早月山(hayatukiyama:629.6m)     
コース 岩 屋 財 田

 ポイント
 展望は最高、終始洞爺湖を見て登り、後半は突然、展望が開け羊蹄山が顔を出す。
 岩屋コース:以前あった「鹿の踊り場」「苦労坂」「見晴らし台」等の標識は撤去され、替わりに「社有地につき立入禁止」の看板があり、登山道は手入れがなされていないようです。地主は地元に根付いていない外国の会社なのでしょうか。
 財田コース:早月林道から入る道もゲートが閉ざされています。
 以前、洞爺青少年自然の家で、岩屋コースの整備も実施され、烏帽子岳と共に親しまれた山なので残念です。

=岩屋コース 2008.10.10現在=
岩屋コース季節別 夏(未)

 アクセス
 札幌から国道230号線を走り、大原から洞爺湖の湖畔道路(村道132号線)を壮瞥方向へ向かうと、「北海道立洞爺少年自然の家ネイパル洞爺」があり、通り過ぎて岩屋のバス停に進む。小さな祠がある岩屋バス停を左折し、真っ直ぐ登山道へ向かう。道路からは岩搭が見える。真っ直ぐ進むと、農家の庭先を通過して別荘の分譲地に突き当たる。登山口近くは別荘地になっているので、邪魔にならないところに停める。
 国土地理院の地形図 GPSトラックは「山の地図帳2008.10.10」へ 周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
烏帽子岩 岩屋バス停 小さな祠 岩搭の見える道
 春 4月29日 <2002(H14)年 登り1:30 下り1:00>
 洞爺湖を振り返りながら、別荘地の奥にある丸太橋を渡ると登山口の標識がある。そこから奥に中国の風景によくあるような岩搭が見える。
洞爺湖 丸太橋を渡る 登山口の標識(大×) 登山口から岩搭が
 その後はしばらく、沢沿いの道に咲くタチツボスミレ等の花を見ながら登ると、「早月山頂上まで2.0km」の道標が立っていた。エンレイソウも咲いて来る。鹿の踊り場の看板も現れる。
タチツボスミレ 道標 エンレイソウ 鹿の踊り場
 矢継ぎ早に、苦労坂見晴らし台と出てくる(2008年現在は皆無)。看板に書かれた漢字には子供も読めるように振り仮名を振っている。見晴台に着くと、洞爺湖が見える。これを過ぎると、登山口で見た中国の風景を彷彿とさせる岩搭が間近に見えて来る。道端にはフッキソウも顔を出す。
苦労坂 見晴らし台 洞爺湖を振り返る フッキソウ
 登って行くと、「早月山頂上まで1.5km」の道標や「小鳥の泉(湧き水)」の看板があり、小さな沢を渡る。イグアナの様に見える岩も出て来る。
道標 小鳥の泉 小川を渡る イグアナ岩
 「天然水広場跡」に出ると、放牧地らしく草地になり、展望が広がるが、荒涼とした感じがする。振り返ると一段と洞爺湖が良く見えてくる。
天然水 「天然水広場跡」 放牧地を行く 洞爺湖を望む
 この放牧地を少し行くと、突然、目の前に羊蹄山が現れる。パノラマ高原と名付けられた理由が、ここの立てばわかと思う。ここから頂上はもう目の前にある。芽吹きの木と青空が春を感じさせる。
パノラマ高原 頂上を望む 芽吹き
 パノラマ高原からは洞爺湖、昆布岳、羊蹄山が並んで見える。
                               ←大
パノラマ高原から洞爺湖、昆布岳、羊蹄山を望む
 パノラマ高原からは、道標や合目の標識が欠けることなく現れる。9合目付近は急になり、ロープがあるが使わなくても登ることができた。
道標 7合目 8合目 9合目
 頂上は一部笹だが360°の展望が得られた。ピークの山頂標識とは別に、洞爺湖をバックに出来るよう、山頂標識(2008年現在は無)がある。三角点の近くには座るのに丁度良い岩がある。
 何と言っても、羊蹄山と洞爺湖を見て食事ができるのが良い。遠くに霞んで恵山や駒ケ岳が見える。昭和新山の白い噴煙も良く見えるが、有珠山の噴煙はもう無かった。昆布岳の独特な外人の鼻のような山頂や長万部岳が見え、貫気別山はスキー場らしく山頂に施設が建っている。竹山やホロホロ山、徳舜別岳、伊達紋別岳が近くに見えるはずだが、平らな山に遮られているのか見つけることができなかった。
           ←大
駒ケ岳        昭和新山 有珠山        中島  洞爺湖    ウインザーホテル
           ←大
               昆布岳                        アンヌプリ        羊蹄山  
                     ←大
                            放牧地                               昭和新山 有珠山
 山頂で、休んでいると、何かの施設のある東の放牧地から、ゆっくり軽自動車が走ってくる。どうやら、財田から道があるようだ。何か興ざめなので、下りることにした。
 すると、九合目で、地元の野良仕事風の夫婦が登ってきたのに出っくわす。あいさつをすると、お気に入りの場所らしく、自慢気に笑顔で、何時も登っていると言っていた。本当に良いところだと思う。途中で男性とすれ違う。登ってくる人もいるんだと思った。
山頂標識と羊蹄山(大×) 洞爺湖に向かって 山頂直下に車 中国風岩搭を望む
