稚内公園(標高173.2m)
氷雪の門 九人の乙女の碑と行幸啓記念碑 教学の碑 開基百年記念塔 樺太犬訓練記念碑・南極地域学術観測隊樺太犬供養塔 測量の碑=宗谷ヒストリーロード= |
アクセス ノシャップ岬の高台にある稚内公園(別名「氷雪の丘公園」)に上がると、宗谷海峡に浮かぶサハリンの島影が見える(一方通行の交差点に注意)。 Google マップ |
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氷雪の門 |
公園の北端に氷雪の門が建っている。女人像は、樺太を背に鎖されてしまった狭い門の狭間でもがき苦しんでいるようだった。樺太は愛棒の縁の地なので、氷雪の門の前で記念写真を撮す。門の前に置かれている碑文を読み、像の裏を見ると、同じ内容で台座に彫られていた。この門は樺太慰霊碑でもあるようだ。 |
九人の乙女の碑と行幸啓記念碑 |
碑の真ん中に「 皆さん これが最後です さようなら さようなら 」と彫られ、向かって左に九人の名前と碑文、右には乙女のレリーフを配置した屏風の石碑になっている。九名の名前を拝し、その下の碑文を読もうとしたら、掠れていて読み取るのが大変だった。読んで行くうちに、その碑文と同じ内容の新しく碑文が設置されているのに気が付いた。 昭和45年に昭和天皇皇后が行幸した際に九人の話を聞かれ、その時の心境を詠み、記念碑として氷雪の門の隣に建立されたようだ(御製:天皇、御歌:皇后)。 |
九人の乙女の碑 | 九人の乙女の名前 | 新しい碑文 | 行幸啓記念碑 |
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教学の碑 |
立派な石碑と碑文だが、戦前、戦中の教育のことが、あえて触れられていないような気がしてならない。石碑中央の下に置かれた石は樺太から持っていた石のようだ。 |
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(※小カッコ内の字は、パソコンでは打込めないので、合成あるいは差し引きしてください) |
開基百年記念塔 |
一方通行を回り込んで、公園の一番高いところに建っている開基百年記念塔を目指す。時間が無いので、中に入らずに、外から見上げる。野寒布岬の最高地点に行って見ようと、車で舗装道路を辿るが、192m地点で車道は無くなっていた。その替わり、遊歩道が延びている。最高地点210.4mは遊歩道を辿ることになるが時間が無いので止める。この散策路が全長20kmとは驚きの長さで、全部踏破するには丸一日はかかると思う。一部でも歩いて見たかったが、次回に残した。 |
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「育みの里」は稚内市民の自然を愛する豊かな心を育むことを目的に、稚内市少年自然の家「アドベンチャーコース」からトベンナイ(大慶寺裏) ・百年記念塔・南小の森・港小遊歩道の4方面へ全長20kmを尾根伝えで結ぶ自然体験散策路スカイラインです。 |
樺太犬訓練記念碑・南極地域学術観測隊樺太犬供養塔 |
一旦、戻って南極大陸が描かれてた看板をみる。次に、樺太犬訓練記念碑を見に行く。記念碑の上に犬のブロンズ像、石碑には犬ぞり隊の犬たちが嵌め込まれているが、掠れてしまってよく見ないと分からない。石碑に向かって左側上に白い南極の石も嵌め込まれている。 |
南極大陸説明板 | 犬のブロンズ像と(大×) | 碑文 | 裏から |
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三角錐の南極地域学術観測隊樺太犬供養塔を見る。中央には犬のレリーフが嵌め込まれている。タロには学生時代、北大の植物園で見かけたが、女性には擦り寄るが、男にはそっぽを向いていたことが思い出される。男には依然、不信感が払拭されなかったのだろうか。 |
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測量の碑 |
測量の碑はベンチのようで、他の碑と比べて気持ちが緩やかになる。中心には方位盤と標石があり、方位盤を見ると、サハリンクリリオン(能登呂)岬62km、東京1090km、南極点15044kmと矢印に添え書きされていた。測量の碑の正面には緯度経度と高さが嵌め込まれていた。 |
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最後に、樺太の島影を探し、宗谷岬、稚内市街地を一望して、公園を後にする。 |
←大 |
野寒布岬方向 樺太の島影 宗谷岬 |
←大 |
宗谷岬 稚内北防波堤 フェリーターミナル 市街中心 |
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二人の散歩路記録 2009年8月25日(火) 晴れ |