大漁沢川小沼山(915m) |
ポイント 小樽定山渓線沿いには小樽内川に大漁沢川が流れ込んでいる。どちらの川の名前も、海由来に思えるが、山の中を流れている。大漁沢川の源頭部には小さなピークがあり、その真下に小さな沼がある。名前が無いので、大漁沢川小沼山とした。展望は、余市岳を中心とした限られた範囲だった。 |
大漁沢林道ルート |
アクセス 札幌の定山渓と小樽の朝里を結ぶ 定山渓レークライン(道道1号線:小樽定山渓線)を走る。四ツ峰トンネルを抜けて、さっぽろ湖が小樽内川に変わると右手に瀟洒な佇まいのサイロを模した建物(小樽内川水量測候所)が現れる。この建物をやり過すと、右手に迷沢林道、上平沢林道(迷沢山の登山口)が相次いで現れる。次が大漁沢林道になる。林道の入口傍に駐車させていただく。 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2014.4.23」へ 周辺地図 |
4月23日<2014(H26)年 往復スキー9.286km 登り2:55 下り1:29> |
林道の入口の雪山を乗り越えると、林道ゲートが雪に埋まっていた。林道はカリカリで、その上、落ち葉と落ち枝があり針葉樹が散髪した後のようだった。シールが可愛そうなので、シートラしてつぼ足で行こうと思ったが、そのまま林道を辿ってしまう。砂防ダムを2つ通り過ごすと、林道が川を渡って分岐して行く。送電線の下には泊幹線160の看板が立っていた。再び、送電線をくぐる。引き続き、大漁沢川の流れを見ながら、右岸を辿って行く。沢の音はもう春そのものだった。 |
林道ゲート | 砂防ダム | 分岐 | 大漁沢川 |
スノーモビルは、上平沢林道と間違えたのか、途中からUターンしていた。この林道は人気が無いようで、スキーやスノーシューズの跡も無い。青空を見上げるとネコヤナギが銀色に光り、陽気に誘われたエルタテハ(marikkaさん同定)も飛んで来て木の幹にとまった。大漁沢川が何時の間にか無くなり、ジグを切って登って行く。途中で、林道が左に分岐するが、この林道は直ぐに無くなる。林道がジグを切っているので、バイパスしようかと思ったが、林道を辿る方が楽なのでそのまま登って行く。 |
ネコヤナギ | エルタテハ | 林道 | 分岐 |
林道がジグを切っているので、隣のつげ山が見えたり、白井岳と長白稜が見えたりする。林道が960m峰から派生する尾根をトラバース気味に登って行くと、広場に出る。この広場は、地図の777地点で、夏道の最終地点になる。地図では破線が915m峰の北側に延びているが、その痕跡も無い。小沼の手前にある880m峰を目掛けて登って行く。 |
つげ山 | 白井岳と長白稜 | 林道 | 広場 |
880m峰に登り、小沼に下りて行くと、小沼は雪の窪み状態だった。小沼のある所を見ると、沼の真ん中に足跡がある。近づいて見ると、沼を横切って915m峰のコルに登っていったようだ。朝早くに通過したのか、日差しで融けているので、帰って来ないことを祈りながら、山頂へ向かう。山頂は、北側が開けていて小さな雪庇も付いていた。 |
小沼 | 小沼から | 915m峰のコルに | 山頂 |
早速、熊が出かけたと思われる988m峰と994m峰の斜面をワッチしながら、麦芽風味の炭酸飲料を飲む。 |
988m峰 994m峰 |
南側は木立が邪魔だが、後ろに岩塔の見えるヒクタ峰、真っ白な余市岳、白井岳、平らな朝里岳、尾根が続く長白稜、小さな股下山、スキー場、隣につげ山が見渡せた。 |
ヒクタ峰 余市岳 白井岳 朝里 長白稜 股下 スキー場 つげ山 |
山頂で、記念写真を撮し下山を開始しようと思ったら、エルタテハが舞っていた。熊さんが待っていなくて良かったと、オヤジギャグを飛ばして下山を開始する。山頂と小沼を振り返って、林道を目指す。この山は、ネコヤナギが多くて、見上げながら滑り降りる。 |
山頂 | エルタテハ | 山頂と小沼 | 青空とネコヤナギ |
途中、林道脇に岩の露頭があり、立ち止まる。標高は低いが690m位の岩山も見えてて来る。行く手には、定山渓天狗山の頭が見えていた。林道の入口に辿り着くと、エルタテハが舞っていた。 |
岩 | 岩山 | 定山渓天狗山 | エルタテハ |
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二人の山行記録 (遊びの時間含む) 2014(H26)年4月23日(水) 晴れ 締まり雪 往復スキー9.286km 登り2:55 下り1:29 7:45林道入口→8:06分岐→8:16南側送電線下→8:32北側送電線下→9:15ジグ開始→9:26分岐→9:41ジグ終了→9:59広場(夏道終点)→10:30小沼→10:40山頂11:03→11:33広場(夏道終点)→11:40ジグ開始→11:55ジグ終了→12:09北側送電線下→12:19南側送電線下→12:32林道入口 |