ポイント イルムケップスカイラインは深川豊里線(道道79号)と市道沖18号線(豊泉)の二か所に入口があるが、周遊するには豊泉が最適となる。 |
豊泉反時計回りコース |
アクセス 採石場から上がって、鳩乃湯跡(豊泉)の広場下に、登山道の入口がある。 国土地理院地図 周辺地図 GPSトラックは山の地図帳「2013.6.12」へ |
|
6月12日 <2013(H25)年 一周4:44> 豊泉→38→剣山→2:26→無名山→35→沖里河山(登り3:29)→1:15→豊泉 |
鳩の湯の駐車場跡に車を停めて、林道入口に立っている「イルムケップスカイライン/豊泉入口/←沖里河山山頂まで4.6km」の看板をみながら、帰りに下る距離を頭に入れる。登山口に下って行くと、「音江連山登山口コース入口」の看板が立っていた。登山道に入ると、目立たないルイヨウボタンが咲いていた。今日は、天気予報で全道晴れマークだったが、薮蚊やブヨに追われて霧の中を登って行く。 |
豊泉側入口 | 登山口 | ルイヨウボタン | 霧の中を |
道端にはカラマツソウ、ホウチャクソウ、マイヅルソウが咲き、セミの抜け殻を見る。 |
カラマツソウ | ホウチャクソウ | マイヅルソウ | セミの抜け殻 |
急な登りから、平らな尾根になり、再び、急傾斜を登りきると、剣山に上がる。剣山の山頂へは道が無いが踏み跡はある。以前、登って見たので、今回はパスする。次の音江山分岐までは1.4kmの道標がある。林道の様に広く平らな道をタチツボスミレを見ながら辿って行く。 |
平らな尾根 | 剣山 | 道標 | タチツボスミレ |
平らな尾根も、分岐近くになると、急登になって来る。休み休み登って行き、振り返ると山から雲が取れて来ていた。天気が良くなり暑寒別岳も見えて来る。音江山の分岐には、先行している男性の姿を捉える。ポケットのある前掛けを付けているところを見ると、タケノコ採りをかねているようだった。分岐点には「沖里河山←2.6km」、「無名山1.5km」の道標が立っていた。先行する男性は音江山へ行ったようだ。 |
平らな尾根 | 雲が | 暑寒別岳 | 分岐 |
音江山を振り返ると、真っ白な暑寒別岳が見えていた。尾根にはオオカメノキが咲いていた。一旦、804m峰に向かって下って行くと、西富良野岳、芦別岳、夕張岳が厳しい山影を見せていた。 |
暑寒別岳 | オオカメノキ | 804m峰 | 芦別・夕張岳 |
尾根は雪が融けたばかりのようで、エゾイチゲ、エンレイソウがさいていた。小さなコブの762m峰を通過し804m峰を目指す。途中、沖里河山かた来た御一行さんにであう。その中の女性が、気落ちした様な感じで話しかけて来た。どうやら、途中でサングラスを落としたようだ。あったら、分かりやすい所に置いてもらいたいと言う。私も、山の中で2回サングラスを落としたので、探しながら歩くことになる。私の場合は、落とす度にサングラスの値段も落ちていった。 |
エゾイチゲ | エンレイソウ | 762m峰へ | 804m峰へ |
コルに下るとサンカヨウ、エゾエンゴサクが咲いていた。音江山越しに真っ白な暑寒別岳を振り返りながら、無名山に登る。遂に、女性のサングラスを探すことが出来なかった。 |
サンカヨウ | エゾエンゴサク | 暑寒別岳 | 無名山 |
無名山は展望が良く、809m峰から時計回りに、雲に隠れた大雪山、少し煙った十勝連峰、尾根続きのイルムケップ山が見える。 |
809m峰 大雪山 十勝連峰 イルムケップ山 |
更に、イルムケップ山から時計回りに、小さく尖った美唄山、物干し竿の様に繋がっている浦臼山、樺戸山、隈根尻山の樺戸連峰、二コブの待根山とピンネシリ、意外と刺々しい神居尻山、目の前に残雪の残る音江山、真っ白な暑寒別岳と続く。 |
美唄山 樺戸連峰 ピンネシリ 神居尻 音江 暑寒別岳 |
