察来山(689.8m) |
ポイント 暑寒別の山々、樺戸の山々が360°のパノラマで広がっている。黄金山は魔法使いのような三角の姿に見え印象的だ。 |
四番川林道ルート |
アクセス 当別町の道道28号線を北に向かって走るとT字路に突き当たる。T字路の突き当たりは暑寒国道(451線)で、右へ進む。四番川を渡ると、直ぐ左に林道の入口がある(青山トンネルの手前)。 |
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4月14日<2007(H19) 往復スキー8.444kmkm 登り:2:24 下り:59> |
ゲートのポール脇に「森林管理道四番川線」と書かれた看板の林道に入る。少し起伏がある四番川の左岸に伸びている林道を辿る。途中で砂防ダムの水面が綺麗なので、見ながら休む。水面には実物よりも綺麗に木の幹が映っていた。砂防ダム越しに沢の奥を見ると、察来山の主稜線に似た標高点566mが見えてくる。 |
林道入口 | 察来山の主稜線を | 綺麗な水面 | 標高点566m |
林道は分岐し、右手の尾根方向を向くと、三段重ねの砂防ダムがあり、察来山の主稜線の端が見えていた。分岐からは今まで辿って来た林道より傾斜がきつくなる。ヘアーピンカーブの所は、大半の登山者が急な傾斜を登って近道をしていたが、われわれは、林道を楽して登ることにした。尾根に上がると送電線の管理道があるのか分岐のような風景になるので、地図を開いて見ると、分岐はまだ先だった。分岐と間違って取り付いたのか小さなコブに上がっている足跡もある。 林道を辿ると、奥には雪庇のずり落ちた主稜線が望まれる。隣の丸山が丸見えになり、南の別狩岳越しに厚田の海も見えてくる。南の端には自衛隊の基地となっている阿蘇岩山の鉄塔も見える。 |
三段重ねの砂防ダム | 林道から主稜線を | 丸山 | 別狩岳 |
間もなく、分岐になり主稜線が望まれるが、山頂は向かって右の奥にある。尾根は藪で急なところがあるので、左側の林道を辿って裏側から主稜線に出ることにして、引き続き林道を辿る。西側の林道は急な傾斜に付けられていて、左側が崖になっているので、谷側の見晴らしが良い。振り返ると神居尻山が良く見え、目の前には群別岳の頭が稜線越しに見えて来る。東側の斜面は疎林で傾斜も緩いので、スキーには適していると思いながら登って行くと、真っ白な群別岳も現れる。 |
分岐から主稜線を | 神居尻山 | 群別岳の頭が | 群別岳 |
登るにつれ知来岳、群別岳、大滝山、暑寒別岳、南暑寒別岳などが望めるようになる。藪の切れ目から主稜線に出ると雪庇が連なっていて狭い尾根筋だった。所々で雪庇がずり落ちていて、起伏もあるのでスキーでは辿り難いので藪側にルートを取る。山頂を真っ直ぐ目指すなら、林道を詰めてから山頂方向へ真っ直ぐ登った方が良いのではと思いながら雪庇を避けながら登って行く。主稜線からは東側が開けていてピンネシリや神居尻山が望め、西側も木立越しだが群別岳も望める。 |
大滝山・暑寒別岳 | 雪庇の尾根 | 雪庇がずり落ち | 木立越しに群別岳 |
主稜線が広くなりだしたので、藪から出てみると、鷲駿山、小鷲駿山、壮志岳、ピンネシリ、神居尻山、別狩岳が一望出来た。残念ながらピンネシリの頭は雲の中だった。 |
鷲駿山 小鷲駿山 壮志岳 ピンネシリ 神居尻山 別狩岳 |
主稜線を辿ると山頂の手前に小さなコブがあり、上がると目の前に山頂が威圧していた。相棒は急傾斜を見て圧倒され登らないと言う。私は最初スキーで挑戦するが、エッジが利かずあえなく退散する。再度、スキーを外してプラブーツで登って行く。キックステップで登るが、最初はようやくつま先だけ刺さる状態だった。一息入れると隣の富士形山が見えていた。山頂近くなるとよずり落ちた雪の小さな亀裂に足を取られる。最後は山頂越しに群別岳や暑寒別岳が目に飛び込んでくる。相棒に見せてやりたかったと思う。 |
山頂のコブ | 富士形山 | 群別岳 | 暑寒別岳 |
山頂に上がると遮る物がない360°の展望が待っていた。何時見ても黄金山は三角形で、魔法使いのような独特な雰囲気がある。知来岳から派生する稜線上にある三角点の萌留山や泥川奥の繋がりが良く分かる。知来岳の右手には群別岳、大滝山、暑寒別岳、南暑寒別岳、徳富岳、富士形山、鷲駿山、小鷲駿山、壮志岳、ピンネシリ、神居尻山、南の別狩岳、丸山、北の別狩岳と広がり山座同定に絶好の山頂だった。 |
泥川奥 黄金 萌留 知来 群別 大滝 暑寒別 南暑寒別 徳富 富士形 |
鷲駿 小鷲駿 壮志 ピンネシリ 神居尻山 南の別狩 丸山 北の別狩 |
改めて、黄金山、群別岳、暑寒別岳、徳富岳を写し、山頂を後にする。 |
黄金山 | 群別岳 | 暑寒別岳 | 徳富岳 |
下りがけ振り向いて群別岳と暑寒別岳のツーショットを写す。下で、昼食にはまだ早すぎるので、ココアを飲む。ココアを飲み終え、山頂の斜面越しに徳富岳を写し、途中で山頂を振り返り、西側の疎林を滑り降りる。林道へ着き、山頂方向を見ると山頂の一部が見えていた。主稜線に上がらず、真っ直ぐ山頂をめざしてもよかったと思う。 |
群別〜暑寒別 | 徳富岳 | 山頂を振り返る | 林道から山頂を |
林道を下り主稜線取り付きの場所に戻ると、スノーシューのご一行さんが登って行った足跡があった。スノーシューの跡は滑りにくいので、外しながら滑るが、雪がもう腐ってきているので、突然沈んだり、つっかかったりと大変だった。 尾根取り付きのところでは、スキーの男性1人と出会う。ヘアーピンを直登してきたようだ。ヘアーピンを過ぎると、スキーのトレースがあり、われわれのトレースは跡形も無かったのでありがたく使わせていただく。 |
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二人の山行記録(遊びの時間を含む) 2007(H19).4.14(日) 晴れ 往復スキー8.444kmkm 登り2:24 下り59 7:37駐車場→8:22砂防ダム分岐(右)→8:47尾根筋→8:56分岐(左)→9:17林道から主稜線へ→9:33主稜線へ→10:01頂上10:36→10:45林道へ→10:54分岐→10:59尾根筋から下る→11:09砂防ダム分岐→11:35駐車場 |