岐登牛山(456.5m)
北展望台427m 南展望台416m 展望台365m 展望閣360m

 ポイント
 展望閣から取り付くと、登山道が良く分かる。岐登牛山は岩が多くいかにもキトピロが自生しているようだ。名前の由来は、アイヌ語で(Kito-us-nupuri)キトピロがある山の意がある。
岐登牛森林公園コース

 アクセス
 東川町市街からキャンモアスキー場(岐登牛森林公園)が見える。キトウシ森林公園家族旅行村のHP参照
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2018.9.18」へ Google Map
 9月18日<2018(H30)年 一周3.297km 登り36 下り27>
 岐登牛山の舗装道路を車で上って行くと、駐車場に辿り着く。片隅に由緒書きがあり読むと、今上がってきた道路は自衛隊の協力で出来たようだ。愛棒と別れて、石段を登って行くと、目の前に展望閣が現れる。由緒書きを見ると、東川町開基80年を記念して昭和49(1974)年に建築したようだ。展望閣の中に入るのは最後にしようと先を急ぐ。
由緒書き 石段を 展望閣 由緒書き
 遊歩道の案内図を見て、展望台、南展望台、山頂、北展望台の順に回ろうと南コブを目指す。遊歩道の入口にも案内板があるが、365mの展望台の表示がない。遊歩道は奇麗に整備されて快適だった。小さな赤い岩(チャート)も横たわっていた。
遊歩道の案内図 南コブ 遊歩道案内 遊歩道と赤い岩
 岐登牛山は岩山の様で露岩が至ところに見られる。樹木の名札があるが掠れて読めない。365mの展望台にはベンチが整備され、東川町市街地が望める。ベンチ横には道標「South Observation Deck/南展望台まで700m」が木立に打ち付けられている。英語表記は珍しいが、英語表記が先に記されているのも珍しと思う。道標に従い南展望台へと向かう。
露岩 ベンチ 展望台から 道標
 途中の赤い岩(チャート)があるこの岩は約1億5000万年前に海の中にあったというから驚きだ。赤い岩を過ぎると分岐になる。分岐には道標「To Summit South Observation Deck/山頂・南展望台方面→」「←To North Observation Deck/北展望台方面」がり、南展望台へと向かう。更に分岐があり、道標「←Mt.Kitoushi Summit/岐登牛山頂上まで500m」「South Observation Deck/南展望台まで200m」がある。ここから、一旦南展望台へと向かう。大きな岩の陰に南展望台があった。
赤い岩(チャート) 分岐 分岐 南展望台
 ベンチのある南展望台からは、先程の展望台よりも広い範囲が見えた。水田は黄金色に輝いていた。
           ←大
南展望台から黄金色の水田
 南展望台からは、先程の分岐に引き返して行く。振り返ると金庫の形をした灰色の岩がある。この岩は約100万年前に大雪山の噴火で火砕流が固まった安山岩のようだ。来た道なので余裕が出来て、岩や岩の道を眺めながら分岐に辿り着く。山頂への分岐にはこけしの様な岩がある。
南展望台 金庫岩 岩の道 コケシ岩
 一旦、ゲレンデに出ると黄金色に実った水田地帯が一望される。ゲレンデを登って白いトイレに設置されているリフトの山頂駅を目指す。山頂駅からも平野が一望できる。山頂へは、道標「Summit Trail Entrance/山頂入口」がある。
ゲレンデ 山頂口が 山頂入口
 山頂には、可愛い山頂標識が木立に打ち付けられていた。三角点は薄い藪の中に見える。展望が無いので早々に、北展望台へと向かうと、道標「←To North Observation Deck/北展望台方面」がある。直ぐに、ゲレンデに出て、ゲレンデを自由に下って行く。
山頂 三角点 道標 北展望台へ
 ゲレンデの分岐には、新しい道標「←To North Observation Deck/北展望台方面」と古い掠れた道標がある。ゲレンデの奥に進むと切り通し状になっていて、右手に北展望台の入口がある。入口には道標「Observation Deck Entrance/北展望台入口→」がある。
道標 古い道標 ゲレンデの奥に 北展望台口
 北展望台の入口にも赤い岩(チャート)があった。北展望台からは木立が邪魔して展望は限られている。北展望台の足元にある岩自体が赤い岩(チャート)のように感じた。
赤い岩(チャート) 北展望台
 遊歩道にはクマの糞と紛らわしいタヌキの糞が落ちていた。入口のゲレンデを奥に進み林の中に入ると、再び、タヌキの糞が落ちていた。遊歩道を下って行くと、古いタヌキの糞があった。3回もタヌキの糞を見てしまって、臭い臭いを思い出し胸が悪くなる。帰りは、展望閣に寄って、パノラマを眺めようと思ったが、リフトの下に来た時に、気分が変わって真っすぐ下って行く。愛棒に電話をすると下で手を振っていた。駐車場に着いて山頂を見上げて終わる。
タヌキの糞 リフトの下を 駐車場から
 展望閣からの景色を見忘れたのが残念だった。はじめに見ておけばよかったと後悔する。麓のキャンプ場辺りからも遊歩道が延びているので、次回は山麓から登ってみようと思う。

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2018(H30)年9月18日(火) 曇り 単独 総歩行距離3.297km 登り36 下り27
 12:36展望閣駐車場→12:39展望閣→12:44展望台→12:54頂上・南展望台分岐→12:57南展望台→13:03頂上分岐→13:12頂上13:14→13:21北展望台→13:25リフト下→13:41.物産センター駐車場