野幌ノ山(76.5m)
=野幌森林公園=

 ポイント
 野幌森林公園内に三角点:野幌(76.5m)がある。野幌森林公園自然ふれあい交流館のHPに遊歩道Map、動植物が詳しく記載されている。
大沢口→登満別口→大沢口一周

 アクセス
 国道12号線からセブンイレブンと札幌学院大学の看板に挟まれた文教通りに入る。どん尻に無料の駐車場がある。大沢口は人気のようで平日でも広い駐車場から車が溢れて路駐している。
 国土地理院地図 周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 6月8日<2023(R5年 一周9.855km 3:02> GPSトラックは山の地図帖「2023.6.8」へ
 大沢口の駐車場に着くと、ほぼ満車になっていた。最初に、ビジターセンターに行って見ようと歩き出すと、道端に園内の動植物の写真が展示されていた。写真は、ホオノキ、カノツメソウ、オニシモツケ、ハシブトガラ、サラシナショウマ、シウリザクラ、エナガ、ノリウツギ、エゾスジクロシロチョウ、ツルアジサイ、ハクウンボク、ミミコウモリ、ユキウサギ足跡・糞、エゾゴマナだった。
駐車場 掲示板 園内の動植物
 干上がった池を覗いて交流館を目指す。交流館では何かの催物をやっていた様なので、館内には入らずに素通りすることにする。百年記念塔が今どうなっているのか見ようとふれあいコースを辿ろうと思ったら、道標に看板「百年記念塔解体工事のため百年記念塔へは通り抜けできません」が掛かっていた。仕方がなく中央線を辿って三角点に行くことにする。中央線とふれあい交流館の短絡路は道がありそうだが藪なので、一旦駐車場に戻り、中央線にないり直す。直ぐに、ふれあい交流館への道標はあるが通行止めになっていた。どうやら、橋が壊れているようだ。セミ時雨の中を両脇にフキが生い茂った中央線を辿って行く。要所要所に消火栓や赤く塗られたドラム缶の防火用水が目立っていた。
交流館 短絡路閉鎖 中央線 防火用水
 カラマツの人口造林地を辿って行くと、瑞穂連絡線の分岐になる。分岐には「中央線/中央線/0.5km大沢口/登満別P3.2km/基線まで2.0km」「瑞穂連絡/北海道百年記念塔1.3km/瑞穂の池1.6km」が立っている。案内板もあり、現在地も表示されていた。記念塔解体工事に関するお知らせもあり、それによると令和6年5月31まで通り抜け出来ない道が赤く表示されていた。どうやら、記念塔経由でふれあい交流館には戻れないと言うことらしい。志文別線への道は閉鎖されていた。
 鹿の餌場調査もしているようで、看板には「防護柵で囲った保護区(守る場所)と、/囲わない対象区(そのままの場所)を作って、/エゾシカが、森林の下生え(地面の草)を/どのくらい食べているか調べています。/正しく調べるために、柵の近くには、/近寄らないようにして下さい。/北海道石狩振興局環境生活課」と記載されていた。近くには、監視カメラがあり、「自動撮影カメラ撮影中」の看板もある。何処に通じているのか、林道のゲートがある。東3号線の表示のある道も分岐する。
道標 鹿の餌場調査 ゲート 東3号線
 東3号線の案内板を通り過ぎると、「災害に強い市民参加の森づくり」をスローガンにした緑の募金活動の看板がある。中央線が分岐になると、林野庁のお願い看板や道標「中央線/2.6kmトド山口/大沢口2.5km」「登満別P3.2km」「基線/登満別駐車場1.2km」が立っている。
案内板 緑の募金 分岐 道標
 トド山方向へ進んで行くと、大麻高区配水池があるが、立ち入り禁止だった。ここから三角点に行こうと思っていたが、道の途中から三角点に向かうことにする。しかし、道端には水の溜まった側溝があり、断念する。カンバ試験林の看板を横目で見て、引き返す。分岐からは、舗装道路を下って行く。途中で車が通り過ぎる。
配水池 三角点の方向 カンバ試験林 舗装道路
 登満別園地に着くと駐車場があり、案内図や道標「基線/0.6km登満別駐車場/1.3km道道江別恵庭線/昭和の森のクリ0.5km/中央線1.2km」「大沢園地まで4.0km/トマン別コース全長3.6km/トド山駐車場まで3.8km」もある。どうやら、クリの木を見落としたかと、案内図を見るがクルの木の表示は無かった。
 ここkら、志文別線を辿り、大沢口へ帰ることにする。志文別線の入口にはコース案内板がある。コースはカラマツ。エゾマツ、モミジの3コースだが、かなり遠回りなので次回にする。3コースの分岐には道標もある。志文別線は森林観察コースなのだろう。
登満別園地 志文別線へ コース案内板 道標
 カラマツコースの分岐を過ぎると、野鳥撮影集団が大砲レンズを一点に向けていた。どうやらアカゲラ狙いのようだ。ハルニレの樹名板がある辺りに来たら、キツツキの叩く音がしてきた。分岐になり道標「志文別線/4.0km大沢口」「登満別園地0.6km」「志文別線/登満別駐車場0.5km」が立っていた。園地と駐車場の表示が案内板によって違うので混乱する。
カラマツ分岐 野鳥撮影集団 ハルニレ 分岐
