直ぐに、ハマヒルガオ、ハマナス、ハマニガナが咲いていた。川沿いの道に戻ると、ハマエンドウも咲いていた。
ハマヒルガオ ハナナス ハマニガナ ハマエンドウ
 遊歩道の分岐には河川水辺の国勢調査の看板が立っていた。道端には、コガラと思われる小鳥が草に留まっていた。東屋が見えてくる。
河川水辺の国勢調査 遊歩道分岐 コガラ 東屋
 東屋には公園の案内板や7箇条の保護規則が書かれた看板がある。展望ベンチの分岐でもあるが、寄らずに先端を目指す。ここから先は湿地になり、ノハナショウブやエゾスカシユリが咲いていた。対岸の北石狩衛生センターの煙突を真正面に、左に暑寒別連山、右に樺戸山地を眺めながら先端部を目指す。先端部は、前回来た時よりも250mは後退しているように感じた。先端部の流木と記念写真を写す。
解説板 ノハナショウブ エゾスカシユリ 先端部
 広くなった石狩川河口を暫し眺める。
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石狩川河口
 今度は海岸線を南下する。以前来た時には、砂浜が全くなくて引き返したが、今回は広い砂浜が広がっていた。石狩湾新港を真正面に見ながら辿って行く。左には、藻岩山の後ろに恵庭岳、空沼岳、札幌岳、百松沢山、烏帽子岳、手稲山、残雪のある白井岳や余市岳、塩谷丸山、赤岩山、積丹の山々が見えた。
                     ←大
石狩湾新港を真正面に
 砂浜には、シュカブラが見られた。河口を振り返り、砂浜を辿って行くと、展望ベンチの分岐がある。分岐には、目印の朽木にロープが垂れていた。上がって三角点の位置を確認する。三角点へは目印が無いので早めに砂浜から上がり、目印の棒杭を目指す。三角点に到達するが、標石が見当たらない。多分、砂に埋まってしまったのだろう。ハマナスが生い茂っているので、掘り返すわけにも行かない。
シュカブラ 河口 展望ベンチへ 三角点
 三角点から、北側を眺めると、神居尻山、ピンネシリ、マチネシリ隈根尻山、樺戸山塊に雲が棚引いてきていた。対岸には、道央の守り神:阿蘇岩山が見えていた。
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三角点から北側を
 足元のハマボウフウを見て、浜辺に戻る。真正面に手稲山を見ながら南下して行く。よく見ると風車が回っていた。塩谷丸山とアンテナのある赤岩山の間を見ると、白波を蹴立てた巡視船らしき船を見付ける。
ハマボウフウ 手稲山が 塩谷丸山 巡視船?
 頭上には尾の白いオジロウワシが風に乗って通り過ぎていった。改めて、赤岩山の右手に積丹の山々を眺めていると、貨物船のような船影を見付ける。最後に波打ち際までフェンスをした所になり、フェンスを跨いで乗り越える。道路際にもフェンスがしてある。海浜植物等保護区の看板も立っている。
オジロウワシ 積丹の山々 道路から 看板
 浜辺からビジターセンターへと足を運ぶと、公園の看板があり、遊歩道の入口になる。灯台と灯台守の歌碑をバックに記念写真を写す。ソフトクリームの旗がなびいていたので、ビジターセンターの中に入り売店に行く。出来上がる間にケースに入った「旧石狩燈台燈器(6等閃光レンズ)」を眺める。
ビジターセンタ 公園看板 遊歩道入口 旧燈器
 ビジターセンターのデッキで、ソフトクリームを食べながら公園を眺める。
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ビジターセンターから
 9月11日<2009(H21)年 一周5.537km 1:17> GPSトラックは山の地図帖「2009.9.11」へ
 ビジターセンターの前の看板を見て、順路を確認し、二階の展望所に上がって景色を見る。木道は石狩灯台の傍を通って延びていた。下の売店を一回りして、遊歩道の入口に向かうと、シェルティーが散歩から帰って来るところだった。愛棒はシェルティーを撫でさせてもらいながら、世間話をしていた。
ビジターセンター 看板 センタ展望所から 遊歩道入口
 私は、その間、石狩灯台を写したり、灯台守の歌碑を見ていた。ようやく、愛棒が木道を歩き始めた。早速、木道の傍に、ウンランやハマナスが顔を出す。
石狩灯台 木道を ウンラン ハマナス
 木道は直ぐに終わり、砂浜の道になる。石狩川の川辺にも行けので行ってみたら、河口方向が望めた。浜辺には真っ赤に熟したハマナスの実がなっていた。川辺の道は歩き難いので、遊歩道に戻る。遊歩道は歩き易いが展望が無くなってしまった。途中に、東屋が出てきて、その傍の地図を見ると、突端から回って帰ってくる道が記されていた。
河口方向を ハマナスの実 東屋 東屋の地図
 ようやく砂嘴の先端部分が見えて来た。先端に目掛け歩いて行くと、フワフワした所があり、埋まらないかと焦る。先端から小樽方向にUターンして波打ち際を辿ると、目の前に百松沢山、手稲山が、海の向うに小樽の赤岩山や少し霞んだ積丹岬が見えていた。
           ←大
百松松山 手稲山            小樽        積丹岬 
 振り向くと、増毛の山々や樺戸の山々、阿蘇岩山が見えていた。海岸線を歩いて行くと砂丘が迫ってくる。砂丘の上には道は無いので、海岸線を行かなければならないが、波が高くとても行ける状態でなかった。仕方がなく、元来た道を帰ることにする(海岸線が抉れてしまった?)。
           ←大
増毛の山々              樺戸の山々 
 帰り道、昼が過ぎたので対岸の桟橋を見ながら、おにぎりを食べながらAL0.00%麦芽風味の炭酸飲料を飲む。目の前にはハマボウフウが種を付け、傍にはハマエンドウも咲いていた。昼食を終えて、元来た道をかえる。東屋の所から海岸線にでてみようと右に曲がる。
対岸の桟橋 ハマボウフウ ハマエンドウ 海岸線へ
 途中の高みにベンチが備え付けられていた。ここで、昼食を食べれば良かったと思いながら、海岸線に向かう。道端には、エゾカワラナデシコが風に揺れて咲いていた。海岸線には赤い布切れが付いたポールが立っていた。増毛側を見ると、砂丘は波で抉れていて歩ける状態ではなかった。
ベンチが エゾカワラナデシコ 海岸線に立つポール 増毛側
 小樽方向の砂丘を見たり、増毛方向の砂丘を見るが、いずれもかなり波に削られてしまったようだった。小樽方向へは、植生保護のため進入禁止になっていた。仕方が無く、アキグミの赤い実を見ながら帰る。
小樽を振り向 小樽側 増毛側を確認 アキグミ
 東屋を曲がってしまうと、後は真っ直ぐ石狩灯台を目指して歩く。砂の道も木道になり、灯台が大きく見えだし、ビジターセンタが現れて終る。
灯台が 木道に 灯台が大きく ビジターセンタが

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 二人の山行記録
 2023(R5)年6月20日(火) 晴れ 一周3.779km 1:28
 9:55駐車場9:59灯台10:01→遊歩道→10:23東屋(展望台分岐)→10:36突端→海岸線→10:48東屋(展望台分岐)→11:00三角点:渡船場10:02→11:20バリケード→11:25ビジターセンター11:32→11:34駐車場
 2009(H21)年9月11日(金) 晴れ 一周5.537km 1:17 
 11:48遊歩道入口12:20先端→12:29昼食12:42→12:48東屋から展望台、海岸往復13:05→13:18遊歩道入口