コウホネ沼(143.8m)   =オロロンライン=

 アクセス
 道道106号線を北上して浜勇知に着くと、「浜勇知園地」があり、こうほねの家やコウホネ沼がある。沼を一周するように遊歩道が延び、海岸線の遊歩道に繋がっている。海岸の遊歩道には立派な岩が配置されている。この岩に座って日没を見ると最高だろう。
 国土地理院地図  周辺地図 GPSトラックは山の地図帖「2009.8.25」へ
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 広い駐車場の一角に建つこうほねの家の中に入ると、8月5日現在だが、コウホネ沼の周りに咲いている花の名前が書かれていた。外に出て、沼の入口に向かうと利尻礼文サロベツ国立公園の説明板や浜勇知園地の案内板があった。地図には名前の無い沼だが、コウホネ沼と言うようだ。
こうほねの家 花暦 国立公園の説明 園地の案内
 遊歩道を時計回りで辿って行くと、利尻島が逆光の中で光って見えた。礼文島は水平線を凸凹にした感じにしか見えない。遊歩道には花暦も設置されているが、今日は、ハマナスだけが見られる程度だった。北側に回り込むと逆光から逃れられる。遊歩道から、海岸線の遊歩道に出ると座りやすい岩が配置されている。
利尻富士 花暦 遊歩道 海岸の遊歩道
 この岩に座ってサンセットでも見るのかなと思い、太陽の方向を見ると、丁度、利尻島が逆光の中にあった。利尻島に太陽が沈むとしたら、きっと素晴らしいだろなと思う。沼の対岸にはこうほねの家も見える。沼を覗くと、ヒツジグサの葉が浮いていた。コウホネやハマナスの説明板も設置されている。
尻島が逆光 こうほねの家 コウホネ沼 コウホネの説明
 ハナショウブの説明板もある。広場に出ると森繁久弥の大きな歌碑と、その傍にハマナスに埋もれ気味にな小さな歌碑があった。
ハナショウブの説明 大きな歌碑 歌碑 小さな歌碑

浜茄子の

咲きみたれたるサロベツの

砂丘の涯の海に立つ富士

森繁久弥

砂丘に燃えたる真っ赤な
ハマナス空と海をカンバスに
そびえ立つ名峰利尻富士
厳しい氷雪に耐え
美しく花開く北國の春を
三十一文字に託した
昭和の名優森繁久弥氏の
一首を利尻・礼文・サロベツ
國立公園指定十五周年
記念としてここに建立する
平成元年六月二十九日
   稚内市長浜森辰雄
 最後に、こうほねの家の屋上に上がり利尻富士とコウホネ沼を見る。礼文島は相変わらず水平線を凸凹にしたように見える。
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こうほねの家の屋上から

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 二人の散歩路記録
 2009年8月25日(火) 晴れ