塩谷中ノ山(182.5m)

 ポイント
 高速道路を挟んで、塩谷丸山の北側に位置している。
文庫歌bungataトンネルルート

 アクセス
 塩谷駅(IC)から下り、フルーツ街道(北後志東部広域農道)に左折すると、右手に駐車場がある。駐車場から立岩が望める。
  国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2023.130」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 1月30日<2023(R5)年 往復スキー4.705km 登り1:32 下り45>
 駐車場はポンマイ岬(立岩)とホッケ海岸が望める見晴らし台的な場所になる。駐車場の道を挟んで反対側に古の道があるが、JRの線路を横切らなければならないので、スキーとストックを抱え文庫歌トンネルの付け根を目指す。文庫歌トンネルの付け根でスキーを履いて、少し急な傾斜を登って行く。見ようと思えば立岩も見られるが、登りに専念する。登りきると、駐車場の反対側から延びている古道に上がる。
立岩 エゾリス 文庫歌トンネル 古道
 古道を北の端へと辿って行くと、赤岩の山々が連なって見える様になる。北の端に着くと、積丹の山々は霞んでいたが、シリパ岬と竜ケ岬が見える。国土地理院の地図では、笠岩が突端の裏側に載っているので、ギリギリ見えるかなと目を凝らすが、眼下には旧道の笠岩トンネルが見えるのみ。トンネルの横に小屋があるので、今でも行けるのだろうかと思いながら崖に近づいて行くと、眼下に笠岩があった。礼文島を南北逆にしたような黒い岩の上に、雪を被った白い不安定な岩が乗っかっている。岩にはゴマ塩みたいな黒い点があるが、海鳥だった。笠というよりは変形したマッシュルームに見える。波が押し寄せると黒い台座の岩は沈み、波が引くと現れていた。
赤岩山が覗く シリパ岬・竜ケ岬 波が引くと 波が来ると
 塩谷漁港の方には、立岩と赤岩山が見えていた。古道から三角点:塩谷(廃点)に向かうと、ピンクテープも垂れさがっていなかった。三角点:塩谷から塩谷丸山を真正面に見て尾根通しで南下する。JRトンネルの真上に位置する所に小屋がある。
立岩 三角点:塩谷 塩谷丸山 小屋
 小屋を過ぎると、開けた所(畑)?があり、立岩とホッケ浜が良く見える。P132.5mに上がると木立越しに塩谷の海岸が見える。このピークにスノーシューのトレースが見え出す。コルの西側には植林地がある。P168.6mに近づくと開けた所から塩谷市街地が望める。
立岩 P132.5m 植林地 塩谷市街
 塩谷丸山を見ながらP168.6mに登って行く。木立越しになるが東に赤岩山、西に尻場山も見えて来る。
塩谷丸山 P168.6m 赤岩山 尻場山
 P168.6mを少し南下すると、樺山、オタモイ山、赤岩山、塩谷駅、塩谷ICが見える。
           ←大
樺山  オタモイ山  赤岩山              塩谷駅   塩谷IC
 スノーシューのトレースの主は小さな雪庇の付いている尾根を下っていた。中ノ山に登って行くのかと思ったら、コルから東に下って行った。どうやら、P168.6mが目当てらしい。スノーシューのトレースから離れて最後の登りになると、暗い植林地帯になる。木々の間をすり抜けると山頂が見えて来る。
雪庇 コルから登る 植林地帯 山頂直下
 山頂からは塩谷丸山が見えるが木立越しですっきりしない。一応、頂上で三角点を探すがピンクテープも無かった。シールを剥がし木立越しに立岩を眺めて、早々に下山を開始する。トンネルの上からは朝よりも青空の下に塩谷海岸が良く見えていた。この海岸は稲積沢川を境に、漁港側をホッケ浜、海水浴場側を文庫歌の浜と言うようだ。
塩谷丸山 頂上 立岩が 塩谷海岸

 =文庫歌考=
 文庫歌をbungataと読める人は小樽でも少ないと思う。北海道地名分類辞典(著者:本田貢氏)によれば、@pungare・kotan=蔓・村(永田)、Apunkar・ota=蔦が絡まる・砂浜(更科)とそのアイヌ語の意味を解説している。

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 山行記録
 2023(R5)年1月30日(月) 晴れ 往復スキー4.705km 登り1:32 下り45
 7:38駐車場→7:44文庫歌トンネル(スキーを履く)→8:05三角点:塩谷→8:30P132.5m→8:53P168.6m→9:10山頂9:21→9:33P168.6m→9:41P132.5→10:01文庫歌トンネル(スキーを脱ぐ)→10:06駐車場場