 ストローブやカラマツの人工林の中を辿って行くと、元気の森の看板がある。元気の森は野幌小学校から橋を渡り原の池を回るカラマツコースなのだろうか。元気の森は遊々の森でもあるようだ。トイレや道標「志文別線/0.9km登満別P 大沢口3.6km」「カラマツコース/登満別P1.9km」もある。ヤvヒダモの人工林の中を辿って行くと、国土地理院地図の28辺りに、ヨーロッパトウヒ・ニホンカラマツ混合林の看板がある。看板には「この林は1913(大正2年)にヨーロッパトウヒ(ヨ/ーロッパ北中部、アルプス山地に多く分布)とニホンカラマ/ツを一列ずつ交互に植えました。カラマツはネズミの害を受けて少なくなっていますが両樹/種とも同じくらいに成長して●●」と記されている。
元気の森 遊々の森 分岐 トウヒ・カラマツ
 森林観察コースと昭和の森の看板が並んで立っていると、直ぐに分岐になり、公園案内図と道標「志文別線/3.2km大沢口/登満別P1.3km」「モミジコース/登満別駐車場3.7km」もある。曲がり角に車道だったのかカーブミラーが出てくる。案内板、テーブルと椅子もある所を通過する。平成16年9月台風18号被害跡地森林再生の看板があり、トドマツを植えたようだ。道が分岐する所には、道標「志文別線/2.1km大沢口」「志文別線/登満別P2.4km」「四季美コース/大沢園地1.9km」もある。ハイイヌツゲの看板も現れる。看板には「林下のハイイヌツゲはハイイヌガやエゾユスリハと同じ/ように温帯要素の一つです。/ハイイヌツゲは、本州の日本海側がら北海道に分布してお/り灌木型で、葉は常緑で革質、林下を主要な住みかとして野/幌の森林ではところどころに見られます。/また、本種は湿地にも生えます。」と記されていた。
昭和の森 カーブミラー 道標 ハイイヌツゲ
 案内板が現れると、防火用水のドラム缶の上に5過剰の注意書きがある。それには「1.営巣中にはヒナ、親鳥ともに過敏になっています。/刺激になるような行為は避けましょう。/2.渡来の少ない種は衰弱している場合があります。/刺激になるような行為は避けましょう。/3.餌、音声による誘引、人工照明の使用、植物の移/植や剪定、土石の移動などの行為は避けましょう。/4.道路では通行の障害とならないようにしましょう。/5.「のぞき」の誤解を受けないようにしましょう。」と記されていた。再び、カーブミラーが現れる。平野にしては深い谷を越えると、分岐になり、道標「志文別線/1.4km大沢園地/1.5km大沢口/大沢園地2.7km/登満別P3.2km」「エゾユスリハコース/1.3km大沢口」がある。愛棒が歩き疲れてきたようなので、距離の短いエゾユスリハコースを辿ることにする。
 ハイイヌガヤの看板「ハイイヌガヤは。一名エゾイヌガヤとも呼ばれ、イヌガヤ/の変種とされています。/幹は直立せず、全体として下部の幹は匍匐するような形を/とり、上部は斜めに立ち上がります。/本州中部の山岳地から北海道の日本海側を天塩の南部にま/で分布する温帯要素の植物です。」と記されていた。防火用水やベンチ、案内板も現れる。道端には、コウライナンテンショウ(マムシグサ)が咲いていた。再び、野鳥撮影集団がシヤッターチャンスを伺っていた。
道標 ハイイヌガヤ マムシグサ 野鳥撮影集団
 出口近くになると、昭和のカツラの看板が見えてくる。暫し、大木を見上げることに。分岐には道標「カツラコース/1.7km大沢園地」「エゾユスリハコース/大沢園地2.6km/登満別駐車場4.4km」「0.1km大沢口/大沢コース/大沢園地1.8km」がある。入口には古びた昭和の森の看板や道標「大沢園地1.7km/中央線/基線2.6km」がある。最後に、公園碑「野幌森林公園/國設自然休養林」を眺める。碑陰に回ると「都市化の進行にともなって私達の周囲から急/速に自然が遠ざかっています そして緑につ/つまれた静かな環境を求める心が強まってい/ます/そこで林野庁では林業経営との調整をはかり/ながら自然を保護し、秩序のある利用開発を/すすめ 国有林野と自然に親しみ 明日の活/力を培う場として広く利用していただくための/自然休養林を設けることにしました/これにもとづいて札幌営林局では都市近郊/に存在する森林としては世界にほこれる規模/の野幌国有林に自然休養林を設けました/指定昭和44年4月1日/面積1599ヘクタール/札幌営林局」と刻まれていた。
昭和のカツラ 道標 昭和の森 公園碑
 駐車場に帰って来ると、いきなりタバコの煙を吸ってしまう。今まで奇麗な空気を吸って来た気分が台無しになって、悲しい気分になる。それにしても、刈り取った草の上で、タバコを吸うのは森林火災を誘発してしまいかねないと心配になる。

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2023(R5)年6月8日(木) 晴れ 一周9.855km 3:02
 9:20駐車場→9:26自然ふれあい交流館→9:33駐車場→中央線→9:42瑞穂連絡線分岐→9:32自動撮影カメラ・ゲート→10:01東3号線分岐→10:12トド山口分岐→10:17配水池→10:20三角点:野幌周辺→10:31登満別基線へ→10:52登満別園地・志文別線へ→11:02大沢口4.0km→11:08元気の森・大沢口3.6km→11:16モミジコース分岐・大沢口3.2km→11:37四季美コース分岐・大沢口2.1km→11:56大沢園地分岐・エゾユズリハコース・大沢口1.3km→12:16昭和のカツラ→12:22駐車場