石狩平野には水面を光らせて流れる石狩川、平野の奥にぽつんと佇むポロシリ少し白い三頭山、鷹巣山とも鷹泊山とも呼ばれている三角点:鷹泊、冬路山、目の前に沖里河山が続く。 |
石狩平野 ポロシリ 三頭山 鷹泊 冬路山 沖里河山 |
山頂標識が邪魔なので、場所を移し沖里河山から右を見ると、山頂に鉄塔が見える神居山、雲がかかっている大雪山と一周する。 |
沖里河山 神居山 809m峰 大雪山 |
無名山は、虫が少ないので、昼食にしよと思ったが、沖里河山までは1.2kmあり、登りもあるので素通りすることにした。無名山越しに真っ白な暑寒別岳を振り返り、こちらよりも高そうな809m峰を見ながら下って行く。地図に載っている809m峰への道を探すがわからないまま通過してしまう。地図の分岐からは沖里河山を見ながら下って行く。 |
道標 | 無名山 | 809m峰へ | 沖里河山を |
「無名山山頂/沖里河山山頂」の矢印がある所を見ると、ここが分岐だったのだろうかと想像する。コルから登り出すと、イチイの大木が鎮座している。登り切ると山頂になり、高校生の一団が、雄叫びを上げて展望に酔いしれていた。山頂は身動きが取れないが、ようやく詩の書いた看板を見ると、展望台だと思っていたのが願望台と表現されていた。 |
道標 | イチイの大木 | 沖里河山 | 詩 |
高校生が次から次へと登って来るので、仕方がなく、柵の外に出て石狩平野側のパノラマを見る。樺戸連峰が辛うじて見え、ピンネシリや神居尻山は音江山の影に隠れていたが、群別岳、暑寒別岳、信沙岳は良く見えていた。石狩平野にはノエノエと蛇行する石狩川も良く見える。 |
樺戸連峰 音江山 群別 暑寒別 信沙岳 石狩川 石狩平野 |
石狩平野の中にぽつんとポロシリが、三頭山、鷹泊、冬路山もよく見えていたが、大雪山方向は高校生が大勢いて見ることが出来なかった。 |
石狩平野 ポロシリ 三頭山 鷹泊 冬路山 |
長居は無用と、枕木の階段を下って行く。階段は結構流されていて、下るのに苦労する。広場に下って、「民話から歴史が」の解説板を見ると、沖里河山が通称三角点でアメリカ人のジェームスが三角点を設置したようだ。山頂から追い出された格好になり、広場のベンチも高校生で鈴なりになっていたので、石狩平野が見えるようにと刈られた一角に陣取って昼食にする。石狩平野の中には石狩川がよく見える。景色が良いので登って来た高校生が、必ず立ち寄り携帯電話で記念写真を撮していた。最初に居た、ブヨは新鮮な高校生に集ってしまったのか居なくなった。愛棒が、高校生に話をすると留萌から来たと言う。それにしても、途中ですれ違った御一行さんの車が無いがと思いながら下っ行くと、イルムケップスカイラインの分岐には残雪があり、車はその分岐に置かれていた。残雪の上を立ちグリで滑る。 |
山頂への階段 | 広場の解説板 | 暑寒別岳 | 残雪 |
林道は、以前の凸凹は無く綺麗に砂利が撒かれていた。セミ時雨のなかを下って行くと、最後の高校生の一団が登って来ていた。山頂の広場で先生が、皆で記念写真を撮すのでそれまで下らないようにと言っていたので、愛棒はハッパをかけるが一向にペースは上がらないようだった。 途中、展望台跡にある三角点:展望台に立ち寄ろうかと思ったが、道の痕跡もなく敢無く止めてしまう。ゲートが見えて来て、山の神を通過すると、豊泉入口に辿り着き、一周して終わる。 |
林道 | 展望台跡 | ゲート | 山の神 |
二人の山行記録もくじ6へ 次イルムケップ山へ アソビホロケール山へ |
二人の山行記録(遊びの時間を含む) 2013(H25)年6月12日(水) 曇り後晴れ 登り3:29 下り1:15 8:09鳩の湯跡の駐車場→8:10登山口→8:47剣山→9:54音江山分岐→10:33P762m→11:13無名山→11:48沖里河山12:11→12:42展望台跡→13:17ゲート→13:26駐車場 |