大黒山(本峰724.9m・東峰(ふるとる)723m・北峰710m)OK

 ポイント
 カルデラの里赤井川村を取り囲む外輪山の最高峰だ。東峰と北峰は殆ど木が無いので360°の展望が素晴らしい。
  国土地理院地図 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
北峰東尾根コース

 アクセス
 国道5号線の沿線にある仁木町のスキー場を目指す。スキー場に着くと、今期の営業は終わったのだろうか、広い駐車場には薄っすらと雪が積もっている。駐車場の一角に車を停めさせていただく。
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 3月19日 <2010(H22)年 スノーシュイング 登り3:30 下り1:42>
 スキー場の管理棟の横からゲレンデに出ようと思ったが、雪が真っ白で目が眩み、目の前の斜面が急なのか平らなのかが分からない。目の前には大黒川が流れているはずなので、必ず橋を渡らなければと思いながら、右側に広がる緩傾斜のゲレンデに向かう。下って行くと砂防ダムが見えるが橋らしい所は通過せずにゲレンデに出てしまう。緩傾斜のゲレンデではあるが、スキー場なのでそれなりの傾斜がありジグを切りながら登って行く。
 一息入れながら振り返ると、ゲレンデ越しに然別の奇岩が見えていた。登るに連れて然別の市街も見えて来る。
スキー場管理棟 ゲレンデを 然別の奇岩 然別市街を
 緩やかなゲレンデを登って行くと、リフトの山頂駅が見え出す頃、傾斜がきつくなりだす。三角点「然別駅:292.1m」に上がり、一息入れながら振り返ると然別山と白く霞んだ天狗岳が見えていた。
 300mのコブに上がると、頭の上が晴れて来て、仁木の平野越しに尻場山、尾根越しに真っ白な稲倉石山が顔を出していた。
リフトの山頂駅 然別山と天狗岳 尻場山 然別山と稲倉石山
 緩やかな尾根を辿って行くと、大黒川沿いから上がってくる林道が現れる。この林道を横断して、次のP413mを目指す。木立越しに頂白山が見えて来るが、頂白山はまだまだ高い位置にあった。急登を登り切るとS字の余市川が見えて来る。P413mを越えると、傾斜が緩み目の前に北峰と本峰が重なって見えて来る。
林道を横断(大×) 頂白山が 余市川 山頂が
 木立越しにノエノエと蛇行した余市川が見えて来る。尾根は風が強く、終始風の音が耳元を騒がせるので、何時もよりも疲れる。音に敏感な白ウサギもわれわれが近づいたのにびっくりして慌てて飛び跳ねて逃げる。P589mの尾根に上がると木立が切れ余市市街や尻場山が一望される。尾根を登って行くと忍路の兜岬が煙っていた。
余市川 ウサギの足跡(大×) 余市が一望 忍路の岬
 尾根には雪庇が現れだし、雪庇に上がって行く。遅れている愛棒を雪庇の上で待っていると、雪庇の頭から愛棒が現れる。雪庇越しに塩谷丸山の頭が見えて来て、更に上がって行くと全貌が現れる。
雪庇が 雪庇に上がって(大×) 塩谷丸山の頭が 塩谷丸山
 木立が無くなり展望が良くなると、大黒山の北東側にある710m峰だった。尻場山、余市市街、下に頂白山、煙った海岸に忍路の兜岬、遠くに赤岩山、ドームのような塩谷丸山、毛無山、遠藤山、目の前に大黒山の東峰と続いている。
                     ←大
   余市市街 頂白山       忍路 兜岬    赤岩 塩谷丸山  毛無山 遠藤山    東峰
 東峰と本峰の間に赤井川盆地が見え、本峰は直ぐそこに見えるが、愛棒の昼食宣言に座る場所をセットする。座って海を見ながら昼食をすると、急に風が弱くなる。愛棒は風が強かったので、汗もかかなかったが体力は消耗したようだった。本峰へ行くのを諦め、下ることにする。本峰を良く見ると木立が多く展望が悪そうに見えた。
                     ←大
