モーラップ一の沢枯滝(標高330m)

 ポイント
 モラップの西側取り付き道路の西側にモーラップ橋があり、その袂にゲートの閉まった林道(総延長2,677m)入口がある。枯れ沢の一の沢に設置された大小15個の砂防ダムを乗り越えると、どん尻に枯滝がある。

 アクセス
 国道276号線をモラップから美笛方向に走ると、モーラップ橋がある。その橋の袂から入る。
 国土地理院地図  GPSトラックは山の地図帳「2018.7.21」へ 周辺地図
 7月21日<2018(H30)年 長靴 往復3.489km 登り47 下り55>
 林道のゲートは閉まっていたが、傍にあるはずの看板はひっくり返って地べたにあった。看板「モーラップ管理車道」も車道の部分が欠けてしまっていた。林道を探せないので、開放的な枯れ沢を辿ることにする。モーラップ橋越しに支笏湖を振り返り火山灰の砂地を歩く。今日は平らで砂地なので長靴にした。最初に倒木が見えてくるので、倒木越えが多いのかなと思いながら辿って行く。一つ目の砂防ダムは真ん中に踏み石があったが、更に高くして乗り越えやすくする。
林道ゲート モーラップ橋を 一の沢 第1砂防ダム
 二つ目は難なく乗り越えるが、ダムの上に炭化した樹木が並んでいた。こんな所で焚火をするのが居るんだと思た(家に帰って調べたら火砕流による炭化木のようだ)。小さな3・4砂防ダムを難なく超えると。銘板「昭和61年度/モーラップ一の沢/第1号床固/小玉木材建設KK/林野庁/苫小牧営林署」の嵌められた砂防ダムが現れる。小さな6番目の砂防ダムも難なく乗り越える。やがて、左手に荒れた道が見えてくるが、車道なのだろうかと思う。次に、銘板「平成21年度/モーラップ一の沢/1号床固/(株)鼻和組/林野庁/石狩森林管理局」の嵌められた7番目の砂防ダムが現れる。
第2砂防ダム 第3・4砂防ダム 第5砂防ダム 第6砂防ダム
 8番目の砂防ダムは一番大きく、銘板「平成21年度/モーラップ一の沢2号床固/(株)鼻和組/林野庁/石狩森林管理局」が嵌められていた。左側は登れそうに無いので、右側を登って見る。地図では車道がこの辺を横切るようだが、その痕跡は発見できなかった。第8砂防ダムの中に下りると、次の第9・10砂防ダムが見えていた。第8砂防ダムの中には鉄板で補強した壁があり、皆さんその上を歩いているようだった。第9・10・11番目の砂防ダムを乗り越えて行く。
第8砂防ダム 第9・10砂防ダム 第8砂防ダムの中 第11砂防ダム
 第12番目は銘板「平成21年度/モーラップ一の沢3号床固/(株)鼻和組/林野庁/石狩森林管理局」が嵌められていた。第13番目の砂防ダムを乗り越えると、第14番目になり銘板「平成20年度/モーラップ一の沢1号床固/(株)小玉/林野庁/石狩森林管理局」が嵌められていた。次の第15番目の砂防ダムには銘板「平成20年度/モーラップ一の沢2号床固/(株)小玉/林野庁/石狩森林管理局」が嵌められていた。
第12砂防ダム 第13砂防ダム 第14砂防ダム 第15砂防ダム
 第15番目の砂防ダムを超えると、目の前に大きな岩壁が立ちはだかる。どうやら、これが枯滝のようだ。岩には苔も生えていて、苔の洞門には及ばないが、暫し、見惚れる。
                     ←大
枯滝
 枯滝の周囲を見回すが、ハイカーが取り付く斜面は見当たらなかった。枯滝で満足して引き返す。一番大きな砂防に下って来て、鉄板の壁に付けられた銘板「平成3年度/モーラップ一の沢/施設災害復旧工事/施行主体苫小牧営林署/請負人新東和建設(株)」」を眺める。この右側の沢を登って行けば枯滝の上にでそうだが、引き返す。帰りに砂防ダムの裏に木材が貼り付けられているのに気が付く。炭化木も散見される。
枯滝を 復旧工事 木が打ち付けられ 炭化した樹木
 モラップ橋を潜って、支笏湖の湖畔に出ると、爽やかな風が体を抜けて行く。
                     ←大
支笏湖
 恵庭岳は雲って見えなかったが、紋別岳やモラップ山が見えていた。
                     ←大
紋別岳    モラップ山           キャンプ場  
 次に、二の沢に向かうが、暑いのと砂地を歩いて結構疲れたので、支笏小橋の所で断念して引き返す。

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2018(H30)年7月21日(土) 曇り、霧雨 長靴 往復2.677m 登り47 下り55 
 
8:23路駐場所→8:45林道出会?→8:47一番大きな砂防ダム→9:10枯滝9:13→9:25一番大きな砂防ダム→9:26林道出会?→9:45モーラップ橋→9:48支笏湖畔9:50→10:02二の沢入口(引き返す)→10:05路駐場所