百蔵山(1003.4m)
=大同山(907m) 三角点名:葛野800.1m 大洞岩509m=

 ポイント
 百蔵山の東ルートはヤマツツジが奇麗に咲いていた。大洞岩は思いの外厳しいので慎重に登ること。
 下和田東〜大同山(反時計回り)コース

 アクセス
 JR猿橋駅を目指す。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2019.5.13」へ Google Map
 5月13日<2019(R1)年 単独 一周13.387km 5:17>
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 猿橋駅で準備を終え、甲州街道(国道20号線)に出て東へ進むと、セブンイレブンがある。そこの宮下橋南詰の信号を左折すると、奇麗な滑床の桂川に架かる宮下橋を渡る。渡り切ると、河川の看板があり、桂川は通称で正式名称は相模川のようだ。高速道路の中央道を潜ると、また、桂川があり、その川に架かっている百蔵橋を渡る。小和田猿橋(県道505号)線を右折すると、道標があり、そこから左折する。登って行くと道端にも道標がある。一息入れて振り返ると岩殿山が見えていた。道端に春日神社があったので寄り道をすると、造林の碑が鎮座していた。
道標 道標 岩殿山 造林の碑
 大月市営グラウンドには、電子基準点があるので寄り道をする。グラウンドの前には登山口のバス停もある。この辺りから右折するはずだと思いグラウンド沿いの道に入るが、間違いに気が付き、もとの位置に戻る。少し登ると道標があり右折する。今度は石垣に道標があり、左に行くと西コース、右に行くと東コースになるので、右折する。林道百蔵線起点の標柱が出てくと、公衆トイレもある。当然ながらトイレットペーパーは無い。
登山口バス停 道標 道標 林道百蔵線起点
 カーブをしながら登って行くと、立派な百蔵浄水場がある。浄水場の一部のようなトンネルを抜け、少し登ると、登山口がある。この登山口は東ルートで、西ルートはこのまま直進するようだ。殺風景な登山道を登って行くと、コウライナンテンショウや白い花の咲く木が迎えてくれる。石仏も鎮座していた。
水道施設 登山口 白い花 石仏
 急騰になると、山の斜面がヤマツツジで真っ赤に見えて、圧巻だった。尾根の途中に、扇山への分岐がある。更に、急傾斜を登って行くと、作業道の様な枝道がある。
ヤマツツジ 分岐 枝道
 ヤマツツジで真っ赤な鎖場(ロープ)を登って行くと、足元に白いスミレも咲いていた。主稜線に上がるとコタラ山・扇山の分岐になる。なだらかな主稜線を辿って山頂を目指す。山頂は、よく手入れがなされていて、公園の様に感じられた。残念ながら、富士山は見ることができなかったので、設置されている写真を見る。秀麗富獄十二景七番山頂には三角点もある。
スミレ 分岐 公園の様な山頂
 百蔵大明神遺跡の碑も鎮座しているが、肝心の富士山は雲の中だった。下山は、福泉寺方向へ下ることにして、赤松林の尾根を下って行く。下りきると葛野部落分岐になるが、大同山へと登って行く。標高907mの大同山の山頂には山頂標識はなく、道標の真ん中に手書きで大同山と書かれているのみだった。
石碑 富士山が 葛野部落分岐 大同山山頂
 大同山から下って行くと、平らな尾根道になり三角点:葛野に到着する。地図では、まだ直進するはずだが道標があり、それにしたがうと、早々に南に向かって下り始める。祠やお堂が現れ、地図上の道に戻る。道端には「百蔵山登山はこの道尾根に出ること↑」と書かれた棒杭があった。
三角点:葛野 道標 棒杭
 更に、下って行くと不動明王の祭っている広場があり釣鐘もある。再び、下りだすとマルバアオダモの花が咲いていた。大きくカーブして下って行くと側溝があり、それを越えると棒杭「百蔵登山道\右水晶場」がある。
不動明王 釣鐘 マルバアオダモ 棒杭
 道端にはホタルカズラの青い花も咲いていた。展望が僅かに開け平らになりだすと、道標がある。更に、下って行くと「百蔵山/福泉寺前」の道標がある林道に出る。
ホタルカズラ 展望が開け 道標 登山口
 コンクリート舗装された林道を下って行くと、小和田猿橋(県道505号)線に出る。入口には、石垣の上に古を感じる石が並べられ、道標もある。この沢は、相模川水系戸並沢と言い土石流危険渓流に指定されているようだ。道の反対側にも道標がある。県道を猿橋駅に向かって下って行くと、日露戦役記念碑や忠誠通●と刻まれた石碑が鎮座し、その横に石段が山に向かって延びていた。丁度、そこのバス停にいたご婦人に聞くと、大洞岩の入口で、日曜日には大勢登って行ったとのことだった。
コンクリート舗装 道標 反対側の道標 石碑と石段
 ご婦人に励まされて登って行く。石段を数えながら登って行くと、合計で88段位あった。最後に忠魂碑が鎮座していた。その奥には開けた道が延びていて、山頂まで道があると期待してしまう。再び、上りになり、突然林の中に国旗がなびいていた。国旗の下には墓石が整然と並んでいた。思わず敬礼をして、中に入れてもらう。
石段 忠魂碑 開けた道 国旗と墓石
 墓石から奥には踏み跡程度の道になり、岩が迫ってくる。岩の前に小さな祠がある。登れそうな所を探すが、ピンクテープも垂れ下がっていない。岩の無いところはザレ場の様で登れない。仕方がなく岩の隙間を使って登ってみるが、岩は脆く崩れやすい。立ち木をつかまえて何とか登って行くと一つ目の岩の上に出る。岩の上からは岩殿山が見えていた。
岩が迫って 取り付く岩 岩殿山が
 岩の上に上がると、山頂標識が横たわっていた。山頂からは大月市街地は見えるが、富士山は見えなかった。岩を振り返って元来たルートで下って行く。ヤマツツジも咲いているが、眺める暇もなく足元ばかりを見ながら下って行く。無事、墓標の裏に出ることができた。
山頂標識 大月市街 岩の上 ヤマツツジ
 帰りは、中央道の工事で集められたのか、葛野川橋の下の石仏群が鎮座しているのを眺めたり、葛野橋から桂川の滑床を眺めながら猿橋駅へと足を運ぶ。

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 二人の山行記録
 2019(R1)年5月13日(月) 晴れ 単独 一周 反時計回り13.387km 5:17
 8:20猿橋駅→8:27中央自動車道を潜る→8:29分岐右へ→8:31分岐左へ→8:46石碑→8:59迷う9:04→9:04分岐左→9:05分岐右→9:14WC9:21→9:24水道施設トンネル→9:29登山口→10:04分岐→10:33コタラ山分岐→10:36山頂10:51→11:00西コース分岐→11:03コタラ山→11:16三角点:葛野→11:50登山口→12:03県道へ→12:11大洞岩へ→12:40大洞岩12:44→13:02県道へ→13:50中央自動車道を潜る→13:37猿橋駅