大岳山(1266.5m) 鍋割山(1084m)男具那ノ峰(1077m)上高岩山(大グラミノ頭:1010m)御岳山(929m) |
ポイント 複数の登山口に繋がっているのと、地図に載っていない登山道や遊歩道が多くので、道標を慎重にチエックしながら順路を決める必要がある。大岳山の山塊は「秩父多摩国立公園」内にあるようだ。 |
ケーブルカーコース |
アクセス(カーナビ入力:0428-78-8121御岳山鉄道滝本駅) 吉野街道沿いの鳥居を潜り、御岳山ケーブルカー滝本駅を目指す。 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2009.5.23」へ 周辺地図 |
5月23日 <2009(H21)年 登り2:36 下り1:39> |
山麓の滝本駅に着くと、人で溢れかえっていた。20分位の間隔で運行しているようだったが、臨時便が出て待たずにケーブルカーに乗ることが出来、無事、御岳平の御岳山駅を目指すことが出来た。御岳平に着いても人が多く、山の上に来た様な気がしない。殆どの人が「武蔵御嶽神社」の参拝客で、登山者は一部のようだ。 ここで、引き続きリフトに乗る愛棒と孫と別れて、3時間の猶予をもらい一人で参拝客に混じって神社を目指す。参道を辿って行くと御岳ビジターセンターが現れ、民家や宿坊が続く道になるので、道を間違えたと思い戸惑う。 |
ケーブルカーに乗る(大×) | 山頂駅に着く | 御岳平の賑わい | ビジターセンター |
道の法面にはシャクナゲやシャガが咲いているが、自然のものではなさそうだ。道端には、大きな「神代ケヤキ」が現れる。神社の鳥居をくぐって、参拝客に混じって急な階段を登って行くと「武蔵御嶽神社の本殿」に着いた。御岳山の山頂は本殿の奥にあると思いこみ、本殿の裏側を目指す。 |
シャガ(大×) | 神代ケヤキ | 神社の鳥居 | 本殿 |
裏には「大口真神社」があり、更に奥を目指すが袋小路になる。ここで、御岳山の最高地点だと考え下ることにする。下りは、本殿の脇から「長尾平」に下る道を教えて頂き、山道を下り、下の遊歩道に合流する。遊歩道を辿って行くと長尾平(展望台)分岐に差し掛かる。分岐にはベンチがあり大勢の人が休んでいた。その傍に、「岩石園・大岳山」の標識が立っていたが、大岳山の近道になる遊歩道を辿ろうと思い奥を目指す。 |
大口真神社 | 長尾平分岐 | 分岐の標識 | 遊歩道 |
再び、分岐が現れ、標識に「天狗岩・岩石園」の文字を見て、持ち時間が無いのに誘惑に負けて天狗岩へ下ってしまう。途中、草花やガクウツギの花が咲いていた。 |
岩石園入口 | 下る道 | 草花(大×) | ガクウツギ(大×) |
目の前に大きな「天狗岩」が現れ、その前に案内板があり、地図を見るが頭に入らないが、ここは秩父多摩国立公園内のようだ。この下に「七代の滝」があるので、天狗岩から急な階段を下って行くと、七代の滝に着く。滝の近くは大勢の人々が憩っていた。 |
天狗岩 | 案内板 | 急な階段 | 七代の滝 |
綺麗な流れの養沢川の辺にある苔むした岩の上には黄色いヒメレンゲが咲いていた。今度は、岩石園(ロックガーデン)に向かおうと思い、イラストの地図を見るが、どうも天狗岩と七代の滝の現れる順序が逆になっていることに気が付く。道行く人に聞いたらどうも、辿る道筋を間違ったようだった。再び、ピストンして鉄の階段を登り返しながら、時間ロスを悔やむ。 天狗岩から今度は、岩石園に向かう。道は沢沿いになり、苔むした岩が顕著になる。苔むした沢の中で横笛の音が聞こえるので、辺りを見回すと、こんな山の中で横笛を吹いている人がいた。そう言えば、御岳山で横笛大会がるとガイドブックに書いてあったような気がする。 沢沿いの分岐に着くと団子になって悩んでいるご一行さんがいた。私も、その傍で悩んでいたら、その中の男性がイラストマップをくれた。私の持っているガイドブックよりも良いかもしれないと、ありがたく頂く。「高岩山・大岳山」の標識に引かれて沢を渡る。 |