 登山口に着いたら、犬が駆け寄ってきた。誰かが犬を盛んに呼んでいる。別荘地の現地案内と思っていたプレハブが実は別荘地を買って、家庭菜園をしているご婦人だった。愛棒もこの別荘地がえらく気に入ったのか盛んに、聞いている。どうやら、先ほどすれ違った男性がご主人らしい。1坪1万円で100坪位買ったようだ。登別から土日に泊りがけで、菜園を手入れしに来ているという。羨ましいが札幌からは少し遠いのが残念だった。帰りは洞爺湖を目指して下山する。
 秋 10月10日 <2008(H20)年 登り1:10 下り51>
 別荘地の奥にある丸太橋を渡ると登山口の標柱がある。以前来た時には、鹿の踊り場、苦労坂、見晴らし台の標識があったが一切無くなっていたが、その代わり「社有地につき立入禁止」の看板が立っていた。暫し、小川のようになった登山道と濡れた夏草でズボンがびしょ濡れになるが、紅葉した林の中はきれいだった。
登山口 丸太の土留め 立入禁止 紅葉の中を
 登って行くと小鳥の泉(湧き水)の看板があったと思われる小川を渡る。平らになりだすと、黄金色に染まったススキの野原の中を辿る。途中で、愛棒が朽木の中にフキが1本生えているのを見つける。さながらカムイの一輪挿しと言ったところかなと思う。平坦な草原を辿ると目の前に山頂が見えて来て、ススキに埋まった六合目の標識が現われる。天然水広場跡は通り過ぎたのだろうかと思いながら登って行く。
小川を渡る ススキの中を 一輪挿し 山頂が
 振り返ると「三角点:幌別」越しに独特の形をした昆布岳が見えていた。サミットで有名になったザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパも雲海の上に大きく見え、ニセコアンヌプリも姿を現す。
幌別と昆布岳 昆布岳 ウインザーホテル アンヌプリ
 そろそろ、パノラマ高原の看板があるはずと思いながら登って行くが無い。振り返ってみると、雲海と化した洞爺湖の中島、ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ、三角点:幌別、昆布岳は見えるが、羊蹄山は見えないので過ぎてしまったようだ。
                               ←大
           中島      ウインザーホテル         三角点幌別 昆布岳      
 矢継ぎ早に、七合目、八合目と標識が出てくるので、振り返ると半分雲海に埋まっている洞爺湖の向うに有珠山や昭和新山が見えて来る。九合目付近は急になり、ロープが垂れている。
七合目 有珠山と中島 昭和新山と有珠山 九合目
 頂上に着き、景色を見るが、洞爺湖の西半分が雲海で覆われ、中島が雲海から頭を出し、その奥に昭和新山、有珠山、ウンザーホテルが墨絵の様に見えていた。
                                         ←大
                            洞爺湖 昭和新山 有珠山 中島 ウンザーホテル
 昆布岳やアンヌプリは雲海に浮いていたが、羊蹄山の頭は雲の中だった。
                               ←大
     昆布岳                アンヌプリ   羊蹄山 
 頂上には、三角点と山頂標識があったが、洞爺湖をバックに写せる山頂標識は無くなっていた。愛棒が先頭を歩いて登ったため、朝露で濡れた膝が風に吹かれて痛いというので、休まず下山する。半分雲海の洞爺湖と有珠山や472m峰越しに見える昭和新山を眺めながら下って行く。
山頂(大×) 三角点 下山開始 洞爺湖と有珠山
 下りの眺めは、始め472m峰方向の有珠山が良く見えるが、方向が三角点幌別越しに昆布岳、幌別の左に尖った烏帽子岩が見えてくるようになる。パノラマ高原を通過し、再びウインザーホテルを目の前に見ながら、熊の糞を踏まないように林へと下って行く。
有珠山を 幌別と烏帽子岩 熊の糞 ウンザーホテルを
 登山口のカラマツ林の中でキノコを探してみたが、チャナメツムタケ風、タモギダケ風、ヒラタケ風だったりと何れも毒キノコのようだった。変な昆虫も発見するが、何時ものことながら勉強不足で名前は分らない(sacwa氏同定:「メノコツチハンミョウ」皮膚炎を起こす物質(カンタリジン)を持っている)
チャナメツムタケ風 タモギダケ風 ヒラタケ風 メノコツチハンミョウ
 家庭菜園だったと思われる所は、水田に生まれ変わっていた。近くで、何かの工事も行われていて、様変わりしていた。
コース 岩 屋 財 田

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2008(H20)年10月10日(金)  曇り
 8:14登山口→8:50渡渉→9:08六合目→9:14七合目→9:17八合目→9:23九合目→9:24頂上9:31→9:33九合目→9:36八合目→9:39七合目→9:56渡渉→10:22登山口
 2002(H14)年4月29日(月)  晴れ
 8:40登山口→8:52一合目→8:55鹿の踊り場→8:59見晴台→9:15小鳥の湧き水→9:49パノラマ高原→9:52七合目→9:57八合目→10:02九合目→10:05頂上10:57→11:00九合目→11:05七合目゚→11:08パノラマ高原→11:36小鳥の湧き水→11:46見晴台→11:49鹿の踊り場→11:59登山口