フレチシヌプリ(張碓川516m峰) 

 ポイント
 張碓川沿いの林道を辿り、赤い大きな岩塔群を見ながら登るが、山頂からの展望は木立越しになる。無名峰だが、赤い大きな岩塔群があるので、アイヌ語でフレチジヌプリと呼んでみた。
 張碓川沿い林道コース
 (H24.2.6 林道はスノーモビル跡でつぼ足 スノーシューイング ラッセル30cm JRバス停基点 登り3:00 下り1:37)

 アクセス
 張碓川を跨ぐU字カーブの付根まで車で送ってもらう。そのまま、真っ直ぐ奥へ進み、張碓川に架かる小さな橋を渡り、今は忘れ去られた日露戦争時代の旧軍事道路(石倉山へ)を直ぐに右にやり過し、張碓川の左岸沿いの林道を辿る。スノーモビルの発進基地や送電線を越えると間も無くアメダスと最終人家が右に見える林道入口がある。林道の入口手前に駐車スペースがある。普段は、ここまで車で入るが、今日は徒歩で登って来た。
 国土地理院の地形図  GPSトラックは「2012.2.6」の地図帖へ 周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 吹上分岐には張碓雨量観測所があり、ここから、除雪していない林道を辿ってゆくことになる。早速、スノーシューズを履こうかと思ったら、スノーモビルの跡があり、つぼ足でも大丈夫そうだった。行ける所まで行こうと、つぼ足で歩き始める。張碓川の橋を渡り、地図で見ると鯨が潮を吹いているような格好の分岐に差し掛かる。余りにも、スノーモビルの跡が快適だったので、右に曲がる所を真っ直ぐ登ってしまい、気がついたら増毛が見えて来た。スノーモビルの跡は地図には無い作業道を和宇尻山に向けて続いていた。これだけ歩きやすい道なので、和宇尻山も良いかとは思ったが、引き返すことにした。
吹上分岐 張碓川の橋 鯨の潮吹き分岐 増毛
 鯨の潮吹き分岐まで戻って、張碓川へと帰りは登り返しになるなと思いながら下って行く。帰りのバイパスは無いかと見回すが地図より沢が深く渡るには難しいと思っていると、行く手に善八沢(三角点260.3m)、角度が変わって397m峰が見え出す。張碓川が近づきだすと、山頂も見えて来る。
鯨の潮吹き分岐 善八沢 397m峰 山頂
 張碓川が二股に分かれる手前で、林道は和宇尻山分岐に差し掛かる。ここからはスノーモビルの跡がないので、スノーシューズを履く。林道を辿って行くと、和宇尻山への林道からも望まれる大きな岩塔が間近に見えて来る。近づいて見たいが傾斜が急そうなのとややこしい地形なので林道をおとなしく辿って行く。時折、ラッセルが辛くなり休むと、大きな塔岩が木立越しに見えて来る。岩塔は顔のようにも見えるものがある。
和宇尻山分岐(右) 大きな岩が 顔の様な 大岩
 新雪の上にはセッケイムシが動いていた。川の上流目かげているのかと思ったら、山に向かっていた。一番大きな岩塔も現れ、近づいて行くと、双頭に見えた。岩塔に近づきたかったが、林道の方が楽なのでそのまま辿って行く。
セッケイムシ 岩塔 双頭に見える 岩塔
 林道が沢で大きく曲がって行く所で、尾根に取り付いて第二吹上を目指す予定だったが、薮で急そうだったので、516m峰の山腹を辿って大きく迂回することにした。林道を離れて疎林帯を登って行くと、岩が目立つようになる。大きな岩塔が気になり見ながら登って行く。重たい雪にてこずり、時には膝まで埋まりながら登って行く。岩塔を目標に登って行き、ようやく岩塔の高度に到達する。ここで、11時半になってしまったので、第二吹上を諦め516m峰で止めることにする。
 岩塔の高度を越え、見下ろす高度になると、傾斜が緩み平らな山頂に辿り着く。山頂は薮の中なので、海側に寄って昼食の場所とする。目の前に吹上へ行く林道の傍にある397m峰、霞んだ張碓の海を見ながら昼食にする。
岩塔を越える 岩塔を見下ろす 頂上から397m峰 頂上から吹上
 帰りは岩塔群を見て帰ろうと思い、真っ直ぐ岩塔を目指して下りて行く。上から見る岩塔は、大きく二つに分かれ真ん中にルンゼがあり、登れるかと思って近づくと、壁で上には雪庇が顔を出していた。岩壁を回り込むが、見上げる切り立った岩壁が続いていて登るところは見当たらない。
岩塔を上から 雪庇 岩壁 岩壁を見上げる
 日が当ると赤い岩肌がより赤く見えてくる。岩の上にはスッポンやイグアナが顔を出し、岩壁には顔が現れる。正面に回りこみ見上げると、翼を広げた鳥のようにも見える。
スッポン イグアナ 正面から
 岩塔の基部には半分雪に埋まった洞窟も見える。岩の隙間に出来た落とし穴に落ちないように慎重に辿って行く。テッペンを見上げながら岩壁から垂れているツララを見るとツララも赤い色をしていた。テッペンを振り返り次の岩塔に行こうと思ったが、ややこしい地形を登って行かなければならないので、次回に挑戦することにした。
 林道を下って行くと、張碓川に架かる橋があり、覗くと川床も赤かった。
洞窟 テッペンとツララ テッペン 赤い河床
 JRバスの張碓バス停に辿り着くと、次は14時42分だった。目の前の喫茶店「リブルディング」は14時までコーヒー250円だったのにと思う。バス停に居ても寒いので、コーヒー代をケチって次のバス停まで歩くことにする。張碓小学校前、西春香、春香と辿って行き、、桂岡に来ると待っていたバスが来た。やれやれと思い乗車する。バス料金は手稲駅前まで340円だった。張碓から乗ると440円なので、100円得したことになるとダラ銭入れを見つめる。
 =山名考=
 516m峰は無名峰だが、山腹に連なる赤い岩塔群があることから、アイヌ語でフレチシヌプリと呼んでみた(フレチシ:赤岩、ヌプリ:山)。

山行記録冬山1へ   次第二吹上へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2012年2月6日(月)
 曇り後小雪 スノーモビル跡とラッセル30cm 張碓川林道コース スノーシュイング+つぼ足 登り3:00 下り1:37
 8:43国道5号線→8:250軍事道路分岐(直)→8:59吹上分岐(直:除雪終点)
9:13分岐(右を間違って左へ)9:29→10:00和宇尻山分岐(右へ:ここまでスノーモビル跡をつぼ足で)→10:56尾根へ→11:59頂上12:24→12:49林道へ→13:10和宇尻山分岐→13:30鯨の潮吹き分岐→13:48軍事道路分岐→14:01バス停