鬼首山(640.7m) |
ポイント スキーで登るには藪で急傾斜なので面白みがない。スノーシューの方が適していると思われる。痩せ尾根伝いにピンクテープが付いているところを見ると藪ながら夏道があるのかもしれない。三角点名は紅葉山。鬼首山の北側に、存在感のある山がある。取あえず、北鬼首山626.4mとした。 |
こうしょう橋ルート |
アクセス 国道452号線を走り、沼ノ沢にあるJA夕張市を目指す。JA夕張市の裏側にはJA夕張市備蓄基地の大きな看板と倉庫群がある。倉庫群の脇を通って無名の橋1つと夕張川に架かるこうしょう橋を渡り突き当たりが駐車場所となる(左に曲がると農家)。道が狭いので注意。 国土地理院地図 GPSトラックは「2005.12.31」の地図帖へ 周辺地図 |
12月31日<2005(H17)年 往復スキー5.840km 登り4:29 下り1:36> |
駐車場所から北鬼首山を目指す。途中に小屋の脇を通過する。除雪されていない道を辿ると、尾根らしきところに着き、直角に林道があったので辿る。奥には砂防ダムがあり、1つ目を通過すると、右に行く道にもう一つ砂防ダムがあり、林道はそこで終わっていた。ここから、痩せた藪尾根に取り付くことにする。 |
北鬼首山 | 小屋を目指して | 砂防ダム | 尾根へ |
尾根は痩せていて、結構藪になっている。始めは展望が全く無く、時折北鬼首山や冷水山が望まれる。400m地点の前後は勾配がきつく、スキーが横滑りして登ることが出来ない所がしばしば出てくる。それでも、何とか木を掴んだりしながら登って行く。高度が上がると、傘状の雲がかかった夕張岳や芦別岳が木立越しではあるが望まれる。稜線に出ると、右の北鬼首山の方が山らしく見えるが、鬼首山へは左の雪庇が発達した痩せた稜線を踏み抜かないように辿る。 |
夕張岳 | 芦別岳 | コルから山頂方向を | 雪庇の発達した稜線 |
雪庇の発達した稜線上は凸凹なのでスキーでまともに進めない。蔓で行く手を阻まれたり、雪が軟いので、スキーを入れる度に板が沈むので疲れる。それでも、雄大な日高山脈を望むことができた。ハッタオマナイ岳や坊主山も見えているはずだが、同定できずただ呆然と見ていた。 |
日高の山々(ハッタオマナイ岳や坊主山も見えているのですが) |
雪庇の発達した痩せ尾根も赤い旗が風に揺れている山頂で終わる。赤い旗が見えた時にはホットしたが、もうスキーで登ることが出来る限界の斜度だったので、スキーをデポして這いながら登る。赤い旗の下には山頂標識が設置されていた。山頂に着くなり天気が悪くなり小雪が舞ってきていた。12時を過ぎてしまったので、昼食を食べて早々に下山する。 下山中はスキーで滑るスペースは無いが、無理して滑り降りる。スキーが笹に突っかかり、スキーのビンディングが外れたり、急傾斜では横滑りして転んだりと大変だった。 帰る用意をしていると、鬼首山に日が沈むところだった。帰りにカーナビで鬼首山の位置を確認すると、山頂は目立たない高処だったことが分かった。 |
赤い旗が | 山頂直下 | 山頂標識 | 鬼首山山頂に落日 |
=幻日= 帰りに栗山を過ぎたところで、夕日に映える幻日が出ていた。時間は 15時31分だった。栗山は今日も結構冷えていて、朝方通過した時には-19℃、夕方は-7℃位だった。幻日の下の部分は、日の光を良く屈折させていて、目玉がギョロギョロと動いている感じだった。 |
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山行記録 2005(H17)年12月31日 晴れ 20cmラッセル 往復スキー5.840km 登り4:29 下り1:36 7:45登山口→8:00砂防ダム→11:04稜線(コル)→12:14頂上12:29→12:54稜線(コル)→14:05登山口 |