恵山(617.6m)恵山展望台(400m)
コース 八幡川・権現堂・椴法華 火口原駐車場
賽の河原・権現堂 賽の河原・権現堂・恵山展望台
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 ポイント
 八幡川コース
 お花畑があり、P461mからの展望も良い。
 椴法華十三曲コース
 海が綺麗で、林道の途中からホテル恵風からの散策路(森林浴コース:現在主流)も合流する。
 火口原駐車場から賽の河原・権現堂コース
 一般的で、岬展望台386m、恵山展望台400m、海峡展望台345m、つつじ山展望台202.4mがある。
恵山岬から恵山を

 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2018.9.28へ Google Map

火口原駐車場コース

 アクセス
 道道635号線から恵山温泉方向に上がって、恵山道立自然公園の火口原駐車場を目指す。
賽の河原〜権現堂〜恵山展望台コース
 9月28日<2018(H30)年 総歩行距離7.346km 登り56 下り1:13> 
 函館から車を走らせていると、雨になり引き返すかどうか迷ったが、取り合えず火口原駐車場まで行くことにした。女那川が過ぎる辺りで小雨になり、駐車場に着くと雨が止んでいた。誰も居ない駐車場を後にして、遊歩道を登手行く。薬師堂分岐、恵山展望台分岐、岬展望台分岐の標識が出て来る。再び、恵山展望台分岐になる。
駐車場から 遊歩道 展望台下の分岐 岬展望台分岐
 遊歩道から登山道らしくなると石垣の奥に権現堂分岐が見えて来る。「権現堂登山コース」「1979m→」「恵山山頂へ→」の道標に従い丸太の階段を登って行く。登って直ぐに、岬展望台とP461mの間に登山道とその奥に銚子海岸が見えて来る。
権現堂分岐 山頂まで1979m 丸太の階段 銚子海岸と岬展望台
 海向山お見えて来るが、雨模様の様だ。火口を覗ける所には標識「山頂まで1640m」「権現堂登山コース」の看板やベンチも置かれている。吹き上げる霧雨をなんとか避けながら写真を写す。登山道には大きな石と言うよりは岩が転げ落ちていた。地震で落ちたのだろうかと思いながら、上の岩肌を見上げながら通過する。
海向山 山頂まで1640m 火口 登山道に落石
 奇岩を眺めながら登って行くと、標識「山頂まで1330m」がある。再び、奇岩を眺めながら登って行くと、標識「山頂まで1000m」がある。
奇岩 山頂まで1330m 奇岩 山頂まで1000m
 結構下から見えていた奇岩が間近に現れるが、山頂はまだガスっているようだった。火口越しに恵山の海岸線や銚子海岸が見えて来る。標識「山頂まで730m」を通過すると登山道に地割れが見られる。
奇岩 恵山の海岸 山頂まで730m 地割れ
 道端のガンコウランは黒い実を付けていた。東側の斜面にも噴煙が見える。道標「山頂まで480m」が現れる辺りから、眼下にホテル恵風と恵山岬灯台が見えて来る。
ガンコウラン 噴煙 山頂まで480m 恵風と恵山岬灯台
 恵山岬の沖に貨物船も見られる。道標「山頂まで230m」が現れると、足元にクロカタビロオサムシがうごめいていた。道標「山頂まで230m」が現れると女那川の海岸線が見えて来る。
沖行く船 山頂まで230m クロカタビロオサムシ 山頂まで100m
 春先にはお花畑の野原と奇岩を眺めながら辿って行く。奇岩の一つは岩に半分隠れた犬の様に見えるのは私だけだろうか。山頂から恵山町の市街地と海岸を覗き、権現堂と鳥居を見る。
奇岩 犬の奇岩 恵山町の海岸 権現堂が
 今日は三角点を探そうと、山頂標識のある辺りを右往左往するが、中々見つからない。諦めて権現堂へ行こうかと思った時に、ガンコウランの中に埋まっている三角点を見付ける。三角点は山頂標識の目の前にあり、その傍に短い鉄筋に小さな白いテープが結ばれていた。「ふたご姉妹の恵山GSS通信」やHYML仲間の情報に感謝しながら雑草を少し抜く。ふたご姉妹さんが結んだのはピンク色だが、7年を過ぎて白く脱色されたようだ。
 権現堂に行き、登山の安全と三角点発見を感謝し祈りを捧げる。恵山町の市街地や海岸も眼下に見えていた。
山頂 三角点 権現堂 恵山町の海岸
