岩内岳(1085m) |
ポイント 頂上は岩場で、岩内の青い海と青空がすごく綺麗で、展望は最高。 |
時期 | 6/16 | 7/11 | 9/20 | 9/20 | 9/23 | 10/7 |
アクセス 地図を見ると岩内市街の南側に下手くそなカーボーイが輪投げをしたような形の道路がある。その先に、ニセコ岩内国際スキー場の駐車場があり、更に奥に行くと水色の屋根が目印となるセンターハウスとなり、その手前に駐車できる。駐車場には古びたニセコの山々の木でできた地図が掲示されている。その反対側に、岩内岳登山口の看板がある。 国土地理院地図 周辺地図 |
|
6月16日<2007(H19)年 往復9.539km(1173m峰の下まで) 登り2:40 下り2:16> |
今日は当丸峠の両古美山と無沢1の予定だったが、当丸峠は山菜採りの車の洪水で、人に酔いそうなので岩内岳に変更した。岩内岳の駐車場には一番乗りだった。準備をしていると、ご夫婦が到着し、一緒に準備を始める。「駐車場が分かり難いですね」と言われるが、返答に迷う。車を良く見ると、途中の道路の真ん中に停まっていた車だった。 登山道の入口には標識自体右矢印だが、真っ直ぐ旧スキー場のゲレンデを登って行く。始めから急登を強いられるが、相棒の頭には当丸峠で採りそこなった山菜のことで一杯のようだ。そのためか、、登って直ぐ道端の山菜採りを始める。今日は時間がかかる予感がする。何時ものとおり、旧第一リフトに沿ってグングン高度を上げて登って行く。今日の相棒は山菜モードなのか、探しながら登って行くが収穫は皆無に等しい。山菜採りが居ないわけが分かったようだ。振り返ると青い海の岩内港と整然とした市街地が綺麗に見える。今日は天気が良いので、青空の下に岩内岳を仰ぎ見ながら旧ゲレンデを登って行く。 |
登山口 | 岩内の市街が | 岩内岳を望む | 旧ゲレンデを登る |
旧第一リフトを過ぎると、右から「いわないリゾートパーク(オートキャンプ場)」からの道が合流する。旧第二リフト沿いからは展望の利かない道となる。愛棒は何故か藪にらみで登って行くが、ササノコは中々見つからない。道端にはまだマイズルソウが咲いていた。 登山道が角度を変え平坦な道を辿ると、旧第三リフトの山頂駅跡となり、「山頂へ」の標識も出てきて、本格的な尾根の登山道となる。 |
岩内湾と積丹 | 何故か藪にらみに | マイズルソウ | 旧第三リフトの山頂駅跡 |
オオカメノキの白い花は綺麗に咲いていたが、ハイマツに触るたびに花粉が舞うので、カメラが心配で手でかばいながら登る。岩の上に綺麗な色のコガネムシがいたが、中々上手く写せなかった。再び、若葉の綺麗なトンネルの中を登って行く。左側に、謎の踏み跡を発見し少し辿るが、まだまだ奥へ行けそうだった。隣の、ゲレンデにでも通じているのかは不明だった。再び展望が開け岩内湾と積丹の山々が見えてくる。 |
オオカメノキ | 岩内湾と積丹 | 若葉のトンネル | 岩内湾と積丹の山々が |
隣の尾根には木立越しに僅かに残雪が残る三角点「敷島内:997.4m」が見えていた。再び岩内湾と積丹の山々が望める。大きな岩のある岩場を通り過ぎると、7合目の標識が出てくる。振り返ると相変わらず、青い海の岩内港と積丹の山々を望むことができる。痩せ気味のには尾根道には珍しいアカエゾマツも顔をだすが、すっきりとした展望が得られない尾根道を登って行く。8合目の標識を過ぎると、隣の1174m峰やその後ろに、雷電山が僅かに望まれるようになる。 |
三角点敷島内997.4mを | 7合目の展望 | 7合目の標識 | 1174m峰と雷電山 |
直ぐそこに見えている9合目の標識に向かって、岩場を登って行く。真っ青な空の下を登って行くと、岩陰にはミヤマオダマキがひっそりと咲いていた。9合目の標識はケルン風になっていて、腰掛けると大展望が広がっていた。足元を見ると、なんとしたことか、ペットボトルが2本と鼻をかんだと思われるティッシュが捨てられていた。帰りに回収しようと、風で飛ばないように石の下に確保しておく。9合目を越えると、頂上手前の避難小屋が見え出す。 |
