朝里屏風岳(752m、763.6m)  OK
朝里峠(定山渓側)コース

 ポイント
 残雪期は背の高い笹が立ち上がっているので、忠実に林道を辿る方が効率的だ(屏風岳への分岐は林道の峠)。
 国土地理院地図  GPSトラックは山の地図帖「2006.5.27」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 朝里から定山渓にぬける道道1号線(峠付近は冬期、夜間閉鎖)を走り、朝里峠トンネルを抜け「しんとうげばし」を渡ると直ぐにゲートの付いた旧道道が右手にある。広い駐車スペースだが、冬期間は除雪車の旋回場になっていて駐車厳禁だ。 
屏風岳と朝里大橋
 5月27日 <2006(H18)年
 ウロコスキーと革靴 ゲート⇒1:38⇒752m頂上⇒23⇒三角点頂上⇒1:32⇒ゲート>
 除雪車の旋回場にある旧道道ゲートは雪が消えていて、スキーが使えるか不安だった。道の奥を見ると残雪が見えたので、細板のウロコスキーを使うことにする。スキーを手に持ち雪のある所まで舗装道路を歩く。直ぐに、「とうげばし」が現れ、雪解け水の心地よい流れと音が聞こえる。舗装道路の雪解けは早いのか雪が無いところが多く、路肩の雪の上を進む。
 林道への入口はトンネルの無かった時は朝里峠から下ってきたが、今は逆に登って右に入る。林道の入口は全く雪が無いので、少し登って下る。朝が早いので雪面が硬く、ウロコ板が食い付かず、何度も後ろに滑る。林道を進んで行くと、送電線の下に出る。送電線の下を進むと尾根道になり、次の送電線を越えると、支柱だけのゲートが現れる。
旧道道ゲート 林道へ入る(右) 送電線下を進む 支柱だけのゲート
 広い雪原にでたので、振り返ると長白稜と白井岳、朝里岳がまだ白い頂きを見せていた。間もなく、パラボラアンテナの建っているだだっ広い上二股峰山が見えだす。この方向には左に朝里天狗岳が、右にお目当ての1つの752mの山頂が見える。林道を最高地点まで行くと、左に広い土場がある林道が分岐する。以前はこの分岐に「屏風岳」の道標が立っていたが、今回は無かった。
 今度は日本海が見え吹上の向こうに真っ白な増毛の山々が煙って見える。
長白稜と白井岳 朝里岳 上二股峰山と752mP マサリンプリ(吹上)
 土場から林道を辿ると今日の最高地点と思われるところに、倒木が寄りかかった大きな木が道端に現れる。今日の最高地点794m付近は谷が深く、その分遮るものがないため、展望が良く小樽が良く見えるようになる。下って行くと林道には雪が消えてしまうので、シートラ気分でザックに三角形にスキーを立てる。林道に雪が覆われてくると、スキーを履き、雪が無くなると脱ぐ繰り返しで、最後は面倒になり手にぶら下げ、雪のあるところはツッカケを履く要領で滑る。
 林道は二股になり、左へ行くと752mの山頂、右に行くと三角点の山頂だ。右の林道は植林地でまだ木が低いので展望が良く、たまらず覗いて見る。小樽を見て満足し、再び二股まで戻り、左の752mの山頂の方向に行く。道はドンドン下り最後には突き当たりになる。
大きな木 赤岩山と小樽 二股(右:三角点) 林道が突き当たる
 突き当たりの所は朝里天狗岳と対峙している尖がった所で、下りて行くとちょっとした崖になっている。下りれないことは無さそうだが、隣の朝里天狗山と毛無山の奥に八内岳と思われる真っ白な山々を写真に写し引返す。
 二股まで引返す途中から山頂へ真っ直ぐ行ける様なので、残雪を繋いでトラバースする。始めは快調だったが、笹薮が行く手を塞ぎだす。それでも、スキーのまま強硬突破を図るが、スキーを履いたままで笹薮を漕ぐのは骨が折れるので、Uターンし林道へ戻り、二股を目指す。
 再び、二股から小樽と赤岩山を見ながら下る。状況は、来たときに見ているので三角点(パラボラアンテナのある毛無山方向)へ一直線に滑り降りる。三角点の付近は見様に人間臭さがあり、ストーンサークルのように三角点を囲んで石が置かれていた。三角点は藪の中で展望は無い。
天狗岳 毛無山 八内岳 赤岩山と小樽 三角点の山頂方向 三角点
 三角点付近だけにヒメイチゲが数輪咲いていてたので、三角点にカップを置き、隣の石に座りながらココアを飲むが、ブヨがうるさいので早々に立ち去る。
 小樽が良く見える雪の上に陣取り直し、再びココアを飲む。望洋台のシャンッエも手にとるように見える。小樽の景色は何時見ても絵になると思い、暖かな春の陽を浴びながら独りで見惚れる。
 そして、古の春香朝里ルートを考えていた。第二吹上から735mPを通るルートと屏風岳へ上がるルートのどちらかと思うが、丸井さんの標識が無かったことから、第二吹上、P735m経由かなとも思う。
 相棒に電話をして下山を告げ、小樽に背を向けて引返す。794m付近では、萌黄色した若葉の向こうにはマサリヌプリ(吹上)、第二吹上、P735mが連なり、その後には青い海、更にその後には増毛の真っ白な山並みが浮かんでいた。
 途中、積丹の山々も青空に下に、一段と真っ白な山並みを見せていた。帰りは白井岳を見ながら今季初の美味しそうなフキを少々頂く。
ヒメイチゲ 赤岩山と小樽 吹上と第二吹上 積丹の山々

 =地名考=
 朝里温泉の外れから屏風岳を写そうと停まった所に、朝里川の看板があり由来が書かれていた。その看板によると「朝里川の由来 イチャニ?(Ichani鮭の産卵場)。和人イザリと訛るを常とする。因って漁(いざり)の字を充用せしを、漁の字は「あさる」の訓あるを以てアサリと呼び、遂に朝里村と称する。北海道」とあった。漁岳やイチャンコッペ山も同じ語源のようだ。深川にもイチャン(一乙)の地名が残る。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2006(H18)年5月27日(土) 晴れ ウロコスキーと革靴 単独
 6:16旧道ゲート→6:27林道入口→6:41送電線下→6:50ゲート→7:17林道分岐(左)→7:21二股(左)→7:54・752m頂上7:57藪回避ロス→8:20二股(右)→8:25三角点の頂上8:378:40小樽を見て休憩9:00→9:03二股→9:13林道分岐=少々フキ採り=10:09旧道ゲート