長峯(1079.7m) 995m峰 837m峰

 ポイント
 沢頭の「朝里岳岩塔群(グレポン)」が間近に見える(頂上はキロロスキー場)。
毛無峠ルート

 アクセス
 朝里と赤川村を繋ぐ赤井川国道(393号線)を朝里側から登って行き、毛無峠を越えた所に除雪車の旋回場所がある。旋回場の看板(駐車遠慮願ます)を横目で見て、後ろめたさを感じながら、片隅に駐車させていただく。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2009.3.9」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 3月9日<2009(H21)年 往復スキー9.179km 登り2:15 下り1:06>
 駐車場所から、尾根伝いに鉄塔を目指して登って行く。振り向くと直ぐ、松倉岩が見え出す。鉄塔下からは、朝里天狗岳や屏風岳が見えるが、天狗岳は二こぶのヘンテコな形に見える。次に、837m峰を目指す。
駐車場所(大×) 松倉岩を 鉄塔下 837m峰へ
 広く平らな尾根にはスノーモ ビルの跡が続いていた。暖かな日差しを受けながら疎林帯を登って行く。林の中には盆栽の様な木もある。837m峰に近づきだすと、目の前が少し高くなってきて、尾根越しに真っ白なおたるない湖が見え出す。
疎林帯を 盆栽の様な木 837m峰が おたるない湖が
 待望の朝里岳岩塔群(グレポ ン)を見ながら小休止をする。目の前には、平らな上二股峰山、切り通しで山腹が白く見える毛無山、真っ白なおたるない湖、ダム建設で切り取られた石山、その上に吹上手前に天狗岳、屏風岳、沢頭、グレポンが展開している。屏風岳の上には和宇尻山、春香山、手稲山の頭だけ見える。
                                ←大
上二股峰 毛無山  オタルナイ湖 石山 吹上 天狗岳 屏風岳     沢頭 グレポン
 837m峰の山頂に上がるとウサギの足跡が縦横に付いていた。山頂からも天狗岳やグレポンが見える。天狗岳や屏風岳を見ながら次の996m峰を目指し、一旦少し下る。
837m峰の山頂 天狗岳 グレポン 天狗岳と屏風岳
 一旦、コルに下がり、登りだすと 目の前に996m峰が現われる。白樺の林を抜けると、再び、グレポンや天狗岳、屏風岳が見えて来る。
996m峰を 白樺の林 グレポン 天狗岳と屏風岳
 振り向けばだだっ広い上二股山が見え、遠藤山から天狗山に続く尾根の上には、真っ白な塩谷丸山が覗いていた。996m峰への最後の登りでは、遠藤山がバックになる。山頂直下は疎林になり、見晴らしが良くなる。996m峰を見上げると、青空が広がっていた。
上二股峰山 塩谷丸山 遠藤山をバックに 996m峰を
 愛棒が上がって来るまで大黒山、大登山、遠藤山、塩谷丸山、上二股峰山のパノラマを見ていた。
                      ←大
大黒山          大登山     遠藤山 塩谷丸山 上二股峰山
 再び、登りだすと996m峰の西側のコブに出る。ここからは、リフトの山頂駅のある長峰、カ ムイミンタラのプリンやアポロが見えるが、余市岳は雲の中だった。
            ←大
長峰                        余市岳   プリン アポロ
 振り返ると、大登山、遠藤山、塩谷丸山、上二股峰山のパノラマが広がっていた。
            ←大
大登山         遠藤山 於古発山 塩谷丸山       上二股峰山
 尖った松倉岩も良く見える。996m峰の山頂に上がると、グレポンが良く見え、真中の岩塔は犬の顔のようにも見える。長峰を見上げれば、キロロスキー場のアナウンスが聞こえ、リフトが動いている。
 長峰の山頂はキロロスキー場のコースになっているが、一度は行ってみたいと思い山頂を目指すことにする。一旦下って、コース脇に出ると「keep out」の標識が目を光 らせている。コース脇を通ると、途端に風が強くなってくる。他人の敷地に入るようで、居心地が悪かったが大黒山をバックにスノーモビルの跡を辿る。何とかスキー場の敷地に入らないで山頂に上がる。
松倉岩 グレポン 真ん中の岩塔 大黒山をバックに
 山頂からは遠藤山、塩谷丸山、上二股峰山、毛無山、吹上、天狗岳、グレポン、屏風岳が一望される。
                        ←大
遠藤山  塩谷丸山  上二股峰 毛無山       吹上 天狗  グレポン 屏風
 足跡が浮き出た雪原の東側に向きを変えると、屏風岳の次に春香山、南岳、奥手稲山、手稲山が一望できた。
                        ←大
毛無山  おたるない湖  吹上 天狗 グレポン 屏風 春香  南岳   奥手稲 手稲
 山頂から下るとき、ガリガリ斜面なので、シールを付けっ放しで下る。途中で、監視員に見つかり、敢え無く、スキーを外してツボ足で下る。監視員はコースからロープの外に出たと思ったらしい。996m峰に戻り、グレポン前に陣取ってココアを飲む。
手稲山 山頂 996m峰に戻る
 やはり 、996mを頂上として帰った方が良かったと思いながら、グレポンに見入る。グレポンにはグレポン岩、マンモス岩、ジンギスカン岩があるはずだ。
                        ←大
マサリヌプリ(吹上) 天狗 屏風   グレポン  春香山
 以前、来た時と比べて雪が少ないためか、岩が露出していた。ココアを飲み終え、日差しで板の温度が上がらないように雪の中に埋めて置いた板を取り出し、湿り雪用の黄色いワックスを塗る。
 最後に、天狗岳と屏風岳を見て下る。下りは、雪質の良い東側の斜面寄りに滑る。西側に寄ると滑らな い黄砂?混じりの雪にブレーキ、カリカリの高速レーンに惑わされる。途中で、リスの小さな足跡を見つける。
 再び、837m峰に着き、おたるない湖とグレポンを見ながら小休止する。
グレポン前に陣取る 天狗岳と屏風岳 リスの足跡 おたるない湖
 837m峰からは滑る雪面と滑らない雪面が顕著になり、遂に、V字ジャンプの姿勢のままでばったり転ぶ。雪の中から手が出てきて足を掴まれたような感覚だった。最近、記憶にない転び方だったので、国会議員になったかなとがっがりする。 
グレポン 天狗岳と屏風岳

