黒橋(678.4m)八光平(513.4m)    

 ポイント
 黒橋の山頂直下まで林道が延びていて、林道の終点間近の所から、貫気別山、尻別岳、羊蹄山が一望出来る。
喜茂別赤川橋ルート

 アクセス
 中山峠から喜茂別に向って国道230号線を下り、喜茂別町栄の「ドライブイン栄」から左折して喜茂別川に架かる「福島橋」を渡ると、直ぐ左側に広く除雪した事務所「きもべつスノーワールド:スノーモビル発進基地?」があった。「町道日鉄線」の角に駐車して、断りを入れようと事務所に入ると、快く駐車の許可をもらう。嬉しくなって、愛棒の手作りの小物入れを差し出す。最初は、要らないような素振りだったが貰ってくれ、歩くスキーですかと声をかけてくれた。取り付きの町道日鉄線は、福島橋から真っ直ぐ延長線上にある。
 国土地理院地図 GPSトラックは「2012.2.29」の地図帖へ 周辺地図
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 2月29日<2012(H24)年 往復スキー10.056km 登り:2:29 下り:49>
 除雪の雪壁を乗り越えて、町道日鉄線へ上がり、赤川に架かる橋を渡り赤川左岸沿いを進む。左からスノーモビルの走行跡が合流してくる。直ぐに、日鉄鉱業の石垣が見えて来る。奥へと辿って行くと、「民有林道中里線」の看板が埋まっていた。民有林道中里線は右に分岐して行く。中里線に残るスノーモビルの走行跡を辿って行くと、青川へ下る分岐に矢印の看板がある。この看板はスノーモビルが青川に誤って下らないように表示したものなのだろうか。
町道日鉄線へ 中里線分岐 中里線を 分岐に矢印
 振り向くと、冬木立越しに垣間見られていた尻別岳も、高度が上がるに連れて見えて来る。最初は、頂上が雲に隠れていたので、ずいぶん彫りの深い山麓をした羊蹄山だなと勘違いをしていたことに気が付く。何時の間にか、尻別岳に代わって、知来別の573m峰がバックになっていた。尾根を乗り越えて大きく角度を変えると、右手に八光平が見えて来る。地図で見るよりも崖で登れないので、後ろから登って見る。後ろ側には八光平への林道があり難なく登れる。八光平は名前の通り平らな所で、目の前に尻別岳が見えていたが、三角点の位置を表示するものは無かった。林道に戻って、黒橋を目指すと、行く手に三宅森916.9m峰が見えて来る。
尻別岳 573m峰をバックに 八光平 三宅森
  林道は大きくカーブを描いて登って行くと、スノーモビルの走行跡は林道を外れて斜面を登っていったようだ。ここから、新雪のラッセルが始まるが、どうも林道は一回は除雪されているようだった。林道の右側が切れ落ちてくると、遮る物が無くなり、貫気別山、尻別岳、羊蹄山が並んで見える。山頂部分に雲がかかってはいたが圧巻だった。
                     ←大
貫気別山                   尻別岳         羊蹄山
 林道は少し左にカーブして終わるが、振り返ると尻別岳が見えていた。低い除雪の壁を乗り越えて尾根に上がると、雪原が広がっていた。振り向けば尻別岳があり、目の前には827m峰が見えていた。疎林の中に雪の塊があり、まるで三人兄弟が遊んでいるようだった。
尻別岳 827m峰 三人兄弟
 雪原に上がると、遮る物が無く、貫気別山、尻別岳、羊蹄山が並んで見える。晴れていれば、どんな凄い景色になるだろうと想像しながら登って行く。
                     ←大
貫気別山                  尻別岳         羊蹄山
 雪原にはウサギの足跡が疎林から疎林へと横切っていたり、疎林にはスライムの形をした雪の塊を発見する。再びスノーモビルの跡に合流すると、黒橋の山頂が見えて来る。山頂には北側に小さな崖があり覗いてみる。
ウサギの足跡 スライム 黒橋
 827m峰まで行けるかなと、地図を用意してはいたが、12時までには着きそうも無いので止める。早速、山頂に腰掛けて羊蹄山から雲の取れるのを、麦芽風味の炭酸飲料を飲みながら待つが、段々雲行きが怪しくなってきた。
 仕方が無く、827m峰を仰ぎ見、羊蹄山を一望して下山を開始する。山頂から林道終点までの疎林帯はあっという間に滑り降りてしまう。林道はトレースの通り下って行く。
山頂と羊蹄山? 827m峰 羊蹄山 疎林帯を滑る
 

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2012(H24)年2月29日(水) 曇り ほとんどスノーモビル跡 往復スキー10.056km 登り2:29 下り49
 8:33駐車地点→8:47中里線分岐→9:22分岐→9:57八光平→10:26林道終点→11:02山頂11:34→11:42林道終点→12:02分岐→12:15中里線分岐→12:23駐車地点