岩場を登る | ミヤマオダマキ | 9合目の展望 | 避難小屋が見え出す |
山頂に近づくと360°の大展望が広がっていたが、羊蹄山もニセコ連峰の肩越しに頭を出していた。山頂に着くと奥に目国内岳が残雪を纏った姿を見せる。山頂には大きな三角点があり、写真に写す。一段と、展望の良い山頂から岩内の湾や積丹の山々を見る。 |
羊蹄山を | 頂上 | 三角点 | 岩内湾と積丹 |
岩内のゴミ焼却場の煙突から煙が出ていない。何となく、空気が美味く感じられる。山頂標識は95年代と同じく海側をバックに立っていて、逆光で写さなくても良くなっていた。山頂から360°の風景を写すが、まだ、昼食には時間が早かったので、パンケメクンナイ湿原を見に行く。 |
積丹岳 八内岳 余市岳 無意根 ワイス イワオ 羊蹄山 |
羊蹄 チセ シャクナゲ 前目国内 昆布 目国内 幌内川1174m峰 雷電山 |
目国内 1174m峰 雷電 敷島内997.4m 熊野 |
頂上の外れからパンケメクンナイ湿原を見渡すと、真っ青な沼が見えたので傍まで行って見ることにした。湿原を目指し下って行くと、コケモモが可愛い花を咲かせていた。ハイマツ帯で、ハイマツの根に足を取られ、膝から転んでしまう。幸い、膝は岩を避けてハイマツの根に当たり、赤くなった程度で済む。雷電山と目国内岳の分岐を過ぎて、目国内方向に下って行くと、雪渓が現れる。雪渓の傍には、雪解け水が溜まったような沼が現れ、目国内岳をバックに写真を写す。 |
パンケメクンナイ湿原へ | コケモモ | 分岐手前 | 雪渓が現れる |
道が雪渓に消えてしまうので、雪渓の上を辿って行く。直ぐそこに見えるが中々着かないので、愛棒はリタイヤする。私だけが、沼の写真を写しに行くが、愛棒を振り返ると、その後ろに岩内岳があり、結構下って来たことを実感する。ようやく、1173m峰の下に着き、真っ青な沼を写すことごができ、満足して引き返す。 |
雪渓を辿る | 岩内岳を振り返る | 目国内岳と沼 | 真っ青な沼 |
岩内岳への帰り道は遠く感じられた。雪解け水で出来たと思われる沼は結構な大きさに見えた。登り返しながらシラネアオイ、ツバメオモトの咲く登山道を辿る。 |
岩内岳に引き返す | 雪解け水の沼? | シラネアオイ | ツバメオモト |
チシマキンバイも咲いていて、来て良かったと思う。歩き難いハイマツ帯を登って行き、山頂直下の岩場に差し掛かると、羊蹄山とニセコ連峰が良く見えていた。 |
チシマキンバイ | ハイマツ帯を | 山頂直下 | 羊蹄山とニセコ連峰 |
山頂から避難小屋、真っ青な岩内湾、積丹の山々を目の前にして、ザレ場を下って行く。9合目に到着してペットボトル2本、チリ紙3個を回収し、綺麗な岩内湾に見惚れていたら、目の前の藪にペットボトルが2本捨てられていた。仕方が無く、2本も回収して下る。 |
避難小屋に向かって | 岩内湾を目の前に | 岩内湾と積丹の山々 | 9合目 |
ザレ場から8合目を目指して下ると、アカミノイヌツゲと思われる可愛い花が咲いていた。8合目を過ぎ、7合目が近くなるとアカエゾマツが現れる。旧第三リフトを過ぎて、ササノコが無いか、藪にらみをしながら下って行くと、今度はペットボトル5本を見つける。これでペットボトルは9本になってしまった。前回も、ゴミが多かったが、今回も多く驚く。トイレ跡のティッシュも目立つ。 駐車場が見える頃、相棒が山菜採りを始めて中々駐車場に着かない。 |
8合目を目指して | アカミノイヌツゲ | アカエゾマツの中を | ゲレンデを下る |
=道中記= 帰りに、赤井川の無人野菜販売でイチゴ、ニラ、大豆を買う。イチゴは昔の品種で美味しいが日持ちがしないので車の中で食べてしまう。 小樽の旧南樽市場へも行き、シャケのアラ、かまぼこを買い、パン屋に寄って昔懐かしい味のパンを買う。亀十は自動ドアになっていたのにはびっくりする。 |
