藻岩スキー神社(標高150m)

 アクセス
 札幌藻岩山スキー場を目指す。広い駐車場から雪友荘のある藻岩山の登山口へ下ると、反対側(山鼻川の右岸)に神社が見える。
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 冬なら第一駐車場から真っ直ぐ下りて来れそうな斜面に「第十一回冬季札幌オリンピック開催記念/札幌藻岩山スキー神社」の看板が見える。何年も神社の前を通っていたが、初めて気がつく。二本の立ち木が柱の代わりになり、立ち木に渡された二本の丸太が笠木と貫になっている。額束には「藻岩スキー神社」の神額が掲げられている。看板には「札幌藻岩山スキー神社」とあるが、神額には「藻岩スキー神社」と書かれているので、正式には「藻岩スキー神社」なのだろう。
 木立には道新の写真と記事が掲示されている。記事には手書きで「イムス(北海タイムス)/S54年4月16日」と書かれていた。記事によるとブランデージ五輪の神(故ブランデージIOC会長)とスカンジナビア地方のスキーの男女神ウルとスカディを祭ってあるようだ。小さな祠にはオリンパスの丘の石(ブランデージ)、エベレスト山頂の石(ウル)、エベレスト8380m付近の石(スカディ)が御神体として祀られているようだ。
神社 道新の記事 北海タイムスの記事
 レルヒ少佐より、一本杖スキーを習った市川達譲の経歴と回想手記も掲示されている。右の柱には鈴木兼太郎氏の回顧録が掲示されている。鈴木家の墓の写真を見ると、「ゆきの華/朝日輝く/もいわ山」と刻まれ、その傍にさっぽろオリンピックの碑が見えていた。墓には草鞋が載っていると思ったら、ワラジムシの屍骸だった。
市川達譲 鈴木兼太郎記 お墓の写真
 

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 二人の散歩路記録
 2015.2.4