ヒメレンゲ | 鉄の階段 | 苔むした沢 | 高岩山・大岳山分岐 |
沢を渡り振り返ると、ご一行さんはまだ道標を見て悩んでいた。一汗かいて尾根に上がると立派な標識が現れるので、少し荒れた道だが安心して辿る。道端には小さなドウダンツツジか咲いていた。 |
沢の分岐 | 尾根上の標識 | 尾根道 | ドウダンツツジ(大×) |
尾根道が何時の間にかはしごが出てきて岩場になりだす。一汗掻いて、ピークに上がると高岩山が目の前に見えていた。「上高岩山(大グラミノ頭)」の山頂には岩が露出しているだけで珍しく山頂標識はない。ここで、持ち時間は1時間40分を経過し、後1時間20分になってしまう。上高岩山には展望台があるはずだが、高岩山寄りの方らしい。 |
はしご | 岩場 | 高岩山 | 上高岩山 |
上高岩山は高岩山への分岐にもなっているが、時間が無いので、高岩山へは行かずに大岳山を目指す。途中、道標があり、小さなコブを巻く道と尾根道とに分岐するようだが、悩んでいたら男性が近づいてきたので聞いてみると、男性は地図を見て、地図には無いので単なる巻き道でしょうと言い足早に去って行く。私は尾根道を登ってみる。ピークには境界石があるが、展望は無い。下って行くと、また、分岐の標識があがり、巻き道に合流する。平坦な尾根道を辿ると「芥場峠(あくばとうげ)」になり、岩石園(ロックガーデン)からの道が右から上がってきていた。峠から大岳山を目指すと、「防災ポイント4大岳山1.3km神社2.8km」の標識が現れ生活圏の一部なんだと驚く(この標識が一番要領を得ていた)。ここから大岳山に行って御岳平まで帰るとすると、1時間は遅刻すると思いつつ大岳山を目指す。 |
高岩山分岐 | 巻き道入口 | 芥場峠 | 防災ポイント4 |
岩の多い登山道を辿って行くと、枕状溶岩としか思えない岩が露出していた。ここが昔、海で、大岳山は海底火山だったのだろうかと思いながら岩の壁を見て歩く。鉄の階段もあらわれ、少し下って行き登山道らしさが出てくるが、直ぐに大岳山荘、大岳神社が現れてくる。大岳神社の鳥居前は馬頭刈山の分岐にもなっているようだ。大岳山荘には展望台があると言うが、どう見ても展望がないようなので寄らずに先を急ぐ。 |
枕状溶岩? | 階段 | 大岳山荘 | 大岳神社 |
所々にヒメウツギの咲きかけの花が咲くごつごつとした岩場を登って行くと、山頂がぽっかりと見えて来る。先程、巻き道のところで出会った男性は、座って既におにぎりを食べているところだった。HYML仲間のganさんに似ているところがあり、親近感が沸くが話しをしている暇がない。山頂の一角に座って、おにぎりを一つ食べながら西側の景色を眺め、食べ終わると、もう一つのおにぎりは残して下る。山頂も鋸山の分岐になっているようだ。 |
ヒメウツギ | 岩場 | 山頂 | 山頂から西側 |
残り時間は30分になってしまったので、急いで下って行く。大岳神社を横から通過する時に小さな狛犬があるのに気が付くが、先を急ぐが気だけだ。芥場峠西側の分岐から帰路を辿ることにするが、「鍋割山・奥の院経由」の道標が出てきたので尾根道を辿ることにする。途中、「スカウトの森」「ユース仲間の山」の看板はあるが道が無いように見える。 |