 今日は天気が今一で、遠望が利かないので間近の岩肌を眺めながら休憩する。
           ←大
山頂の岩肌
 帰りがけ、三角点を探しやすいように、赤い石を添えて、落ちていた垂木の木っ端で囲う。再び、山頂標識と赤い石(三角点)の位置を写真に写す。
赤い石と垂木の木っ端だ三角点を囲う 赤い石の
 標識「山頂まで730m」の所から椴法華港の一部が見える。赤い岩肌が、一変して白い岩肌になる。見上げると上の斜面も白い岩肌で尖った岩も見えていた。今度は真っ赤な岩肌になり、岬展望台が見えて来る。
椴法華港 白い岩の斜面 岬展望台
 最後に、火口を眺めて、権現堂入口に出る。賽の河原の石仏群が気になったので、下りて見る。ガンコウランの中に延びる踏み跡を辿り石仏巡りをする。海上安全の台座に載った石仏も鎮座している。
火口 石仏 海上安全
 海上安全の石仏の傍には行政区界標もあり、「公共境界点NO.R、尻岸内町と椴法華村」の文字が刻まれている。海上安全の碑は昭和12年7月に建立され、碑文には高田屋嘉平が難破した旨の文章が刻まれている。32番・31番の石仏も鎮座している。
行政区界標 海上安全の碑 32番石仏 31番石仏
 番号の無い石仏もあるが、順番に回れそうにない配置になっているようだ。
石仏 33番石仏 30番石仏 石仏
 29番目は見落としか28・27番石仏が現れる。賽の河原の看板がある所を見ると入口のようだ。石仏は下にもある。
28番石仏 27番石仏 賽の河原の看板 石仏
 石仏群の次に、26番石仏が鎮座している。
石仏群 26番石仏
 25番石仏の次に南無阿弥陀仏の碑があり明治11年4月吉日建立となっている。24番の石仏から上の恵山展望台分岐に入り展望台に向かう。沢には大きな砂防ダムが見られる。
25番石仏 南無阿弥陀仏の碑 24番石仏 砂防ダム
 火山灰で半分埋まってしまったところもある遊歩道を辿って行くと道標「展望台まで600m」がある。奇麗な遊歩道の所もある。
半分埋まった遊歩道 火口 展望台まで600m 奇麗な遊歩道
 沢を一つ越えると展望台のあるコルが見えて来る。道標「展望台まで500m」が現れると道が不鮮明になるので、火口の中を歩いてP449mの山腹に延びる道を目指す。不明瞭な遊歩道が尾根道になると奇麗な遊歩道になって海へと向かう。
見晴台のあるコル 展望台まで500m 火口 海へ向かう
 展望台は看板「恵山展望台」があり、恵山の海が一望出来た。柵の下には展望台があったのか基礎跡が見える。津軽海峡には下北半島の山影も見えていた。改めて恵山町を眺めると、海岸線には武井の島も見える。
展望台 展望台の跡 下北半島が 恵山町
 山側には道路の上に海峡展望台が見えていた。山側には建物の構造物だった残骸が横たわっていた。展望台の岩を眺めて引き返す。
海峡展望台が 建物の残骸 展望台の岩
 展望台の岩の横から海を覗きながらコルへと引き返す。再び、火口を眺め、壊れかけた柵のある遊歩道を下って行く。
展望台の岩 引き返す 火口 遊歩道を
 途中で薬師堂が見えたので、寄り道をする。薬師堂の棒杭から遊歩道に出ると、道端に石仏があり、18番石仏もある。
薬師堂 恵山を 14石仏 18番石仏
 

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2018(H30)年9月28日(金) 曇り時々晴れたり小雨 一周7.346km 登り56 恵山展望台経由下り1:13
 11:14火口原駐車場→11:17恵山展望台下の分岐→11:19岬展望台分岐(広い道)→11:20恵山展望台上の分岐→11:25権現堂・岬展望台分岐(山頂まで1979m)→11:34火口展望台(山頂まで1640m)→11:39(山頂まで1330m)→11:46(山頂まで1000m)→11:54(山頂まで730m)→12:00(山頂まで480m)→12:05(山頂まで230m)→12:07(山頂まで100m)→12:10頂上12:31→12:44(山頂まで1000m)→12:56権現堂・岬展望台分岐→賽の河原へ→13:13:賽の河原・恵山展望台分岐→13:29恵山展望台13:32→13:44薬師堂入口→13:47火口原駐車場