朝里峠831m峰・820m峰 

 ポイント
 両山とも展望を期待する山ではなく、雪の上の散歩を楽しむための山だ。行程はなだらかだが、その分、見通しが利かないので、天気の悪い時には十分注意が必要だ。
朝里峠ルート

 アクセス
 小樽の朝里(冬季夜間通行止:夜19時〜朝7時)から「定山渓レークライン(道道1号:小樽定山渓線)」を走り、「朝里峠トンネル」を抜けて除雪車の旋回場に着く。車を停めさせていただこうと思うが、駐車厳禁だった。小樽側に移動したが、小樽側も同じ状況だので、邪魔にならないと思われる「小樽定山渓線開鑿慰霊碑」の前に停めさせていただく。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2008.12.16」へ  周辺地図
 12月1日 <2008(H20)年 新雪15cm 一周スキー8.246km 3:29>
 「慰霊碑」前から「朝里峠トンネル」を造った時の作業道と思われる道のゲートに進む。最初は、青空が出ていたので良い天気を期待しながら作業道を辿って行く。作業道から旧道道に出たら、道にバリケードの石が並んでいた。石は見様によっては白い歯のようにも見える。旧道に入り方向が90°変わると、雲行きが怪しくなって来ていた。「朝里峠」に着いたら青空が雲のシャッタで閉まるところだった。「朝里峠」を越えると「小舎上山」と「つげ山」が見えていた。
作業道を辿る バリケード 朝里峠 小舎上山・つげ山
 「朝里峠」から直ぐに、左折して「屏風岳」への道を辿って行く。右手に「朝里峠沢川」の沢を見ながら進んで行くと、後からスノーモビルが3台走り抜ける。送電線下に着くと道が分岐し、真っ直ぐ行くと「屏風岳」なので、「朝里峠沢川」の左岸へと大きく右折する。少し下がると、左手に林道が現れるので、左折する。林道は間もなく分岐する。始めに「820m峰」へ行こうと左折する。唯一営林署の標識「←と原点標」が現れる。
送電線下(分岐右) 林道へ 分岐 営林署の標識
 林道は「820m峰」の山頂まで付いていた。林道はその奥までまだまだ延びているようだったが、一番高そうな所にある木を記念に写す。次の「831m峰」に行くには地図では稜線伝いに行けば良いのだが、まだ、雪が少なく藪になっているので、登って来た分岐まで戻ることにして、シールを付けたまま滑り下りる。分岐に着いて今度は、真っ直ぐに辿って行くが、林道は「831m峰」の方向には行かず、「820m峰」とのコルを通過していた。仕方が無く、まだ雪の少ない尾根道に入って行くと、大木が目の前に現われる。空が明るくなったので見上げると、穴の開いた雲が流れていた。
820m峰の山頂(大×) 林道を滑る 大木(大×) 穴の開いた雲
 流れる雲のエッジに綺麗な色が付いてたので、流れ去るまで見上げていた。山頂が近づくと白樺の幼木の林となり、板を入れる隙間を探すのに一苦労する。山頂近くになると、幼木が刈られたように真っ直ぐ道が続き辿って行くと山頂に出た。
 山頂は、残念ながら「国際スキー場」の白いゲレンデが見えるだけだった。山頂で座って昼食をしていると、また、頭の上に綺麗な雲が通過してい行った。
綺麗な色の雲 白樺の幼木 国際スキー場を 綺麗な色の雲
 帰りは、直ぐ下に送電線が見え、その下に作業道が延びているので、下っても良いのだが、元来た通りに帰ることにする。一応、山頂で記念写真を写し、再び、白樺の幼木の中や林道を滑る。送電線の下からは「831m峰」が良く見える。「朝里峠沢川」沿いになると、まだ、あまり白くない「長白稜」が見えていた。
831m峰の山頂(大×) 幼木の中を滑る 831m峰を振り返る 長白稜を
 「朝里峠」からは「朝里岳」が辛うじて見えていた。石のバリケードの所からは岩塔が見えていた。旧道から作業道を下って行くと「朝里峠トンネル」が見え出す。ゲートを交わし小樽定山渓線開鑿慰霊碑の前に着く。
峠から朝里岳を バリケードと岩塔 朝里峠トンネルを 慰霊碑

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2008(H20)年12月16日(火) 曇り 新雪15cm 一周スキー8.246km 3:29
 9:37駐車場→9:50旧道へ→10:03朝里峠→10:32送電線下(分岐右)→10:39林道へ→10:48分岐(左)→11:19P820m→11:32分岐→11:49林道から尾根へ→12:17P831m12:50→13:02林道へ→13:09分岐→13:12作業道へ→13:20朝里峠→13:34作業道へ→13:39駐車場