7月11日<1999(H11)年 登り2:37 下り1:49> |
|
今日は雨の予報だったので、登山道の確りしている岩内岳にしたが、快晴となり気温も上がり、炎天下の登山となってしまった。登るに連れてバテバテになり、ようやく山頂に辿り着く。 山頂からは、ニセコの山々が見えたが、羊蹄山は雲の中だった。眼下に、今日もゴミ焼却場の煙がニセコの山々になびいていた。 |
9月20日<1998(H10)年 登り2:27 下り1:52> |
今日は、駐車場に入ると既に3台が停まっていた。天気が良く、山頂からはナンヌプリ越しに羊蹄山が見えていた。間近には目国内岳、縦走路の延びる先に雷電山が見え、岩内の海の上に積丹の山々が見えていた。 |
羊蹄山 | 目国内岳(大×) | 雷電山 | 積丹の山々(大×) |
山頂標識と記念写真を撮し、青空を見ながら、ひっくり返っていたら、顔の様な雲、V字の雲、サメの様な雲が流れていた。 |
山頂(大×) | 顔の様な雲 | V字の雲 | サメの様な雲 |
9月20日<1997(H9)年 登り2:04 下り1:55> |
|
スキー場跡の第一リフトから第二リフト跡まではあまり景色が良くないが、7合目から8合目まで上がると、景色が良くなって来る。8合目を過ぎるとガレ場になり一段と景色が良くなって来る。非難小屋が見えて来ると、山頂は直ぐだった。 頂上に上がると、ニセコの山々が一望出来る。日溜りのある目国内岳川の山頂に陣取って昼食をする。 眼下にあるゴミ焼却場から煙がニセコの山々になびいていて、複雑な心境になる。 |
目国内岳 パンケメクンナイ湿原 |
9月23日<2004(H16)年 往復7.228km 登り2:45 下り1:39> |
登山道は旧スキー場のゲレンデだけあって、始めから急登を強いられる。夏草が生い茂っている道は第一リフトに沿ってグングン高度を上げて登って行く。今日は相棒の調子が悪ので、何度も休みながらスローペースで登る。休むたびに振り返ると青い海の岩内港と整然とした市街地が綺麗に見える。 旧第一リフトが終わるころ、右から「いわないリゾートパーク(オートキャンプ場)」からの道が合流する。旧第二リフトからはリフトを左に見る格好で展望の利かない道となるが、また、山頂が真っ直ぐに見えるようになる。物凄く三角の峰が頂上の右に見えてもくる。 |
振り返ると青い海 | 目指す岩内岳 | 旧第一リフトを過ぎる | 頂上の右に三角な峰 |
登山道が角度を変えだすと、急に平坦になり、旧第三リフトの山頂駅跡となる。前に来たときには、まだ、板が腐ってはいなかったので、登ることが出来たのだが、今は危険な状態だ。「山頂へ」の標識も出てきて、本格的な尾根の登山道となる。大きな岩のある岩場を通り過ぎると、7合目の標識が出てくる。一息入れようと、振り返ると相変わらず、青い海の岩内港と整然とした市街地を望むことができる。痩せ気味の少し紅葉しかけた尾根道を辿ると、珍しくアカエゾマツが顔をだす。尾根道は紅葉のトンネルとなり日光が綺麗に差していた。 |
大きな岩のある岩場 | 7合目の展望 | 紅葉の中から山頂を望む | 紅葉のトンネル |
8合目の標識が出てくるころ、相棒は先に行けと言う、よっぽど苦しいらしいく、岩に腰をかけた。後どの位で頂上かというので、GPSで位置を確認させると、元気が出たのかまた歩き出す。振り返ると相変わらず綺麗な海が広がっている。右手には雷電山が迫ってくる。登って来るときに三角に見えたと思われる峰も姿を現す。9合目の岩場は太陽に向って登ることになる。 |
8合目 | 青い湾が大きく | 雷電山を見上げる | 太陽に向って登る |
9合目の岩場からは大展望が広がている。山頂からは狼煙のような雲が出てきていた。太陽を真正面に受ける登りも平になるころ、小屋が見えて安心する。もうそこが山頂だと言うと、元気良く最後の登りを登って行く。山頂に近づくと360°の大展望が広がっていたが、何故かニセコと羊蹄山の所だけが、雲が沸いて出てきてた。 |
