遠藤山(735.4m)穴滝(410m)於古発山(708m)天狗山(532.5m)   

 ポイント
 取り付きの天神・常盤線(作業道)は長く単調で展望もないが、穴滝は一見の価値がある。遠藤山や於古発山は展望が全くない。
奥沢水源地→天狗山縦走コース

 アクセス
 小樽の奥沢水源池を目指す。奥沢十字路を山側へ何所までも真っ直ぐ行くだけ。浄水場へ登る道の下に駐車場所がある。駐車場所は天神・常盤線(作業道)の入口になる。
 国土地理院地図 Google マップ
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 7月24日<2004(H16)年 天神浄水場⇒1:29⇒穴滝⇒1:20⇒遠藤山⇒22⇒於古発山⇒48⇒天狗山>
北の山游詩:暗黒の光
 小樽の奥沢水源地に孫連れの相棒に車で送ってもらう。天狗山で合流することにして天神浄水場前を見送られて出発する。道を進むとエゾニワトコが真っ赤な実を付けていた。下って行くと水源地の奥にある橋に出てしまう。始めに右に行くところ、左の道を選んだことに気が付いた。引き返すのも時間のロスなので、藪漕ぎで上の天神・常盤線(作業道)にでる。
 勝内川沿いの天神・常盤線(作業道)から白井沢林道が左に分かれるが、そのまま直進するとまたゲートが現れる。ゲートが過ぎた辺りから、右に古の道が天狗山に付いているはずだが、特定はできなかった。
右がゲート付き作業道 エゾニワトコ 白井沢林道分岐 ゲート
 道端に珍しく、「穴滝3.4km・遠藤山5.2km」の標識が初めて現れる。道端にはオカトラノオ、ヤマブキショウマ、エゾアジサイが咲いていた。左側にあるはずの「雨乞の滝」の標識は無く、それらしい道は分岐するが、滝の音もしないので、通り過ぎる。
 送電線が見えてきたので、送電線の左にあるはずの「赤岩」を探すが、見つからなかった。送電線下には木段があり登れると思うが、地図を見るとアップダウンがありそうだ。
 山に向って作業道が付いているが、何処まで行けるのか興味があったが、時間が無いので見過ごす。
穴滝3.4k遠藤5.8k オカトラノオ ヤマブキショウマ エゾアジサイ
 やがて、天神・常盤線(作業道)が勝内川を横切る頃、一段と川の流れる音が大きくなり、滝に近づいたことを教えてくれているようだった。天神・常盤線(作業道)は松倉岩の方向へ上りだし遠藤山から遠ざかるようで不安になりだしたら、右に小さな標識が現れる。どうも地図の位置と違うような気がするが、今日はGPSが入院中なので確認のしようがない。それに、ガイドブックにある標識「穴滝0.9km、遠藤山2.7km」が無く、替わりに「穴滝・入口0.3km」とあった。道を入って行くと勝内川にスーパー管の橋があり渡る。流石に水源地の源流だけあって綺麗な流れで感心する。
穴滝の入口 穴滝の看板 スーパー管の橋 綺麗な水源
 小川となった勝内川の縁を辿ると奥に洞窟が現れる。音はするが滝が見えない。洞窟に入って初めて滝の姿を目にする。今日は暑く、穴滝もそんなに冷え冷えでは無かったが、黒く見える岩と日の光を乱反射する滝は見事だった。冬は氷筍が出来ている可能性があるので、冬にも来てみようと思う。滝の流れは綺麗なのだが、洞窟は私も相棒もあまり好きではないので、早々に立ち去る。
目の前に洞窟が 洞窟の奥に滝が 日光を乱反射する滝 洞窟の出口
 穴滝の道の途中から、遠藤山へ行く道の分岐には標識は無く、ピンクのテープがあるだけだった。無ければ地図を持っていない人は不安で行けないと思う。しかも、道は背の低い草に覆われていた。この状況も直ぐに整備された道に変わる。

 途中で穴滝の標識のある分岐は左に進む。遠藤山からの下りでは間違い易いところに違いない。遠藤山への登りは暑くてバテた。小休止して下着に風を入れ体を冷やし、それでも足りなくて懐に凍らせたペットボトルをいれ、強制冷却する。
 何時までたっても単調な登りで、頂上近くになって平らになり西へ進むので道を間違えたかと少し不安になるが、間もなく山頂だった。隣のパラボラアンテナが風に吹かれる音を聞きながら少し遅い昼食をとる。毛無山への道があるか確認のため丸山への道を下ろうと思ったが結構下るので止めた。
遠藤山分岐(下流から) 良く整備された道もある 途中の分岐(上から) 頂上
 遠藤山から天狗山目掛けて結構滑る道を一気に下る。途中塩谷方向から登ってくる作業道に合流する。合流地点の道端には小樽自然歩道の案内看板が地べたに置かれていた。小樽市の財政事情が悪いのが実感される。また、遊歩道み戻って於古発山へ進む。途中で「於古発山0.9km」の標識が出てくるが、地図では於古発山の山頂のようだ。
頂上の標識 遠くに天狗山を 車道合流地点 於古発山0.9km
 間もなく、三叉路になり「おたる自然の村」への道が分ける。天狗山へは3km、観光道路までは1.5kmの表示がしてある。この分岐でまた暑さのため小休止を余儀なくされた。ふくらはぎが腫ってしまったので、石に座り伸ばす。休みついでに娘に電話をすると相棒は孫とシューターで遊んでいるとのことだった。この分岐から、突然、手入れの行き届いた道になる。また、元気を取り戻して下ると、送電線の下に出て、松倉岩が望めた。次の展望所から朝里の海は見えるのだが、ほんの少しだった。天狗山1.7kmの標識があり単調な遊歩道が終わることを祈る。いこいの森という所へも行けるようだ。
天狗山3kmの分岐 松倉岩(大×) 展望所 天狗山1.7km
 やがて、天狗山800mの標識を通過し、先を急ぐ。ここからも観光道路に下る草茫々の道がある。道の真ん中に小樽市街が見えやれやれと思う。天狗山の終点だった。
 三人はリスの小屋の中でリスに餌をやっていた。みんなで、山頂レストランで小樽を見下ろしはがらアイスクリームを食べる。孫と娘はロープウェーで下り、相棒と私は車で山麓駅へ向う。
天狗山800m 小樽市街が見え出す 天狗山終点 小樽市街を一望

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 山行記録
 2004(H16)年7月24日(土)
曇り 縦走 3:19
 10:04天神浄水場→10:24白井沢林道分岐→10:26遠藤山5.2km→11:03送電線下→11:26穴滝入口→11:29遠藤山分岐→11:33穴滝11:38→12:13穴滝標識→12:58遠藤山13:12→13:24車道合流→13:34於古発山0.9km→13:43天狗山3km13:51→14:05大曲展望所→14:09天狗山1.7km→14:27天狗山800km→14:39天狗山