登川峠(三角点573.2m)登沢(三角点363.5m)

 ポイント
 スノーシュー向きの山。夕張岳、ハッタオマナイ岳、坊主山等が良く見える。
穂別ダムルート

 アクセス
 国道274号線を走り、穂別ダムを目指す。ダムの前に除雪が行き届いてはいないが広い駐車場がある。
 国土地理院地図  GPSトラックは「2007.3.17」の地図帖へ  周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 3月17日<2007(H19)年 往復スノシュー6.949km 登り2:44 下り1:25>
 ダムの駐車場から往来の激しい道路を渡って削り取られた法面の端を目指す。側溝は開放されていたが、蓋がしてある所があり、そこから2m位上る。上り切ってからスノーシューを履く。更に、削り取られた法面に沿って奥へ進むと、法面に道が付けられていた。上に上がると、更に削り取られた法面があるので、その左端から登って行く。一つ目の標高点315mに上がると、右手の木立越しに夕張岳が見え出し、振り返ると一本椴(三角点)が見えていた。
 更に登って行くと、紅白のポールが立つ登沢に着くが展望は今一だ。少し下って登り出すと、営林署の班の縄張りを示す四角い錆びた鉄板が木に打ち付けられていた。鉄板の一つの裏に「八班」の文字が読めるが後は何が書いてあるか分からなかった。始めて見る鉄板なので写真に写す。
夕張岳 一本椴 登沢 営林署の縄張
 左側には隣りの562m峰が良く見え、頂上も稜線が弓なりに左に曲がっているので見える。標高点400mを越えて、尾根が一段と狭くなるところから倒木が目立つようになり、その分、林が明るくなり青空を仰げた。振り返ると、ハッタオマナイ岳と坊主山が遮るものが無いので、逆光ではあるが綺麗に見えた。
倒木が目立つ 青空を仰ぐ ハッタオマナイ 坊主山
 作業道が現れ、少し道なりに辿ると、作業道は最後のコブに右から回り込んでいるようだ。倒木が邪魔なので、避けながら尾根筋を辿り、コブに上がると、夕張岳の頭に雲がかかり出していた。眼下には長和の平地と清風山の連なりが望めた。見上げるとダケカンバの城が青空に映えていた。
夕張岳 長和と清風山 夕張岳 ダケカンバと青空
 最後の細い主稜線は鹿の道だった。至る所に鹿が皮を剥いた木々が目立ち、丸裸にされた木もある。笹は葉が無く茎だけが立っている。南がわが崖なので、隣りの562m峰も一段と近くに見え出す。僅かにアップダウンがあるので頂上が見えない。ただ、狭くて長い主稜線を辿って行くと南側が崖の山頂に着く。山頂は南側が崖だが木々が繁茂していて展望が遮られているが、北側は開けている。山頂から見えるはずの夕張岳の雄姿が無いが、少し遠くに幾春別岳と思われる山が見えた。
鹿の道 鹿の食害で裸に 隣りの565m峰 幾春別岳?
 夕張岳は何処へ行ったと思ったら、目の前にあり、雲がかかってきていた。幾春別岳の左には真谷地(三角点:754.5m)とパラボラアンテナのある上真谷地(三角点)が見えていた。昼食にしては早すぎるので、カップ麺だけ青空の下で頬張りながら、夕張岳から雲が取れるのを待つ。何時まで経っても、夕張岳は姿を現さないので、諦めて愛棒に電話をして下山する。山頂を写してなかったので、振り返って写す。
夕張岳に雲が 真谷地 青空と雲 頂上を振り返る
 主稜線の中間からは穂別川沿いに広がる稲里の平野と一本椴が良く見える。更に、山頂側を振り返ると、夕張の鬼首山と思われる山が望まれた。途中で、コクワの蔓が鹿に皮を剥かれ赤膚を剥き出しにされていた。後は、忠実に登ってきたときの足跡を辿って下る。穂別ダムが見えて来たときにはほっとした。
一本椴 鬼首山? 裸のコクワの蔓 穂別ダムを

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 山行記録
 2007(H19)年3月17日(土) 晴れ 往復スノーシュー6.949km 登り2:44 下り1:25
 7:04ダム駐車場→8:13三角点登沢→9:17主稜線→9:48頂上10:15→10:28主稜線→11:04三角点登沢→11:40ダム駐車場