股下山(820.0m)
=主稜線上のコブ 741.6m 768.5m 786.6m=

 ポイント
 白井岳(国際スキー場)の近くで、つげ山が良く見える。

 アクセス
 小樽内川に沿った定山渓レークライン(道道1号:小樽定山渓線)を札幌国際スキー場方向を目指すと、春香山登山口(夜間駐車禁止)がある。小樽の朝里(冬季夜間通行止:夜19時〜朝7時)からも行ける。
 国土地理院地図  周辺地図
春香小屋尾根(スノーシュー)ルート
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 3月29日<2008(H20)年 往復スノシュー5.004km 登り1:48 下り53>
 小樽内川に架かる秩父橋を渡り、橋の欄干から急な斜面に取り付く。一汗かいて登り切ると白樺主体の平坦な林になる。白樺にはチョコレート色のキノコが生えていた。
秩父橋を渡り 急傾斜を登る 平坦な林に出る キノコ
 展望の無い白樺林を登って行くと、林の切れ間から小舎上山が覗いていた。尾根を登って行くと、展望が開けてくる。左側の斜面には木々が何も無いので、雪崩を疑って尾根を辿る。
白樺林を 小舎上山を つげ山を 左側が何もない
 つげ山は相変わらず頭が見えない。尾根を辿っているとホウノキの大きな実がぶら下っていた。南側には迷沢山と思われる山影が見えて来た。最初のコブ741.6mを振り返り、更に登って行く。
つげ山を ホウノキの実 迷沢山 741.6mのコブを振り返る
 尾根の大きな木を交わしながら、次の768.5mのコブに着く。尾根には雪庇が付いてはいるが転げ落ちるほどではない。用心のため尾根を外さないで辿って行く。もう、赤い色の褪せたツリバナが、カサカサと風に吹かれていた。写真を撮したが、あまりに動いているのでピンボケになってしまった。
大木 768.5mのコブ 雪庇の上を ツリバナ
 倒木の多い尾根越しに頂上が見え出す。頂上直下から頂上を見上げるが、頂上は木立ですっきり見えない。振り返ると丁度、相棒が雪庇の尾根を登っていた。山頂に直登しないで、東側から主稜線に上がる。
頂上が見え出す 頂上が間近に 頂上直下 主稜線
 山頂標識のある木の下に着き、山頂宣言をする。奥のコルに下りて長白稜の1020m峰を拝むはずだったが、白井岳は雲の中なので止める。時間もまだ早いのと、疲れていないので、休まず下ることにする。
 下りは、風倒木が目立つ尾根筋から長白稜が僅かに見え、つげ山も相変わらず頭雲から頭を出さないが、樹木に付いた新雪が綺麗だった。
 平らな林に戻ると、ツアーのご一行さんが登って来た。引率者とあいさつを交わすが、ご一行さんはまだ登り始めだと言うのに口数が少ない。道路の下りは、愛棒が急傾斜は転げ落ちそうだというので、石狩川開発建設部の雨量計から、遠回りをして林道を下る。道路に出て、下って来た林道を左手に見ながら駐車場まで戻る。
頂上(大×) 長白稜を つげ山を 左の林道を見ながら
春香小屋尾根(ツボ足)ルート
 4月10日<2023(R5)年 往復ツボ足4.873km 登り1:24 下り41>
 春香小屋からスノーポンを担いで、小樽内川に架かる秩父橋を渡り、林道の入口から取り付く。直ぐに、林道から離れて沢状地形を登る。平らなシラカバ林を山に向かって真っ直ぐ辿って行くと、行く手に山影が見えて来る。そのまま主稜線に向かって真っ直ぐ登ろうと何度か沢を越えようとしたが、沢が意外と深いので断念して北から登って行く。タケノコ山が見え出すと急登になる。
奇麗な白樺林 山影を 意外と深い沢 タケノコ山
 急登の途中で、大木の朽木が出てくると、つげ山や烏帽子岳が見えてくる。741.6mのコブに近づくとつげ山が見えて来る。
大木の朽木 つげ山 烏帽子岳 つげ山
 741.6mのコブに上がると、銭函峠から南岳、奥手稲山、つげ山、迷沢山、百松沢山、烏帽子岳と一望できた。
                     ←大
銭函峠  南岳       奥手稲山 つげ山       迷沢 百松沢 烏帽子岳
