20 ひぐまの音楽会


青巌峡と言い、幌尻と言い、他人の山行を借りてひぐまの音楽会を考えてみました。        

テントの花咲くカールの中の
星降る一夜の出来事だ
山に疲れた体から
寝息がもれる一時に

ひぐまがそっと近づいて
タクトの代わりに両手打つ
パン パン パンと両手打つ
さあ 音楽会の始まりだ

テントの太鼓だ
外から叩く ボン ボン ボン
内ではグー グー グー
思わず ひぐまが
ウォー ウォー ウォー

ひぐまは走る 回る
AOIさんのツェルトへ
谷さんのツェルトへ
ボン グー ボン グー
ボンポン グー
ひぐまと人のハーモニー


2000年8月24日  自宅にて



内緒話し
AOIさんにイビキをかかすわけにはいかず、寝息にしました。谷さんにはイビキと思いましたが、区別が付かなくなるとたいへんなので、おとなしく寝て頂きました。ところで、テントには足跡が付いていませんでしたか?

ひぐまさんは皆さんが寝ている間でも、タクトを離さなかったようですよ!どうやら、いびきの合唱の指揮を取って来たらしいです。バス、アルト、ソプラノは誰でしたか。
なに、カミキリムシも鳴いていたんですか。もう秋ですね!みんなは自分でないと思ってますよね!

ツェルトやテントを叩くと、いびきや歯軋りが止むようですよ!そこでひぐまさんはテントの間を駆け巡って演奏会を模様したようですよ。エー、ソウカイなんて言わないでね!

ぴーぴー ガーガー
ピー ガーガー
キリキリキリキリ
ピー ガーガー
寝言で 壁 壁だべか

ピ−ショロロー ピーショロロー
グッピイー グッピイー
キリキリキリキリ
グォー グォー ゴー
寝言で剣が剣がなんの件

これはきりがないので、暇な人は自分で作って楽しんでください。

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