日勝ピーク(1445m) |
ポイント 十勝と石狩の国境の山なので、風が強く十分な装備が必要だ。十勝側に雪庇が突き出た尾根からは絶景が広がる。 |
日勝峠園地(展望台)入口ルート |
アクセス 国道274号線を日高側から日勝峠へ向かい、三国の沢覆道(現在無し)を過ぎて、日勝トンネル手前左側の日勝園地入口に停める。駐車スペースは広く、穴場的な場所と思われる(トンネル側にも広い駐車スペースがある)。 国土地理院地図 GPSトラックは「2013.4.23」の地図帖へ 周辺地図 |
4月23日<2013(H25)年 往復スノーシュー5.026km 登り2:17 下り59> |
一旦は、トンネル基部の駐車場に入るが、道路補修工事の車両が多く、駐車場の入り口が工事区間にもなっていたので、日勝峠園地(展望台)の取り付き道路(旧国道)入り口に駐車する。最初は、取り付き道路を辿って行く。道路に入ると、いきなり新雪が積もっていて、15cm位のラッセルになる。固雪を想定していたので、結構堪える。トンネル基部と真っ白なゲレンデのような尾根を見ながら、われわれのスキー技術では無理な滑りになったと思いながら、スノーシューが正解だったと思う。固雪の上に新雪が乗っかったので、表層雪崩はないのだろうかと心配にもなる。 取り付き道路から外れ、日勝峠へ真っ直ぐ向かう。途中で振り返ると、吹雪で追い返された双珠別が見えていた。目の前には日勝峠が見えて来る。 |
トンネルとピーク | 日勝ピーク | 双珠別 | 日勝峠 |
日勝峠に到着し、十勝側を覗くと熊見トンネルが見え、1340mの肩越しに真っ白な山頂が見えていた。展望台から1340mの肩に延びる尾根は真っ白く延びているが、雪庇の状況が分からないので、白樺の幼木の中を登って行く。 |
熊見トンネル | 1340m肩越しに | 展望台 | 幼木の林 |
展望台から1340mの肩に延びる尾根は真っ白く延びているが、幅は狭いのでスノーシュー向きだと思いながら登って行く。おまけに、固雪の上に新雪が乗っかっているので、ズルズル滑り落ちる所もある。林に入ると、吹き溜まりの所もあり登りにくい。木立の無い所は雪崩や雪庇が怖いので林の縁を登って行く。 振り向くと、日勝峠を挟んで1199m峰、1155m峰が延びている。清水町のある十勝平野は、霞んでいて良く見えないが、国道274号線は真っ直ぐ山腹に延びていた。 |
1199m峰 1155m峰 清水町 国道274号線 |
高度が上がると、双殊別、アンテナ群が尾根にある熊越(労山熊見)山、日勝峠から直ぐの1199m、熊見山、1155m峰が連なって見えて来る。 |
双殊別 アンテナ群 熊越(労山熊見)山 1199m 熊見 1155m峰 |
日勝峠をバックにして登って行くと、熊見山が良く見えて来る。1340mの肩に近づくと、スカブラ斜面になり、その奥に274号線と清流覆道が見えて来る。更に、登って行くと隣の1359m峰が見え、1340mの肩のピークには雪庇の飾りが付いていた。ピークの上には怖くて上がれなかったが、シャクナゲの蕾が雪面から覗いていた。 |
日勝峠をバックに | 清流覆道と274号線 | 1359m峰 | 1340mの肩 |
コブからは1359m峰越しにペケレベツ岳が望まれた。当初、1359m峰に足を延ばそうと思っていたが、すっきりしたピークには見えないので、先を急ぐことにした。 |
1359m峰 ペケレベツ岳 |
肩から山頂へは、エゾマツの林で、おまけに新雪が木立に乗っかったままになっていた。時折、強風で揺れて爆弾のように落ちて来る。林を抜けると労山熊見山が良く見えて来る。山頂へは木立の疎らな斜面を登って行く。高度が上がると、熊見山も見えて来る。 |
山頂が | 熊越(労山熊見) | 山頂へ | 熊見山 |
山頂直下を黙々と登って行くと、スキーのトレースが現れる。日高の山々も見えて来る。振り返ると、愛棒が1359m峰をバックに登っていた。ペケレベツ岳も良く見えて来る。 |
山頂直下 | 日高の山々 | 1359m峰をバックに | ペケレベツ岳 |
1359m峰の後ろには小さく見える剣岳、尾根続きのペケレベツ岳、後ろに芽室岳、名前の分からない日高の山々が連なっていた。 |
1359m峰 剣岳 ペケレベツ岳 芽室岳 日高の山々 |
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山頂へ上がろうと、強風が吹く中をハゲ頭のようなコブを登って行く。山頂は、ハイマツが剥き出しになっていて風が強いことが分かる。 何とか、最高地点まで行こうと、強風の中を歩く。最高地点に何とか辿り着くと、真っ白な沙流岳が目の前に現れる。 嬉しくなって、360°のパノラマを堪能する。 |
東側から剣山、ペケレベツ岳、芽室岳、チロロ岳、ペンケヌーシ岳、沙流岳と望み。 |
剣山 ペケレベツ 芽室岳 チロロ ペンケヌーシ 沙流岳 |
次に、時計回りに、沙流岳、占冠の山々、トマム山、双珠別と連なっている。 |
沙流岳 占冠の山々 トマム山 双珠別 |
後ろを振り向くと、労山熊見山、熊見山、1199m峰が連なっていた。愛棒は、丁度、山頂に到着したようだが、強風で釘付けになっていた。 |
熊越(労山熊見)山 熊見山 1199m峰 山頂 |
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風が一段と強くなり、地吹雪になってしまったので、慌てて、風下に避難する。愛棒はストックが飛ばされるとパニックっていた。 スキーヤーやボーダーは木陰に避難していた。われわれも、風の当たらない所まで下がって一息付く。 |
麦芽風味の炭酸飲料とココアを飲みながら双珠別、労山熊見山、熊見山を眺める。 |
双珠別 熊越(労山熊見)山 熊見山 |
熊越(労山熊見)山を眺めながら下山を開始する。肩からは十勝平野や日勝峠を眼下に見ながら下って行く。雪の斜面には、弱層があるので、スノーシューがグリップ出来ず滑り落ちてしまい、派手に転ぶ。後ろを振り返ると、愛棒は、まだ、上にいた。 |
熊越(労山熊見) | 十勝平野 | 日勝峠 | 肩を振り返る |
目の前の双珠別、熊越(労山熊見)山、1199m峰、日勝峠、1155m峰を見ながら下りて来るのを待っていた。 |
双珠別 熊越(労山熊見)山 1199m峰 日勝峠 1155m峰 |
日勝峠が近づきだすと、十勝平野が広がり、1340mの肩越しに山頂が見えていた。日勝峠を後にすると、一段と山頂から延びるオープンバーンが一望された。 |
十勝平野 | 肩越しに山頂を | 日勝峠 | 山頂を |
オープンバーンには綺麗なスプールと共にスキーヤーが滑り下りて来ていた。 |
オープンバーン |
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二人の山行記録(遊びの時間を含む) 2013(H25)年4月22日(火) 新雪15cm 往復スノーシュー5.026km 登り2:17 下り59 8:36日勝峠園地入口→9:09展望台(日勝峠1106m)→10:19肩1340m→10:53山頂→10:59休憩11:17→11:32肩1340m→11:51展望台(日勝峠)→12:10日勝峠園地入口 |