銭函峠川518m峰

 ポイント
 藪山なので頂上からの展望は良くない。春香山へ登る途中にあり、ただ通過するだけの山。
桂岡コース

 アクセス
 札幌から国道5号線を走り銭函を過ぎて、桂岡の北海道薬科大学の方へ左折し、そのまま真っ直ぐ進む。左にタワーのような浄水場の建物が現れ、住宅地が途切れそうになるところを、右に入り山側へ行くと、一番奥に駐車スペースらしき所がある。スペースは数台と限られ、除雪もされていないが登山口(春香山東海大学銀嶺荘の標柱)がある。住宅地の入口に、公園があり、その傍に駐車スペースらしき所があるが、雪捨て場なので駐車しないようにしたい。
  国土地理院地図  周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 1月3日<2003(H15)年 往復スキー 登り2:00 下り48>
 桂岡に着いて、砂防ダムへ行く道を覗いて見ると、スノーモビルの連中の車が道端に停めていたので、もう、駐車スペースは無いと思い、桂岡の住宅地に駐車場所を探す。住宅地は雪を綺麗に除雪してあるので、気が引けて公園の傍に車を停める。スキーの準備をしていると、雪を積んだ軽トラックが来て、雪捨ての邪魔になると言う。軽トラックを運転していた男性にこの辺で、停めても良いところはないかと聞き返すと、除雪の行き届いていない一軒の家を指差し、あそこなら良いと言ってくれた。その家の傍に移動し、準備をしていると、先ほどの男性が軽トラックから「ここなら良いよ」と声をかけて行ってしまった。丁重に頭を下げて見送る。
桂岡入口 トレースのある林道 スノーモビルの跡を 採石場を振り返る
 桂岡の登山口には一台雪を被った車があった。その傍をとおり夏道の登山道へ入ると、スキーのトレースが付いていた。沢には小橋があり、慎重に通過するが、皆さんは滑り降りていた。
 林道と合流するところは少し下るが、下らずに右側のバイパスを選ぶ。やがて、行き止まりになり、斜面を下りて林道と合流する。
 林道はスノーモビルの排気ガスで油臭かったが登って行く。振り返ると銭函天狗山の下にある採石場が真っ白く見える。
登山道分岐 ウロコのような雲 次の登山道分岐 南岳を望む
 林道から登山道が右に分岐するが、登山道はちょっと急だったので林道を登ることにする。登っていると、バリバリと音を立ててスノーモビルが上がってきた。慌てて、道端に避けると、頭を下げて3台のスノーモビルが通過して行った。 一段と油臭くなったので、次の分岐で登山道に逃げるが、それでも油臭さが漂っていた。
 南岳の崖が一段と迫力を増してきたと思ったら、518m峰を通り越してしまいそうなことに気が付く。ちょっと急傾斜だったが、登山道では春香沢の看板のあるコルを通らないで通過してしまうので、林道に登り直す。
春香沢の入口 山頂直下(大×)
 春香沢の入口から518m峰に登って行くが、藪がひどくストックが頻繁に引っかかる。途中で傾斜がきつくなり、登ろうと思うと滑って登ることができなかった。地図からはこんな急傾斜は無いのだがと思い、仕方なくトラバースを試みる。なんとか通過すると、傾斜は緩くなり山頂まで藪を避けて登って行けた。
 山頂に着くと、対岸の暑寒別岳も藪越しに見えた。
頂上から増毛方向を望む
 山側は藪が無くて良く見え、手稲山は辛うじてアンテナと山頂が、奥手稲山も尾根から山頂がチョコンと頭を出していた。南岳の崖は結構見応えがあった。和宇尻山は直ぐ傍に、春香山はその奥に見えた。
                                         ←大
手稲山 奥手稲 南岳                 春香山   和宇尻山
 山頂でスキーを外すと、腰までぬかった。記念写真を撮ろうと、セルフタイマーにして戻る途中で埋ってしまう。変な写真になってしまった。愛棒は孫のことが気になって、山どころではなかったので、昼食を早々に終えて帰る。
 下りは例によって後退りで藪漕ぎをする。林道はスノーモビルとスキーでカタガタで、シールを取って滑る気にならなかった。シールをしているとスピードは出ないが、エッジが利かないので、滑って沢に落ちないかと気が気ではなかった。
山頂(大×) 山頂から藪を 途中のバイパス(大×) 林道を滑る

山行記録冬山1へ   次十万坪へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2003(H15)年1月3日(金) 晴れ トレース有り 往復スキー 登り2:00 下り48
 10:19駐車場→10:49分岐→11:08登山道→11:46春香沢コル→12;19頂上12:57→13:15春香沢コル→13:45駐車場