奥寒別山(535m)三角点:奥寒別(507.6m)

 ポイント
 山頂と三角点のピークのある双頭の山。

 アクセス
 倶知安町の赤井川国道(393号線)のチエーン着脱場に駐車する(林道の入口に駐車すると、奥に畑があるので、融雪促進剤散布時期は農作業の邪魔になる)
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2020.3.25」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 3月25日<2020(R2)年 往復スキー10.635km 登り2:05 下り:1:30>
 林道入口まで、愛棒に送ってもらい出発する。林道脇に大和温泉があり、以前は、建物が建っていたが、今は、温泉がパイプから自噴しているのみだった。真っすぐに伸びる林道を辿って行くと、左右の畑は、トラクタで融雪促進剤を散布した跡がある。ポンクトサンに号川に架かる橋を一つ二つと越えて行く。ポンクトサン二号川にはスノーブリッジが見当たらないので、忠実に林道を辿って行く。
林道入口 大和温泉 橋@ 橋A
 雪の上にはキタキツネやシマリスの足跡が付いていた。川の傍でもないのに、雪が解けている水溜まりがあり温泉だろうかと思う。橋Bを超えると、棚田跡と思われる段々が見えてくる。
シマリスの足跡 温泉? 橋B 棚田跡
 林道の上には、林の影が奇麗なしま模様が見られた。橋Cの手前から双頭のコルに向かって尾根伝いに登ろうと思ったが、意外と沢が深く、地形も複雑だった。仕方がなく、橋Cを渡ると左側に棚田跡が見えてくる。橋Dを渡ると、大きく曲がって登りだす。
奇麗な縞模様 橋C 棚田跡 橋D
 4つ曲がると、三角点の山頂に繋がっている尾根が見えたので、一旦、沢に下りる。沢から尾根に取り付こうとしたら、クマの足跡が尾根に取り付いていた。今日の足跡ではないが、後追いはせず、沢を詰めることにする。幸い沢の底は平らだが、函状なのでスキーでは容易に尾根に取り付けない。仕方がなく、沢を最後まで詰めてみる。沢の源頭部は溝状になっているが、強引に入ってみたら、踏み抜いてしまう。スキーごとすっぽりと入ってしまったので、転がって方向を変えようとしたら、体も埋まってしまう。ストックを付いてみたら、ズブズブと埋まってしまう。それでも、何とか脱出し、尾根に取り付けた。埋まった源頭部を振り返り、山頂に向かう。三角点のある山頂は丸裸の雪面だった。
クマの足跡 函状の沢 沢の源頭部 三角点の山頂
 山頂からは、尻別岳、羊蹄山、ニセコ連峰の一部が連なって見えた。
                     ←大
尻別岳     羊蹄山           ニセコ連峰 
 北側には、赤井川の二ッ森と三角山、樺立峠、本倶登山が見えていた。
                     ←大
二ッ森 三角山 樺立峠                   本倶登山     
 三角点の山頂から最高地点に向かう。山頂からは、木立が少し邪魔するが羊蹄山や本倶登山が見えていた。山頂からコルに下ると、羊蹄山の頭から雲が取れ始めていた。
山頂へ 羊蹄山 本倶登山 羊蹄山
 再び、三角点の山頂から、尻別岳、羊蹄山、ニセコ連峰を眺めながら、愛棒に下山を告げる。
                     ←大
尻別岳     羊蹄山           ニセコ連峰
 林道に下りて、真っ白な畑越しに羊蹄山を振り返りながら下って行く。林道は、本倶登山方向に延びているが、平らで何も無いので、吹雪いた時には道が分からなくなると思いながら下って行く。平らな山頂を振り返り、本倶登山方向との分岐を下って行く。林道の傾斜が無いので、歩くが如く滑って行く。
羊蹄山を振り返りながら 本倶登山方向へ 山頂を振り返る
 大和温泉のカーブに差し掛かると、愛棒が林道の入口まで来てくれているのが見えた。すると、携帯がけたたましく呼び出し音がなる。地震でもあるのかと思い、見ると、愛棒からの不在めメッセージや電話だった。2時間で登ったら、普通は1時間もしない内に下りて来るので、クマにでも襲われたと思ったようだ。

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 山行記録
 2020(R2)年3月25日(水) 晴れ 往復スキー10.635km 登り2:05 下り:1:30
 7:49基線→7:52大和温泉→7:59橋@→8:04橋A→8:26橋B→8:38橋C→8:48橋D→9:08沢へ→9:29踏み抜く9:35→尾根へ→9:45三角点のピーク→9:54山頂9:56→10:04三角点の山頂→10:14林道へ→平坦な見晴らしの良い尾根道→10:34林道分岐→10:45沢に下りた地点→10:54橋D→10:57橋C→11:04橋B→11:14橋A→11:16橋@→11:22大和温泉→11:26基線