大曲山801.9m・804.6m峰 |
ポイント 定山渓トンネルの真上に昔の国道がある。峠に北海道開発局のパラボラアンテナがあり、その旧国道沿いに804.6m峰、その奥に大曲山がある。 |
大曲林道ルート |
アクセス 定山渓トンネルを抜けると、直ぐ左側に大曲林道(総延長1001m)がある。林道の中山峠側に数十台停めることができる駐車場所がある。 国土地理院地図 GPSトラックは「2008.1.21」の地図帖へ 周辺地図 |
12月28日<2003(H15)年 往復スキー4.134km 峠までスノーモビル跡 撤退> |
トンネルを抜け駐車場に入ると、私以外すべてスノーモビルを牽引するトレーラ付きだった。 今日は新調したスキーを慣らしに、軽い山のつもりで登る。大曲林道に入ると、油臭い一級国道と化した雪道を登ることになった。総延長1001mの大曲林道を登って行くと分岐があり、カーブミラーの無い左へ登る。登りは峠までスノーモビル数台の排気ガスを胸いっぱい吸い、がっかりする。 |
定山渓トンネル出口 | 大曲林道 | 開発局のパラボラ | 800m峰 |
登りは快調だったが、急に靴の中で異変が発生する。何度か靴下を引っ張ったりして、位置を変えるが一向に治まらない。 |
大曲山 | 引き返し地点 | 開発局のパラボラ | 定山渓湖 |
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峠になり林道から旧国道に出ると、今度は下りになる。開発局のパラボラアンテナを過ぎたあたりで足が痛く、たまらず靴を脱いで点検する。どうやら、靴擦れらしい。右足内側の踝とアキレス腱の間が擦れて、皮が剥けていたが、左足はまだ皮は剥けていなかった。仕方がなくテープを張り歩き続けた。 800m峰が旧国道の真中に見え、その奥に大曲山が見えて来る。800m峰を登ろうと思ったが笹がループになっていて道を塞ぐ。靴擦れの足ではままならないので、林道を下って迂回することにしたが、これも途中で、足が痛くなり敢え無く撤退する。 帰りがけ、また、未練がましく800m峰を登れるかとチャレンジするが、楽なルートが見つからず、撤退する。帰路は、霞んで見える定山湖を見ながら歩き、開発局のパラボラアンテナに立ち寄り、気を紛らわす。 |
1月21日<2008(H20)年 往復スノーシュー6.845km 登り2:35 下り1:21> |
大曲林道入口から大曲林道を登って行くと分岐があり、カーブミラーの無い左へ登る。定山渓トンネルの上を過ぎると、また、分岐になり、今度は右に曲がる。新雪の上に兎の足跡があり、兎がいないかと見回す。兎の足跡は不思議に突然なくなっていた。 |
大曲林道入口 | 大曲林道を | トンネルの上 | 兎の足跡が無くなる |
今度の兎の足跡は、われわれに驚いて一目散に引返したようだ。林道を北上して行くと、白樺越しに札幌岳が見えるようになる。ケヤマハンノキの花も青空の下で垂れ下がっている。樹皮を見と横に入っているので間違いないだろう(ハンノキはうろこ状にひび割れ)。枯れ木に雪がヒヨコの様にも餅を焼いて膨らんだようにも見える。 |
兎が引返して | 白樺越しに札幌岳 | ケヤマハンノキの花 | ヒヨコ |
木立の隙間から開発局のパラボラアンテナが見え出すと、旧国道や送電線跡がある峠に出る。送電線跡からは木立が無いので、豊平峡ダムが良く見える。送電線跡を見上げれば、波を打ったような白い斜面と青空が綺麗だった。峠から下って行くと、パラボラアンテナ付近で真っ白な札幌岳が見える。 |
パラボラアンテナ | 豊平峡ダムを | 送電線跡 | 札幌岳 |
旧国道を下って行くと、目の前に大曲山が見えて来る。右側が崖のような急斜面なので展望が良く、豊平峡ダムも見えて来る。定山湖も真っ白になっている。枯れ木にはマシュマロの様な真ん丸の雪玉が付いていた。いよいよ、随分遠くに見えていた大曲山が近づいて来る。 |
大曲山 | 豊平峡ダムを | マシュマロの様 | 大曲山 |