          東峰                赤井川盆地                本峰
 何時の日か、また、本峰を訪れようと誓い、本峰をバックに記念写真を撮す。赤井川盆地を覗いて、頂白山や尻場山を見下ろし、710mの北峰を後にする。
710m峰(大×) 赤井川盆地 頂白山 尻場山
 北峰から下りかけると塩谷丸山も見えて来る。標高430m位で稲穂峠の累標岳が見えて来る。三角点「然別駅」の近くまで下りて来ると然別の奇岩が見えて来る。
塩谷丸山 累標岳 林の中を(大×) 然別の奇岩
 スキー場に戻ると、累標岳、山頂の特徴がある八内岳、目の前に丸山、然別山、奥に真っ白な天狗岳が広がっていた。丸山の裏に白い崖があり大江鉱山と思われる。
                     ←大
         累標岳     八内岳   丸山           然別山        天狗岳
 ゲレンデは真っ直ぐ下って行くが、スノーシューズではなんとも変な格好で疲れる。スノーシューズを脱いでタチグリで滑り下りれば良かったと、ゲレンデを振り返り後悔する。
東峰北尾根コース

 アクセス
 仁木町のフルーツ街道(北後志東部広域農道)に余市側から入ると、立派なフルーツパーク仁木が左手に現れる。そのまま直進し、冷水橋を越えると、大野園と仁木町集出荷場の看板がかかっている十字路がある(頂白山が目の前)。ここを左に曲がる。直ぐに二股になるが、左へ入る。あとは1本道で舗装が切れたら、左側に駐車スペースがある。駐車スペースの反対側が取り付く尾根となる。
十字路 ここは左 舗装が切れる 取り付く尾根
 3月30日 <2003(H15)年 スキー 登り2:33 下り1:17 単独>  北の山游詩:白いバッタ
 今日も、愛棒の膝の具合が悪く、単独登山となった。昨夜からの雪が融けないうちに登ろうと、早出をして来た。フルーツ街道を辿って、東町緑ケ丘を目指す。左手に頂白山が見えてくるので、戻って、山側へ入ると冷水川沿いの道だった。この次が、東町緑ケ丘へ行く道だと気付き、戻ると、先ほどUターンした十字路だった。
 この十字路には「大野園」の看板が左右に、「仁木町集出荷場」の看板が右にあった。ここを左折して、直ぐに二股になるが、左へ行く。舗装道路が切れ、砂利道となって直ぐに、左側に駐車スペースがあったので、駐車する。
 目当ての尾根にはビニールハウスの骨組みが建っていたので、道路の奥へ進み、手頃なところから右側の尾根(地図の240)に取り付く。地図の390.8mまで藪が濃く少し急だったが、その後は結構開けきて、頂上が望まれだし平らな台地に上がる。
尾根道 頂上が望まれる 平らな台地になり藪が開けてくる
 右手に頂白山を見ながら登って行くと、獣のような形相のカバノアナダケに出会う。前方に頂上、後方に竜ケ岬(忍路)を見ながら登って行く。
頂白山 カバノアナダケ(大×) 頂上が覗く 竜ケ岬(忍路)
 千切れ流れて来た青空の下で、白樺に樹氷がびっしり付いた様はなお一層綺麗だった。尻場山(岬)・余市市街も冬木立越しに見えて来る。塩谷丸山、毛無山、於古発山などが相次いで望まれる。平らな尾根を山頂に向かって登って行くと塩谷丸山や於古発山も望まれる。
樹氷と青空 尻場山・余市市街 山頂へ 塩谷丸山・於古発山
 丸い何かのキャラクタのような雪も現れる。地図の493を過ぎるとまた急になり、653まで一汗かきながら登って行く。白樺林には樹氷が一段と綺麗に付いていた。
なんだろな(大×) なんだろう 地図の653から広く 白樺に樹氷が
 左手にニセコ連峰が頭を出し、右手に隣の頂白山が見え出すと、矢継ぎ早に本倶登山、尻別岳、羊蹄山も見え出す。
ニセコ連峰が 頂白山が 本倶登山 羊蹄山
 長い尾根道を行くと、一瞬日がさしてきら、樹氷が一斉にパラパラとシャワーの様に降り注ぐ。樹氷は風でなく、日差しで暖かくなったら落ちるんだと改めて思う。やがて、長い尾根の奥に頂上が見えてきた。左側に雪庇が発達した尾根を詰めると、隣には大黒山の本峰が見え赤井川村も眼下に展開していた。