 =GPS考=
 今日はGPSの地図が表示されず、現在地が把握できなかったが、帰ってきて、アーでもない、コーでもないといじっていたら、裏のmicro SD が固定されないで浮いていたのを見付ける。
 4月1日<2009(H21)年 スキー 955m峰まで 登り2:19 下り1:17>  北の山游詩:
 今日は、新雪が30〜40cmは降ったようで、鉄塔を目指し登るが、ラッセルが大変だった。鉄塔まで登るのに30分位を費やしてしまうが、その後はスノーモビル跡があり、楽して登って行けた。間もなく、837m峰に辿り着き、岩搭群が見えるようになる。岩搭群の下は植林されて四角くなっている。なだらかな斜面を登って行くと、岩搭群を覗ける所もあり、樹氷も綺麗だった。
スノーモビル跡(大×) 植林 岩搭群 樹氷
 995m峰に着くとキロロスキー場のアナウンスやリフトが動いているのが見える。山頂施設の裏は崖でセッピが連なっていた。長峰の頂上はキロロスキー場の施設が建っているので、ここ(980m峰)で止めた。頂よりもちょっと下がって、岩搭群が良く見える所で昼食とする。岩の名前は良く知らないので、左から外人の顎長のおっさん、アリゲータと犬、全く想像できない1つ、ハートと思い楽しむ。グレポン岩、マンモス岩、ジンギスカン岩があるはずなんだが分からない。
 朝里天狗岳から見えたのは外人のおっさんの頭で、それが指に見えたのだろうか。
長峰を グレポン 995m峰で(大×) 995m峰から岩搭群

山行記録冬山1へ   次オタナイの沼へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2009(H21)年3月9日(月) 曇り時々晴れ ラッセル無し 往復スキー9.179km 登り2:15 下り1:06
 8:24毛無峠→8:51鉄塔下→9:20P837m→10:16P995m→10:39頂上10:4010:56P995m11:18→11:42P837m→11:54鉄塔下→12:08毛無峠
 2001(H13)年4月1日(日) 曇り時々雪 新雪30〜40cm(スノーモビル跡) スキー 登り2:19 下り1:17
 9:05毛無峠→自力ラッセル→9:55鉄塔下→10:31P837m→11:24頂上(995m峰)12:05→12:47P837m→13:02鉄塔下→13:22毛無峠