800m峰のコル(水準点733.0)からは札幌岳が良く見える。コルから谷側に林道が伸びていたが、尾根伝いで登る。 |
山の神 山田峰 札幌岳 |
800m峰に登り出すと、兎の足跡を狐が辿っている足跡があった。登りながら後を振り返ると真っ白な札幌岳と定山湖が見えていた。山頂直下からは大曲山の奥の山が見えて来る。山頂に着くと、反対側の国道(230号線)が見えるが冬木立越しなので、すっきりとは見えない。振り向けば、真っ白な札幌岳の頂上が見えていた。 |
兎と狐の足跡 | 定山湖と札幌岳 | 大曲山の奥の山 | 札幌岳 |
狭薄山も真っ白な姿を見せていた。時間が無いので大曲山に直行する。コルに下りて大曲山を目の前にするが、800m峰の東側から来ている林道が大曲山のコルを通り、西側の斜面に伸びていた。その林道を辿って行くと、兎の糞が落ちていた。林道は急な西側斜面に伸びているので、尾根に進路を取り直す。 |
狭薄山 | 800m峰(大×) | 大曲山 | 兎の糞 |
大きな木で覆われた、すっきりしない大曲山の山頂が見えて来る。左側を見ると、林道跡が山頂まで伸びているようだった。山頂に立つと、冬木立越しに狭薄山が見える。一番高そうで、平らな所に陣取り昼食をする。昼食をしながら、目の前にある大きな木なのか岩なのかはっきりしない高みが気になっていた。昼食が終わり、気になるので行ってみたら、大きな岩だった。 |
山頂直下 | 山頂 | 狭薄山 | 大きな岩 |
岩の上に上がると大きな木が生えていて、展望が無いが、木々の隙間から豊平峡ダムが望めた。触手のある昆虫の様な雪の塊があり、その奥には真っ白な定山湖が展開していた。山頂に戻り、下山を開始する。コルまでは登りに難儀したのがウソのようにアッと言う間にコルに着く。コルから800m峰をトラバースしだすと、鹿の足跡が林道跡を辿っていたので、われわれも辿って見る。林道跡を辿っていると、漁岳、小漁岳が見え出す。ホロホロ山と徳瞬瞥岳に似ていると思いながら辿って行くと、札幌岳や狭薄山も見えるようになる。 |
岩の上 | 昆虫の様な雪 | 漁岳 小漁岳 | 狭薄山 |
旧国道と合流する手前では札幌岳と定山湖が良く見える。コルに着くと狭薄山と札幌岳の全景が見えて来る。 |
札幌岳と定山湖 | 定山湖 | 狭薄山 | 札幌岳 |
暫し、旧国道を、札幌岳、豊平峡ダム定山湖、狭薄山を見ながら登って行く。定山湖の湖面は凍っているのか、人が歩いた足跡が鮮明に残っている。 |
札幌岳 | 豊平峡ダムを | 定山湖 | 狭薄山 |
再び、峠に着き改めて札幌岳や定山湖、豊平峡ダムを振り返り、峠を後にする。スキーではひと滑りの林道を歩きながら下って行く。漁岳や小漁岳が見を見ながら、ようやく、林道入口に着く。 |
札幌岳 |
送電線跡は段々畑に様に雪が横に積もっていた。再び、峠に着き改めて札幌岳や定山湖、豊平峡ダムを振り返り、峠を後にする。スキーではひと滑りの林道を歩きながら下って行く。漁岳や小漁岳が見を見ながら、ようやく、林道入口に着く。 |
送電線跡 | 豊平峡ダム | 漁岳 小漁岳 | 林道入口へ |
山行記録冬山へ 次ポン山へ アソビホロケール山へ |
二人の山行記録 (遊びの時間含む) 2008(H20)年1月21日(月) 晴れ ラッセル10〜40cm 往復スノーシュー6.845km 登り2:35 下り1:25 9:40駐車場→9:48分岐(左)→10:05道分岐(右)→10:46旧国道分岐→10:51パラボラアンテナ→11:07水準点733.0→11:32P800m→11:41コル→12:15山頂12:55→13:05コル →13:22水準点733.0→13:41パラボラアンテナ→13:48旧国道分岐→14:16駐車場 2003(H15)年12月28日(日) 雪 スキー:峠までスノーモビル跡 単独 8:43駐車場→9:32旧国道分岐→10:18引き返し地点→10:52パラボラアンテナ→11:06旧国道分岐→11:30駐車場 |