樹氷のシャワー 長い頂上 本峰 赤井川村
 山頂には、大パノラマが待っていた。塩谷丸山、毛無山、余市岳、無意根山、本倶登山、羊蹄山が見え、眼下にはカルデラの内輪山(円峰)を構成する丸山も見えていた。
                     ←大
                            塩谷丸山・毛無山   余市岳・無意根山・本倶登山   丸山 羊蹄山
 丸山の後ろに三角山、裾野だけの羊蹄山、円峰を構成する三角点:長沢、真っ白なニセコ連峰、円峰を構成する三角点:池田沢、本峰と連なって見える。昼食は羊蹄山の全容が現れるのを期待しながら食べる。少し早い昼食なので、腹が空いていない。麦芽風味の炭酸飲料を雪に刺し、カップヌードルにお湯を注ぎ、待っている間に愛棒に電話をする。
           ←大
        三角 丸山  羊蹄山       長沢    ニセコ                池田沢   本峰
 隣には大黒山の本峰と北峰が見えるが、こちらの東峰の方が頂上らしかった。
           ←大
                      本峰          北峰              余別岳
 食事をしていると、雪が降り出してきたので、荷物をまとめて下山開始をする。振り向くと、尻場山(岬)と余市市街が見えていた。
                               ←大
           尻場山・余市市街 
 653mまでの下りは私でも滑り下りることが出来たが、それから493mまでは、ジグを切って下る。それから、390.9mまでは緩傾斜で、安心して下る。
 一番てこずったのは、390.9mから下だった。藪が濃いので、登って来たトレースどおりに滑り降りることは不可能だった。時に、横になったり、木の枝や幹を掴み、スピードをコントロールしながら下るが、この枝が折れ転ぶ。また、雪の下に枝が隠れていたり、ストックが幹の間にはまり、急ブレーキがかかって転ぶ。
 =大黒山名考=
 カルデラの外輪山の最高峰は大黒山724.9mだが、その他のピークに名前があるのは東峰(ふるとる)723m、丸山450.7m、石山270m、元服山477.2mだけで、三角点の名前のあるのは池田沢549.6m、長沢473.3m、母沢383.7m、小登422.6mだ。
 地元では、外輪山の山を一まとめにして大黒山と呼んでいるようだ。これは、大雪山と同じ感覚で使っているようだが、十勝連峰やニセコ連峰と使っているところもあり、折角の円い外輪山なので大黒山円峰と呼んで、無名峰に赤井川らしい名前を付けてはと思う。
 ちなみに、三角点:小登の北側にあるパラボラアンテナの建つ420m峰を中登山と呼んで見た。
 ※東峰を「ふるとる」と地元の方々が呼んでいると、赤井川村の掲示板でたきもとさんに教えていただきました。

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 二人の山行記録
 2010(H22)年3月19日(金)
 曇り 東尾根(北峰)コース 新雪10cm スノーシューズ 登り3:30 下り1:42
 8:28駐車場→9:05リフト山頂駅→9:41三角点然別駅(292.1m)→9:48P300m→9:57林道横断→10:21P413m→11:19P589m→11:58北峰12:28→1215P589m→13:08P413m→13:21林道横断→13:30P300m→13:36三角点然別駅→13:54リフト山頂駅→14:10駐車場
 2003(H15)年3月30日(日) 曇り 北尾根(東峰)コース 新雪10cm スキー 単独 登り2:33 下り1:17
 7:29駐車スペース→10:02東峰10:22→11:39駐車スペース