袴腰岳(1108.4m) |
ポイント 道南の林道としては良い状態だが、道が狭い所があるので、退避場を考えながら車を走らせる。地元の方々が登山道に笹狩りをしているので、藪漕ぎは無い。晴れていれば、下北半島まで見えるところだ。横津岳からも辿れる。 |
新中野ダムコース |
アクセス 函館IC近くの赤川から「新中野ダム」を目指す。新中野ダム前は「亀田川水源の森」と呼ばれ、桜が満開の綺麗な公園だ。ダムを正面に見て左側のUターンする格好の道に入る。ダムを過ぎて、赤井川沿いの「赤井林道」を進むと道の真ん中に入林届ポスト、その傍に登山案内図があった。登山口へは更に奥へと進むと、「新中野ダム袴腰雨量局」の看板の架かったアメダス施設があり、「アメダス登山口」の標識もある。駐車場は5〜6台程度のスペースがある。 国土地理院地図 GPSトラックは「2007.5.12」の地図帖へ 周辺地図 |
新中野ダム | 新中野ダムを振り返る | 入林届ポスト | 袴腰岳登山案内図 |
5月12日 <2007(H19)年 登り2:35 下り2:09> |
アメダス登山口から針葉樹の暗い森の中へと入って行く。森の中にはミズバショウが咲いている湿地があったり、エゾイチゲ、エンレイソウ、エゾエンゴサクの春の花が僅かに見られる。暗い森を抜けると作業道に出て「左20mに登山道あり」の道標に導かれて左へ行く。作業道から再び暗い森に入る。 |
アメダス登山口 | ミズバショウの中を | 作業道へ | 再び林へ |
アメダス登山口へ続いていると思われる林道へ出ると、「袴腰岳まずは三叉路へ」の標識や袴腰岳の反対になった道標が現れ、左へ辿ると三叉路には「200m先登山道あり」の道標があり、右側へ進むと道がカーブしかかったところに「袴腰岳登山口」の看板があった。 |
林道へ | まずは三叉路へ | 200m先登山道 | 登山口 |
依然として暗い針葉樹の林の中を登って行き、傾斜が緩むころ明るい森に変わっていたが、残雪が多くなる。この平らな場所は地図にある「わらび平」に違いないと思う。平らな所も束の間で、また、直ぐに登りになる。登って行くと、目の前が開けて来て、上がると三角山だった。三角山からは下りになり、コルからは残雪がびっしりあり、冬山状態になる。おまけにガスで見通しが悪く、夏道を探すのは容易ではなくなる。 |
白樺林へ | 笹原を登る | 三角山から下る | ガスで見通しが |
夏道は尾根に付いているので、取りあえず尾根上を進んで行くことにする。尾根が細くなると夏道が顔をだすが、再び、平らな雪原となる。雪原を上がり切ると、1000mのコブの尾根上だった。 一瞬ガスが取れて、山頂や横津岳が顔を出すが、直ぐに押し寄せる雲に隠れる。山頂と思っていたピークは実は1000mのコブだった。登山道はコルの付近に見えていたので、1000mのコブの向って左側に進み、沢沿いに付いている夏道の切れ端を見つけて硬く締まった雪の上をキックステップで登って行く。登って来た沢沿いの道を振り返り、帰りは雪が柔らかくなっていることを祈る。 |
尾根道を | 尾根に上がり頂上を | 一瞬横津岳が | 沢沿いの登りを振り返る |
幸い主稜線には雪が無く、辿る頃には雲も取れて来たのでラッキーだった。山頂への道は西斜面にジグザウに付けられている。東側は雲も無く、泣面山が見えていたが、西側は相変わらず雲が函館方向から上がって来きていて、横津岳が一瞬見えたが直ぐに消えてしまう。 |
山頂へ | 横津岳が一瞬見える | 泣面山が | 雲が押し寄せ |
山頂へ到着するが辺りは真っ白だった。三角点の高みに腰かけ、少し早目の昼食とする。それでも、山頂の上には雲がかかっていなかったので、ポカポカと暖かだった。 帰りに地べたに置いてあった山頂標識を見つけて記念写真を写す。帰りは泣面山や熊泊山を見ながら下る。コルから雪の上を1000mP方向へ進む。 |
山頂 | 山頂標識を | 熊泊山 | 1000mPへ |
下山は展望が無く、ガスがかかっているので、ひたすら足跡を辿りながら下る。三角山からの下りでガスが取れて目の前に庄司山や函館山が望まれた。三角山の下りは笹原だったこともありラッキーだった。 再び、暗いトドマツの林の中を辿って行くが、朝には寝ぼけていて移していなかった紫色のエゾイチゲを写そうとするが、天気が悪いのでまだ寝ぼけ顔だった。 |
三角山の標識 | 庄司山を | 函館山を | 紫のエゾイチゲ |
暗いトドマツの林の中に咲いているエンレイソウを写したり、花を見ながら下って行く。ブナの木には道標が食い込んでいたが、良く見ると熊の爪跡も付いていた。ミズバショウも間近にあったので写して見る。 |
? | エンレイソウ | 熊の爪跡 | ミズバショウ |
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二人の山行記録 2007(H19).5.12(土) 新中野ダムコース 晴れ 8:36アメダス登山口=分岐=9:10登山口=わらび平=白樺街道=10:10三角山→10:56コル→11:11袴腰岳11:41→12:29三角山→13:16登山口→13:50アメダス登山口 |