 741.6mのコブから雪庇状の波を打った主稜線を辿って行く。768.5mのコブを越えると、下白壁の尖塔が見えて来る。
波を打った主稜線 下白壁
 786.6mのコブでは、木立の切れ目から下白壁とタケノコ山が見えて来る。下白壁の尖塔や定山渓天狗岳、ヒクタ峰の二つの岩塔も見えて来る。
下白壁とタケノコ山 尖塔 定天・ヒクタ峰
 白壁の尖塔をバックに山頂を仰ぎ見る。15年ぶりに来てみると、新しい四角い山頂標識と、その裏に峯風さんのがあった。山頂では、風が轟轟と鳴っていて、時折、帽子が飛ばされそうになる。奥のコルまで下って、長白稜を横から見たいと思ったが、早々に下山する。もと来た通りに786.6mを越えて、一目散に林道入口に下る。
山頂 山頂標識 786.6m 林道入口
春香小屋沢(スキー)ルート
 1月4日<2002(H14)年 往復スキー 登り2:30 下り59> 北の山游詩:雪の白樺林
 春香山登山口に車を停めて、小樽内川に沿った定山渓レークラインをスキーを手に持って送電線2つ分位下る。まるで、動物園のサル状態で、道行く車からじろじろと見られまくる。
 道路沿いの白樺林に、登れそうな小さな尾根状態のところを見つける。そこから、小さな沢を渡り地図の583m地点を西に辿る。まもなく、小さな尾根に取り付き、しばらく、650mの等高線に沿って股下山の裾を行くが、傾斜がきつくなったので、白井岳側の尾根に乗り換える。時折、スノーモビルの爆音と国際スキー場のアナウンスが聞こえる。
 頂上が間近に見えてきたので、コルに行かず、直登を決意する。白井岳が林の隙間から見えたので、頂上からの景色を期待し力が入る。白井岳を背中にして登るが、傾斜がきつくなりジグを切って登る。途中で雪鶴を見つけた。頂上は、結構人が登っているのか硬く閉まっていた。東につげ山が西側にあるはずの白井岳は林が邪魔で見ることは出来なかった。
山麓から頂上を望む 雪鶴 頂上からつげ山を 頂上(大×)
 帰ろうと思ったら、スキーの金具が歌を歌い出していた。良く聞くと、私バカヨネーといっている。良く見ると、前側のビスがグラグラしてバカになっていた。 しかたなく、車の鍵で閉めつけるが、穴まで歌を歌っているアナダアナダアナダアーナダーと!
頂上直下の斜面 隣の白井岳(長白稜) 屏風岳方向
 股下山を白井岳方向から真横に見ながら下る。
                               ←大
股下山の尾根
 帰りは忘年会で、角田さん口移し?の秘伝を思い出し、一本足でテレマークの練習ができた。しかし、まったく上達はしなかった。下は初心者に丁度良い傾斜と林だった。
林道の様なスロープ 木と雪のゲート 白樺に丸い雪が
 =山頂標識=
 股下山の標高は現在、820.0mだが山頂標識は820.4mのままで修正されていない。
2008年 2023年

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2023(R5)年4月10日(月) 尾根コース 曇り 往復ツボ足4.873km 登り1:24 下り41
 7:30春香小屋駐車場→7:36林道入口→8:24P741.6m→8:34P768.5m→8:41P786.6m→8:54頂上8:55→9:02P786.6m→9:07P768.5m→9:11P741.6m→9:31道路へ→9:36春香小屋駐車場
 2008(H20)年3月29日(土) 尾根コース 曇り・小雪 往復スノーシュー5.007km 登り1:48 下り53
 7:37春香小屋駐車場→橋から斜面へ→8:49P741.6m→9:03P768.5m→9:13P786.6m→9:25頂上9:30→9:36P768.5m→P768.5mトラバース→9:50P741.6m→10:23春香小屋駐車場
 2002(H14)年1月4日(金) 沢コース 曇り スキー 登り2:30 下り59
 8:50春香小屋駐車場→11:20頂上?11:50→12:49春香小屋駐車場