松前城(30m)  

 ポイント
 地図は松前城前の観光案内所にある。勝軍山トレッキング(革靴では無理)マップもあるようだ。
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 道の駅「北前船松前」から桜の花に埋まった松前城を遠望して、国道228号線を西に進み道道435号線にUターンするような格好で入る。街路樹が桜なので全町桜に包まれていた。第二駐車場の標識に導かれて松前藩屋敷横の駐車場に入ることが出来た。駐車場からは松前城へと徒歩で下って行く。
 国土地理院の地形図 周辺地図
道の駅から
 道端の案内板を見て、松前藩の墓所の裏を通ると、塀越しに苔むした墓が見えて来る。道は石畳に代り桜の老木の並木に差し掛かる。墓所の正門を振り向くと、見事なケヤキの大木がある。説明板には樹齢370年以上、直径1.8mとある。法幢寺(ほうどうじ)もなかなか時代を感じさせる。
墓所 桜の老木 ケヤキの大木 法幢寺
 寺町なので、法源寺、龍雲寺、善光寺と次々に寺が現れる善光寺の門には仁王像が睨みを利かせている。
法源寺 龍雲寺 善光寺 仁王像
 仁王門の前に血脈桜の伝説が書かれているので、左右の仁王像を見ならが仁王門の中に入って行く。中には、見事に咲いた血脈桜がある。説明板によると樹齢は300年と言う。傍に、ひっそりと義経山の碑が鎮座していた。
仁王像 仁王門 血脈桜 義経山の碑
 芭蕉の句碑「しばらくは花の上なる月夜かな」もあり、本道最古の句碑と言う。松前神社前を通ると、ようやく松前城が見えて来る。神社の横には福山城址の石柱が立っている。
芭蕉の句碑 松前神社 松前城 福山城址
 その傍に記念碑も建っていて、福山城の解説板が嵌め込まれいている。城に近づくと堀があり、堀とさくらを伴った松前城は中々のものだった。早速、登山スタイルの格好だが記念写真を撮す。観光案内所の方に回ると、桜と城が似合っている。
記念碑 記念写真
 入口を素通りして南側から城を見て、堀の周りを辿って天神坂門の夫婦桜を見る。
入口 南側から 夫婦桜
 天神坂門から引き返して、搦手二ノ門へと正規のルートで辿って見る。搦手二ノ門を潜ると城が真正面に見えてくる。
天神坂門 搦手二ノ門前 搦手二ノ門 城の前
 今度は、松前公園に寄って見る。堀を見ようと近づいて見ると2基の記念碑が建っていた。一つには「公立松城尋常小学校」と彫られていた。意外な所に小学校があったことに驚く。
公園から 記念碑 小学校の碑
 阿吽寺(あうんじ)の門の傍には城門「掘上門」の標識があった。霊場八十八ケ所(勝軍山)の山開きは五月十一日と張り紙だしてあった。阿吽寺を後にして桜見本園の中を辿って行くと、青空に白い色の桜やピンクの桜が咲いていた。
阿吽寺 桜見本園 白い桜 ピンクの桜
 再び、駐車場に戻って、今度は第二公園を目指す。駐車場に隣接して北鴎碑林があるが、どう見ても金持ちの道楽としか見えなかった。桜の中を第二公園へと登って行くと、広場が見え展望台がある。広場の入口には、歌碑、文学碑、慰霊碑が建てられていた。
駐車場 歌碑 文学碑 慰霊碑
 展望台から海側を見ると桜の海の向こうに本物の海が見え、白神岬に連なって下北半島、津軽半島、白神山地が見えていた。岩木山には雲がかかっていた。
           ←大
白神岬  下北半島       津軽半島       白神山地
 道の駅「北前船松前」
 帰りに、道の駅「北前船松前」に寄って、津軽海峡を一望する。松前藩の人達は、ここから望郷の思いで津軽海峡の向こうに広がる大地を見ていたのだろうか。
                     ←大
白神岬  下北半島   津軽半島    白神山地

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 二人の散歩路記録
 2010.5.10(月) 晴れ