岩場を登る | 狼煙のような雲が湧く | 小屋と山頂 | ニセコから雲が湧く |
山頂に着いても、相棒は元気なく、楽しみにしていたビールもおにぎりも食べなかった。その代わりココアが欲しいという。立て続けに2杯飲むと少し疲れが取れたようだった。相棒を残して、パンケメクンナイ湿原の紅葉を見に行こうとしたが、相棒は置いて行くなと言う。これ以上、疲れさせるわけにもいかず、あきらめて、頂上の外れから湿原を見て来た。その間も心配そうに見てた。 山頂に戻ってくると、おにぎりとビールを飲んでみるというので、早い昼食にする。今日は岩内のゴミ焼却場はお休みのようで、煙突から煙が出ていない。何となく、空気が美味く感じられる。 岩内の青い海を見たり、目の前で青空から白い雲が突然出てきたと思ったら、次には青空に吸い込まれるように無くなるのを見ていたら、眠たくなって、岩の上で寝てしまう。なんとは無く、目が覚めると相棒がこちらを向いていた。ニセコから雲も少し取れ出し、アンヌプリと羊蹄山が重なって見える。その左に風不死岳があり、その左に恵庭岳が特色のある頭を出していた。 山頂の標識の前で記念写真を撮ろうと思って見ると、やはり、山頂標識の字は海側を向いていた。95年には海側をバックに写せたが、今は目国内岳をバックに逆光で写さなければならない。 |
山頂 | 岩内の綺麗な海 | ニセコから雲が取れだす | 山頂へ帰る |
山頂標識の前でどうやって撮ろうかと、散らかしていた道具を整理してながら考えていると、目国内のほうから男性が上がってきた。着くなり、カメラのシャッターを押して欲しいという。押し終えると、今度は岩内方向から団体さんが登ってきた。写真は諦めて、早々に退散することにするが、一応、パンケメクンナイ湿原を見に行く。山頂へ帰ると昼のサイレンが聞こえてきた。もう、山頂に1時間半も居ることに気が付く。 |
積丹岳 八内岳 余市岳 無意根 |
ワイス イワオ 羊蹄 アンヌ チセ シャク 目国内岳 湿原 |
幌内川1174m峰 雷電山 熊野山 |
帰りは青い海に向って、岩場を駆け下り、ハイマツのトンネルを抜け、時には紅葉を見ながら順調に下る。 |
青い海に向って | 岩場を下り | ハイマツのトンネルを抜け | 紅葉を見ながら |
赤いツリバナを見たり、猛毒といわれているベニテングダケを見ながら下って行くと、旧第一リフトの山頂駅だった。キャンプ場の分岐の看板も目に付くが、キャンプ場側の道は少し荒れ気味のようだった。 集めたごみは「カメラのリモコン」「地図の入った書類入れ」「古いワンカップ」「紙コップ」「割り箸の包装紙」などだった。 最後の下りで、モーターバイクが上がってきた。2サイクルの独特の排気ガスを振りまいて登って行く。がっかり! |
ツリバナ | 毒のベニテングダケ | 旧第一リフトを | キャンプ場分岐 |
=道中記= 帰りに、赤井川の無人野菜販売をしている農家に立ち寄り、スイートコーンをわけてもらう。畑には伝助スイカ(黒い爆弾状)があり、高いので食べたことがないと言うと、200円〜300円で良いという。100円がもう無いというと、笑って持って行きなさいと言う。 小樽の旧南樽市場へ行き、魚屋でカジカを1匹買うと2匹付いてきた。次に、かまぼこを買い、パン屋に寄って昔懐かしい味のパンを買う。山の帰りに付けたしのようだが墓参りもした。ラッキーな日だった(^_^)/ |
10月7日<1995(H7)年 登り2:30> |
|
初めての岩内岳は、山が雪化粧する時期だった。スキー場から登り始めたが、振り返ると岩内の海が綺麗に見えた。山頂直下にある小屋の周辺には所々に初雪が残っていた。 山頂に辿り着くと、目国内岳、雷電山、が間近に見え、岩内の海が真っ青だった。山頂の岩場の影に陣取って昼食をして、下るが、途中から寒くなりカッパを着込む。 |
二人の山行記録もくじへ 次岩内森林公園へ アソビホロケール山へ |
二人の山行記録 (遊びの時間含む)
|