山頂 | 神社の狛犬 | 芥場峠西側の分岐 | スカウトの森分岐 |
鍋割山の巻き道の分岐から鍋割山を目指すと、また、「スカウトの森」「ユース仲間の山」の看板が現れるがここにも道がないように見える。鍋割山に着くと、三角点ではない「高山境界●」と彫られた境界石等が見られた。山頂は展望も無く、山頂標識も無いが、数人が休んでいた。山頂を一周して直ぐに下山を開始すると、再び、巻き道と合流する。道端にはチゴユリが咲いていた。 |
鍋割山巻き道分岐 | 鍋割山 | 巻き道と合流 | チゴユリ(大×) |
ツクバネウツギの白い花が咲いている道を辿ると、「奥の院巻き道分岐」の標識が現れる。遅れた序でに「奥の院」に寄ってみようと登って行くと娘から電話は入ったので、1時間遅れになることを告げる(その後、ケーブルカーの駅になっても圏外だった)。山頂直下は岩場になり、登り切ると祠があった。てっきり奥の院かと思うが何か変だ。木の幹に「男具那ノ峰」の山頂標識がある。 |
ツクバネウツギ(大×) | 奥の院巻き道分岐 | 男具那ノ峰直下 | 男具那ノ峰山頂 |
祠の前は広場になっていて、「青梅市公共二級基準点」の丸い鋲が4つの石に守られて地面から浮いていた。御岳山と思われる山陰を望みながら、山頂を後にする。下って行くと奥の院が現れる。奥の院はピークには無かった。 |
山頂の広場 | 基準点 | 御岳山を | 奥の院 |
奥の院の前にはコウライナンテンショウが咲いていて、木立の切れ目からは日の出山と思われる山陰が望まれる。再び、下って行くと石碑が現れるが、何の石碑かは分からず先を急ぐ。道端には桜印の石標が見られる。 |
コウライナンテンショウ(大×) | 日の出山 | 石碑 | 桜印の石標 |
巻き道に戻ると鳥居がありその手前に大きな木が現れる。これが、天狗の腰掛け杉かと暫し見入る。しかし、沢でもない水の臭いもしないこのポイントには東京都の「御岳山浄水所」が現れる。振り向くと年代を感じさせる給水塔が2基鎮座していた。ようやく、御岳山に入口に戻ると、案内板の所に道標があった。道標を良く見ると「大岳山4.2km Mt.otake」となっていた(ローマ字表示も難しい)。 |
天狗の腰掛け杉 | 御岳山浄水所 | 給水塔 | 御岳山の入口 |
石段を下って行くと、人だかりがしていた。餅撒きでもしているのだろうと思いながら先を急ぐ。宿坊町を下って行くと茅葺屋根の建物が目を引いた。 御岳平に着くと、愛棒以下ベンチに座って団子を食べていた。おこぼれに預かり、早々にケーブルカーで下る。 |
餅撒き? | 宿坊町 | 茅葺屋根 | ケーブルカーで |
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二人の山行記録(遊びの時間を含む) 2009(H21)年5月23日(土) 曇り 登り2:36 下り1:39 10:50滝本駅→11:00山頂駅→11:20御岳山(神社)→12:26長尾平分岐→12:27天狗岩分岐→11:34天狗岩→11:41七代の滝→11:50天狗岩→11:57高岩山・大岳山分岐→12:31高岩山分岐(1010mP)→12:46芥場峠→12:50岩石園分岐→12:53防災ポイント4→13:12馬頭刈分岐(鳥居)→13:13大岳山神社→13:26山頂13:33→13:40馬頭刈分岐→13:54岩石園分岐→→13:57鍋割山分岐→14:07鍋割山→14:15奥の院分岐→14:22男具那ノ峰→14:26奥の院→14:35石碑→14:42天狗の腰掛け杉→14:47長尾平分岐→14:51大岳山分岐→15:05御岳平15:20→15:27滝本駅 |