ホリデーユートピア(994m)ユートピア(984m)

 ポイント
 ユートピアの南に10m高い無名峰(994m)がある。この北側にサンデーユートピア(965m)があるので、愛称でホリデーユートピアと呼んでみた。奥手稲の沢川沿いのルートは、スノーブリッジ(SB)次第になる。

 アクセス
 定山渓レークライン(道道1号:小樽定山渓線)を定山渓から春香山登山口(夜間駐車禁止)を目指す。冬季夜間通行止(夜19時〜朝7時)は朝里のダムから札幌国際スキー場の区間と思っていたが、豊羽鉱山の分岐でゲートが閉じられていた。ゲート前で1時間待って、春香小屋の駐車場に着くと平日にかかわらず満車に近かった。駐車場は、朝は凍っているが、帰って来ると泥んこになっていた。付近の雪を敷き何とか車に泥を持ち込まずに済んだ(スコップ必携)。
  国土地理院地図  GPSトラックは山の地図帖「2021.3.31」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 3月31日 <2021(R3)年 スキー往復15.249km 登り3:51 下り1:57>
 春香小屋前の駐車場に何とか停めて、準備をしていたらタバコの煙が充満していて嫌になる。タバコの煙がら逃れようと超スピードで準備をして一番先に出発する。雪面は、カリカリでスキーが良く滑る。春香分岐を過ぎると、後ろから生きの良い若い二人連れの男性が追いついて来た。スノーポンを担いでツボ足で軽快に過ぎ去る。つげ山の分岐のSBは一週間前よりも小さく限界が近づいているような気がした。エコニクスの森林の看板は一週間前は上の端しか見えなかったので40cmは融雪しているとビックリする。奥手稲の上り口に付いて、沢へと下って行き、ここでシールを貼ることにする。シールを取り出すと、先端のゴムの部分が千切れそうになっていた。早速、ゴムバンドで応急処置をする。
春香分岐 つげ山分岐 エコニクスの看板 奥手稲山上り口
 一つ目のSBには、スノーポンの跡があった。どうやら、奥手稲山の家に向かう北大生かと思う。ここから奥手稲の沢川沿いに進むが、標識は無いに等しい。その都度、適当なSBを見付けて渡って行く。先行者のトレースがあるので心強い。SBが小さいので、帰りまでに融けずに確りあるかどうか心配になる。奥手稲山の西尾根からスキーで下ったスキーの古いトレースがあるが、下るのに苦労したと思う。
1つ目のSB 2つ目のSB 3つ目のSB 4つ目のSB
 途中に、「奥手稲山の家まで/あと2km/@/トラバリコース/上り口/HUWV」の道標がある。トラベリとはどういう意味なのかと考えながら、トレースを辿って行く。以前、西尾根から下った辺りかなと思ったら、少し来すぎていた。相変わらず頼りないSBを越えて行く。
あと2km 奥手稲の沢川 5つ目のSB 6つ目のSB
 対岸に道標が見えて来るので、SBを渡り確認しに行くと、道標「奥手稲山の家まで/あと0.6km/780二股/HUWV」だった。以前来た時にはここから896の山麓を辿ったが、今回は地図の破線に沿ったトレースを辿ることにする。南側の沢に入り始めると、SBも確りしていて気軽に越えられる。トレースは地図の破線から山側に外れて、二股からのルートに近づきだすと、奥手稲山の家が見えて来る。
二股 あと0.6km 7つ目のSB 山の家が
 合流した所には、道標「奥手稲山の家まで/あと0.1km/B/HUWV」があった。山の家は目の前だが、スキーで近づくには、結構な傾斜と深さがある。スノーポンの跡は谷を越えて山の家に続いていた。山の家からサンデーユートピアに登るはずだったが、断念してユートピアに向かう。秩父宮殿下も滑られたこともあるユートピアゲレンデは、急傾斜なので見あげながらトラバースする。コルから方向を変えてユートピアに登って行く。
あと0.1km 山の家 ゲレンデ ユートピア直下
 ユートピア山頂に上がると山頂標識があり、木立越しに、白井岳、余市岳、朝里岳が辛うじて望める。ここで、愛棒に電話をする。交通規制が無ければ、1時間前に来ていたはずだったと伝える。
 シールを?がして、次に、無名峰(994m)に下る。雪の表面は融けているので、ウロコ板では曲がりようがないので、大きくこを描いて滑り降りる。コルから緩やかに登って行くと、つげ山からと思われる古いスノーシューのトレースがサンデーユートピアに向かって付いていた。無名峰(994m)は平らで、滑る所も無いので人気が無いようで人っ子一人も居ない。その分伸び伸びできた。この無名峰をホリデーユートピアと呼んでみた。サンデーユートピアがあるので、それにあやかった。朝食が3時半と早かったのでシャリバテのようで、座ってアンパンを一つ頬張る。
ユートピア山頂 余市岳 ホリデーユートピア ホリデー山頂
  もう、サンデーユートピアに行く気力が無くなってしまったので、愛棒に電話して下ることにしたが圏外だった。山頂から奥手稲山に向かって下って行き、登って来たトレースと合流して下って行く。ゲレンデは既に表面が融けていで、スキーが沈む。奥手稲と山の家を眺めながら、あと0.1kmの道標の裏側にある道標「道道まで/あと5.2km/@/HUWV」に着く。ここから、忠実にトレースを辿って下って行く。
奥手稲山 奥手稲と山の家 あと5.2km
 沢に架かるSBは、思っていたよりも柔らかく頼りなく感じた。最後のSBは一段と細ってしまっていた。SBが無いことで林道に出てとことに気が付く。既に、奥手稲山への上り口を通り越してしまっていた。林道は、雪が融けだし埋まってしまう所もあった。
 駐車場に辿り着くと、3台しか残っていなかった。

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 山行記録
 2021(R3)年3月31日(水) 晴れ スキー 往復15.249km 登り3:51 下り1:57
 7:25駐車場→7:34春香分岐→7:53つげ山道標→8:11エコニクスの森林看板→8:32奥手稲山上り口(シールを貼る)8:40→8:41SB1→8:44SB2→8:45SB3→8:49SB4→8:58奥手稲山の家まであと2km@トラバリコース上り口(対岸に)→9:18SB5→9:34SB6→9:18奥手稲山の家まであと0.6km780二股→9:45SB7→10:10奥手稲山の家まであと0.1kmB→10:56ユートピア11:06(シールを剥がす)11:34ホリデーユートピア(昼食)11:42→12:02道道まであと5.2km@→12:48奥手稲山上り口→13:05エコニクスの森林看板→13:18つげ山道標→1331春香分岐→13:39駐車場