塩谷丸山(629.2m)

 ポイント
 塩谷までJRを利用し登れるが、帰りの時刻が気になる。海が近いので海岸線が特に綺麗だ。
夏道ルート
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 塩谷駅から丸山踏み切りを越えて、真っ直ぐ一般道路を辿ると、Y字路に道標があり右に辿る。突き当りにも道標があり右に曲がる。道なりに辿って行くと、工事中の高速道路が現れる。その左側に広い駐車場があり、右側に仮設のトイレが開放されている。
  国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2018.4.18」へ 周辺地図   JR塩谷駅
JR塩谷駅駐車場 分岐の道標 アンダーパスが 登山口駐車場
 4月18日<2018(H30)年 往復つぼ足8.901km 登り2:19 下り1:28(含む中ノ山往復)>
 高速道路のアンダーパスを潜り右に曲がって行くと、道沿いに黒川聚楽園跡がある。高速道路沿いの道が砂利道から舗装になる頃、左手に登山口がある。登山口からいきなり荒れた泥濘の道になる。道は残雪に埋もれていることもあり不明瞭になる。先行者の足跡を追って行くと、道が無くなる。夏道は右手に小さなコブのある尾根に取り付くはずだが、ピンクテープも垂れていることから、冬に使っていた尾根のようだ。引き返すのも面倒なので、残雪を探しながら軽い藪漕ぎを始める。ようやく標高200m辺りで本来の尾根と合流する。
高速道路沿いを 黒川聚楽園跡 登山口 不明瞭に
 夏道に出ると全く雪が消えていた。登るに連れて残雪が現れる。ジグを切って登る急傾斜の所は、新旧の足跡が入り乱れて来る。上から先行者が下って来る。先行者も長靴だった。急斜面は、日一日と雪融けが進むので、夏道を辿った方が楽だった。台地に上がると真っ白な積丹の山々が見えて来る。
末道に出る 残雪が 急登に 台地に上がる
 振り向くと青い海の上に真っ白な増毛の山々が浮いていた。台地の奥に山頂が見えて来る。振り向くと立岩が見えていた。台地の雪はまだ腐ってはいないが、足跡を追った方が予期せぬ埋りが無く楽だった。
増毛の山々が 山頂が 山頂を 立岩が
 桃岩も見えて来る。余市湾は真っ白な積丹の山々に囲まれている。赤岩山越しには真っ白な増毛の山々が青い海に浮いていた。小樽の市街も見えていた。
桃岩が 積丹の山々と余市湾 赤岩山越しに 小樽が
 山頂に上がると、山頂標識の他に見晴台の道標が新たに設置されていた。足跡や薄れてしまったスキーのトレースの上を歩いて見晴台に行く。
山頂 山頂標識 見晴台の道標 見晴台へ
 天狗山、於古発山、余市岳、遠藤山、羊蹄山、毛無山、ニセコ連峰を眺めながら見晴台に向かう。
                     ←大
天狗山    於古発山   余市岳   遠藤山   羊蹄山   毛無山 ニセコ連峰
 見晴台には天狗山8.3km、遠藤山3.4kmの道標がある。岩山には何時もの風景だが、祠が祀られ、その周囲には錨や剣が取り囲んでいる。遠藤山と桃内毛無山の間には真っ白な羊蹄山が頭を出していた。パラボラアンテナの見える上二股峰山の方角には手稲山も見えていた。
道標 羊蹄山 手稲山が
 岩山に上がると展望台の名に相応し展望が開けていた。山側には、小樽天狗山から於古発山、遠藤山、羊蹄山、桃内毛無山、奥にニセコ連峰と見えていた。
                     ←大
天狗山      於古発山    遠藤山   羊蹄山   毛無山 ニセコ連峰
 海側には、積丹の山々、余市市街、余市湾、兜岬(忍路)、竜ケ岬、桃岩と見える。岩に腰かけて、暫し景色を楽しむ。
                     ←大
積丹の山々 余市市街 余市湾 兜岬(忍路)竜ケ岬  桃岩
 山頂に戻って、海側を眺める。
                     ←大
毛無山 積丹の山々 余市市街 余市湾 兜岬(忍路)竜ケ岬  桃岩
 立岩から右側に樺山と廃棄物処理場、赤岩山、高島、旭展望台を眺める。
                     ←大
立岩  樺山 廃棄物処理場     赤岩山  高島     旭展望台
 振り返って余市岳を探すと、於古発山の奥に真っ白な山影を見付ける。最後に方位盤を眺め、桃岩や立岩を見ながら下って行く。台地で登山靴の登山者に出会い、その後、数人とすれ違う。大丈夫そうな所はタチグリで下って行く。ジグの所もタチグリで下るが、雪が腐っていたり、無くなっている所もあり難儀する。藪漕ぎで登って来た地点を過ぎると、広い夏道になっていた。尾根から沢に下りだすと、道が小川の様になっていた。長靴なので、ジャブジャブと進むが、登山靴の人は大変だろうと思いながら下って行く。再び、道が不鮮明になり、道が山側に曲がるが、真っすぐ藪を数メートル漕ぐと夏道に出た。
余市岳 方位盤 桃岩を 立岩を
 高速道路のアンダーパスを潜り獣魂碑を眺めていると、道の奥に中ノ山が見えた。工事の測量で三角点が使われたら道があるのではと思い、中ノ山へ向かう。側溝から聞こえるカエルの合唱を聞きながら道のどん尻に着き、何とか山へと登って行くが蔓が絡まり身動きが取れない。蔓に負けて仕方が無く引き返す。住宅の傍にはミズバショウが咲いていた。山の春はもう少し遠くにあるようだ。
獣魂碑 中ノ山へ 蔓に負けて ミズバショウ

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 山行記録
 2018(H30)年4月18日(水) 晴れ 堅雪 往復つぼ足8.901km 登り2:19 下り1:28(含む中ノ山往復24分)
 6:58塩谷駅前駐車場→7:12登山口駐車場→高速道路のアンダーパス→7:21登山口→7:24夏道を見失い手前の尾根に取り付く→7:48夏道に出る→8:12ジグを切り出す→8:33台地上→8:47反射板跡→9:17山頂9:39→9:55ジグを切る→10:13沢へ→10:20迷った地点に→10:23登山口→高速道路のアンダーパス→
10:30登山口駐車場から中ノ山へ10:54→10:11:07塩谷駅駐車場場